老後の資産形成の必要性が高まる中、ネット証券での資産運用に対して注目度が上がっています。
ネット証券にて口座を開設する際は、各会社の金融商品や銘柄、ポイントサービスなどを比較して、自分の投資スタイルに適したネット証券を選択する必要があります。
上記のような疑問を解決するため、本記事ではネット証券一覧から取り扱い商品や手数料などを比較します。
ネット証券も幅広く紹介しているため、利用しやすいネット証券を見つけて、将来に向けた資産運用を始めてみませんか?
【2024年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
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ネット証券一覧
ネット証券7社を一覧でみていきましょう。
- 楽天証券
- SBI証券
- 松井証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- GMOクリック証券
- 岡三オンライン
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
楽天証券は、大手オンラインマーケット「楽天市場」を運営する楽天グループが提供するネット証券です。
ネット証券ランキングでも常に上位に位置し、SBI証券に並ぶ商品・サービスの充実度で、顧客からの評価も高いです。
- 楽天ポイントを利用して投資ができる
- 100円から積立を始められてNISAやiDeCoも始めやすい
- 初心者〜上級者でも利用しやすい取引ツール
投資信託やIPOをはじめとする豊富な商品、さまざまな地域や国が対象の銘柄、低コストな手数料、そして楽天ポイントが貯まる独自のポイントサービスが魅力。
単体のネット証券の中では、国内初の900万口座を突破したことから、今後も注目度が上がると予想されるでしょう。
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券は、ネット証券業界の最大手として、口座開設数が1000万口座を突破しているネット証券です。
手数料の安さや投資信託、IPOなどの豊富な金融商品を扱い、銘柄数でも他のネット証券を凌ぐラインナップです。
- 手数料が業界最安水準
- 人気の高い取引ツール
- Tポイントやdポイントなどの普段使いしやすいポイントを貯められる
独自取引ツールの「HYPER SBI 2」などを利用でき、直感的な操作が可能で、高速な取引をサポートするため、株取引に必要な迅速な判断と的確な操作がスムーズに行えます。
また、Tポイントやdポイント、pontaポイントが投資信託の購入などで貯まり、ポイント投資や買い物でも利用できるため、幅広い層の方が満足のいくネット証券です。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
松井証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
1日定額制 | – | – | – |
松井証券は、創業から100年以上と実績を持つ、信頼度抜群のネット証券です。
長い歴史によって培われたシステムの安定性、セキュリティ対策の安全性は多くの投資家から評価されており、取引操作に慣れていない方でも安心して始められます。
- 取り扱い銘柄も豊富で投資スタイルに合わせやすい
- 50万円までの国内株式取引で手数料無料
- チャットサポートやカスタマーサポートが優秀
50万円までの取引手数料が無料で、他のネット証券と比較しても、コストパフォーマンスの低さが高い評価を得ています。
しかし、100万円を超える取引手数料は、他のネット証券より手数料が高めに設定されているため、高額取引を行う予定の方は注意が必要です。
さらに、ネット証券では対面相談ができない点がデメリットですが、松井証券はカスタマーサポートやチャットサポートが充実しており、投資が不安な方でも安心して始められます。
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査
マネックス証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
マネックス証券は、投資家ニーズに応えた運用プランを提供する「マネックスアドバイザー」が人気のネット証券です。
初めての資産運用でも、マネックス証券で的確なアドバイスを受けながら、安心感抜群の投資ができます。
- 米国や中国の外国株式やIPOへの投資が完全抽選
- 取引ツール・アプリが充実している
- 情報発信の充実度が抜群
米国株・中国株の取扱いでは、業界でトップクラスの取り扱い銘柄数を誇り、割安な手数料や外国株式向けのサービス満足度など、外国株式中心で投資を検討する方にも人気です。
IPO取引では、100%完全平等抽選制度を採用しており、取引回数や金額によって当選確率が下がらない点でもユーザーから高評価を受けています。
また、取引ツール・アプリも種類が豊富で、特に「マネックストレーダー」は機能性の高さ・使い勝手の観点から、どんな投資スタイルの投資家にもおすすめできます。
マネックス証券の評判・口コミはどう?米国株投資におすすめの理由や口座開設手順も解説
auカブコム証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
auカブコム証券は、Pontaポイントを活用したポイント投資もできるネット証券会社です。
au通信の契約者、及びau投資信託の保有者は、ポイント付与率が最大0.1%アップするメリットがあります。
- 使い勝手の良いpontaポイントを貯められる
- auユーザーはポイント付与率が最大0.1%アップ
- プチ株の利用で1株から株式投資を始められる
