「株式投資を始めたいけど、どの証券会社がいいんだろう」と悩まれている人は多いと思うのですが、証券会社を選ぶときは「手数料」を確認しましょう。
株式投資で利益を出すためには支出を減らすことが大切になるため、手数料が安いに越したことはありません。
国内には多くの証券会社がありますが、この記事では2018年に設立した「LINE証券」の手数料について詳しく解説していきます。
また、LINE証券の口コミ・評判、メリット・デメリットを知りたい人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
LINE証券の評判・口コミはどう?取引手数料の評価や他の証券会社との違いを徹底解説
【2024年10月最新】
- 業界最狭水準のスプレッド!
- 1,000通貨単位から取引可能!
- FX取引高世界第1位!!
そもそも手数料には種類があることを理解しよう
株式投資には大きくわけて以下3種類の手数料があります。
- 売買委託手数料
- 入出金手数料
- 口座管理料
1つ目の売買委託手数料は、株式を売買するときにかかる手数料です。
売買するたびにかかるので支払う頻度が高く、証券会社を選ぶときは「売買委託手数料」は必ず確認するようにしましょう。
2つ目の入出金手数料は、口座にお金を入金・出金するときにかかる手数料です。
手数料の支払い頻度を下げたい方は入出金する回数を減らすようにしましょう。さらに証券会社によっては負担してくれる場合もあります。
3つ目の口座管理料は、口座を持っていることに対してかかる手数料です。
株式投資に口座は必要になるため必ず支払うことになるのですが、ネット証券の場合は負担してくれることが多いです。
以上3つの手数料の中でも「売買委託手数料」は証券会社によって大きく変わってきます。
基本的に「ネット証券」は最低100円前後に設定されていて、「総合証券」は最低でも2,000円〜3,0000円に設定されていることが多いです。
そのため少しでも売買委託手数料を安くしたい方は、ネット証券で株式投資を始めることをおすすめします。
株式投資におけるLINE証券の手数料
株式投資には「現物取引」と「信用取引」があるのですが、取引方法によって手数料が違います。
LINE証券には「1日定額の手数料プラン」は用意されておらず「1約定ごとの手数料プラン」しか用意されていません。
そのため、現物取引と信用取引の1約定ごとの手数料プランをご紹介していきます。
※1日定額の手数料プラン…1日の約定合計代金に対して手数料が決まるプラン
※1約定ごとの手数料プラン…1注文ごとの代金に対して手数料が決まるプラン
現物取引の手数料
5万円まで | 99円 |
---|---|
10万円まで | 176円 |
20万円まで | 198円 |
50万円まで | 484円 |
100万円まで | 869円 |
150万円まで | 1,056円 |
3,000万円まで | 1,661円 |
3,000万円超 | 1,771円 |
LINE証券の現物取引では、最低手数料が「99円」に設定されています。