単元未満株も利用可能で、「プチ株」にて国内株式を1株から購入できる点は、少額取引を図りたい方にもおすすめです。
国内株式は、基本的に100株=1口で、銘柄によっては数百万円の資金が必要になることも。
しかし、auカブコム証券では1株からの購入に対応しているため、株式投資を始められるでしょう。
auカブコム証券の評判・口コミはどう?メリット・デメリットや取引手数料・取引ツールを解説
GMOクリック証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 90円 | 260円 | 460円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
GMOクリック証券は、FX取引においてトップクラスのサービスを提供し、株式や投資信託の取引でも顧客から高い満足度を獲得するネット証券です。
プランによりますが、FXネオやCFD取引、現物取引などで手数料を無料に抑えられるため、コストを気にする方にもおすすめです。
- 24時間体制で無料のサポートを受けられる
- 銘柄の最新情報やチャートなどを一画面で確認可能
- 業界内でも最安値水準の手数料
初心者でも使いやすい取引ツールやアプリは、銘柄の最新情報やチャートの動向を一つの画面で瞬時に確認可能で、チャート上からの注文機能も搭載する高機能ツールです。
また、24時間体制の無料サポートにより、ツールの操作に関する疑問や相談がある場合は、電話やメールですぐに質の高いサポートを受けられます。
GMOクリック証券の評判・口コミはどう?株式・FXの手数料評価や初心者におすすめの理由も解説
岡三オンライン
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 108円 | 385円 | 660円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
岡三オンラインは、1日の取引金額が100万円まで手数料が無料となるネット証券です。
特に、投資信託や一部の信用取引でも手数料がかからない点も魅力で、25歳以下の方は国内株式の現物取引手数料が全額キャッシュバックされます。
- 高機能取引ツールの「岡三ネットトレーダーシリーズ」が利用できる
- アプリの利便性が抜群
- 岡三証券の専属アナリストによる最新情報が手に入る
「岡三ネットトレーダーシリーズ」は、業界内でもトップクラスの注文・カスタマイズ性能が高評価を得ている取引ツールで、多くの投資家から選ばれています。
また、店頭証券として店舗を構える岡三証券の専属アナリストから、最新情報を入手できる点も岡三オンラインを利用するメリットです。
初心者からプロの投資家に至るまで、幅広い層の投資家に愛される、痒いところに手が届くネット証券です。
岡三オンラインの評判・口コミはやばい?取引ツールの評価や取引手数料も解説
各ネット証券の内容を比較
各ネット証券に関して、以下のポイントを比較しました。
- 取り扱い商品
- 手数料
- ポイントサービス
- 取引ツール
- 口座開設数
取り扱い商品
各ネット証券の取り扱いをみていきましょう。
取り扱い商品は、ネット証券ごとにラインナップが異なるため、投資スタイルに合わせた運用ができるネット証券を選択してください。
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | GMOクリック証券 | 岡三オンライン | |
国内株式 | 約3,998銘柄 | 約3,231銘柄 | 約1,030銘柄 | 約3,931銘柄 | 約4,020銘柄 | 約176銘柄 | – |
米国株式 | 約5,153銘柄 | 約5,449銘柄 | 約2,710銘柄 | 約4,917銘柄 | 約1,877銘柄 | – | – |
中国株式 | 約1,750銘柄 | 約1341銘柄 | – | 約2,625銘柄 | – | – | – |
その他外国株式 | 約246銘柄 | 約390銘柄 | – | – | – | – | – |
投資信託 | 2,552銘柄 | 2,626銘柄 | 1,686銘柄 | 1,403銘柄 | 1,634銘柄 | 134銘柄 | 788銘柄 |
ノーロードファンド | 2,552銘柄 | 2,626銘柄 | 1,686銘柄 | 1,403銘柄 | 1,634銘柄 | 116銘柄 | 649銘柄 |
国内債券 | 3種類 | 7種類 | – | 3種類 | – | – | – |
外国債券 | 19種類 | 12種類 | – | 32種類 | – | 1種類 | – |
上記の表から、楽天証券・SBI証券・マネックス証券の取り扱う商品が多いことがわかります。
米国株式や中国株式などの外国株式に興味がある方は、取り扱いの多い三社での口座開設を検討して良いでしょう。
取引手数料
各ネット証券における、株式の売買手数料についてみていきましょう。
100万円以下の少額取引をする方は、1日定額制100万円までの手数料が0円のネット証券がおすすめです。
また、100万円を超過するほど金額が大きい方は、1約定制で100万円を超えても手数料が0円のネット証券で口座を開設するなど、使い分けるとコストを抑えられます。
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | GMOクリック証券 | 岡三オンライン | |
1約定制(10万) | 0円 | 0円 | – | 99円 | 99円 | 90円 | 108円 |
1約定制(50万) | 0円 | 0円 | – | 275円 | 275円 | 260円 | 385円 |
1約定制(100万) | 0円 | 0円 | – | 535円 | 535円 | 460円 | 660円 |
1日定額制(10万) | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 | 0円 | 0円 | 0円 |
1日定額制(50万) | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 | 0円 | 0円 | 0円 |
1日定額制(100万) | 0円 | 0円 | 1,100円 | 550円 | 0円 | 0円 | 0円 |
2023年10月より、楽天証券・SBI証券の国内株式売買手数料の無料となりました。
今後も、口座開設者に嬉しいサービスの展開が予想されるため、今のうちに楽天証券・SBI証券にて口座開設しても良いでしょう。
ポイントサービス
各ネット証券でのポイントサービス比較を紹介します。
利用者が伸び続ける「つみたてNISA」と相性が非常に良いため、普段の買い物で利用するポイントなどを考慮して、ネット証券を選択してください。
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | GMOクリック証券 | 岡三オンライン | |
ポイントサービス | 楽天ポイント | Tポイント Vポイント Pontaポイント dポイント JALポイント |
松井証券ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント | – | dポイント |
クレカ積立倍率 | 0.5%〜1.0% | 0.5% | – | 1.1% | 1.0% | – | – |
各ネット証券にて、貯まるポイントは異なります。
積立頻度が高い方は、倍率などを検討して口座開設するネット証券を検討しましょう。
取引ツール
各ネット証券の取引ツールについて紹介します。
取引ツールは、株式投資の分析や初心者の手助けに必須のため、評判や口コミから検討しても良いでしょう。
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | GMOクリック証券 | 岡三オンライン | |
取引ツール |
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取引ツールは各ネット証券で特色が異なり、注文機能や板情報、チャート機能など比較要素が強いです。
中でも、岡三オンラインの「岡三ネットトレーダープレミアム」は、国内外の指数や銘柄スクリーニング機能、注文・決済まで簡単にできる高機能ツールで、ユーザーから高評価を得ています。
口座開設数
最後に、各ネット証券の口座開設数を比較しました。
口座開設数は、ネット証券の安全性や満足度を証明する指数でもあるため、実際に口座を開設する際の参考にしてください。
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | GMOクリック証券 | 岡三オンライン | |
口座開設数 | 約924万口座 | 約1,046万口座 | 約151万口座 | 約199万口座 | 約160万口座 | 約52万口座 | – |
特に人気の高い楽天証券・SBI証券の口座開設数が、半分以上のシェア率を誇ります。
取り扱う金融商品やNISAの銘柄ラインナップから、気になるネット証券にて口座を開設してください。
ネット証券に関するQ&A
ネット証券の手数料や取り扱い商品に関して、よくある質問と回答を紹介します。
- ネット証券を利用するメリット・デメリットは?
- ネット証券を選ぶポイントは?
- NISAでおすすめの銘柄は?
- 手数料が低いネット証券は?
ネット証券を利用するメリット・デメリットは?
ネット証券と店舗を構える店頭証券では、メリット・デメリットが異なります。
- 自分の投資スタイルを自由に設計できる
- 手数料などの運用コストが低い
- 電話・チャットサポートがメインのため店頭での丁寧な説明を受けられない
- 自分から情報を収集しに行く必要がある
ネット証券では、店頭の担当者から資産管理サポートや運用アドバイスなどを受けられません。
しかし、スマホ・PCでいつでも取引できる手軽さや手数料などの面から、今後の需要も増加していくでしょう。
ネット証券を選ぶポイントは?
各ネット証券を選ぶポイントは、取引コストや取扱商品、アプリの機能性の面で特徴が異なります。
デイトレードを中心とした、短期での取引を繰り返す方は、低い売買手数料を提供するネット証券が最適です。
反対に、中・長期での運用を検討している方は、より詳細な銘柄分析ができる取引ツールを提供するネット証券がおすすめです。
その他にも、投資金額・投資期間などを考慮して、投資スタイルに適したネット証券を選択しましょう。
NISAでおすすめのネット証券は?
SBI証券・楽天証券は、業界内で最もNISAの取扱銘柄数を誇るネット証券として知られ、ユーザーへ高品質なサービスを提供しています。
SBI証券では、三井住友カードを利用して、Vポイントが付与されます。
楽天証券は、楽天カードを利用するため、楽天ポイントを獲得可能です。
その他にも、auカブコム証券のauPayカード決済により、Pontaポイントが付与されるため、「ポイント還元機能」を持つネット証券を優先的に選ぶのがおすすめです。
手数料が低いネット証券は?
2023年10月より楽天証券・SBI証券の利用で、「1約定制」「1日定額制」の手数料が0円となりました。
株式取引での手数料がかからないため、コストを気にする方にとっても嬉しい制度でしょう。
国内株式の売買を検討している方は、楽天証券・SBI証券を選んで間違いないでしょう。
投資スタイルに合わせて気になるネット証券で口座を開設しよう
初心者にもおすすめのネット証券一覧から、取り扱い商品・手数料などの比較を紹介しました。
取り扱い商品数や手数料の安さ、口座開設数からも、楽天証券・SBI証券の人気の高さが伺えます。
将来に向けた資産運用を始めたい方は、ネット証券ごとの特色を掴んで、投資スタイルに適したネット証券を選択してください。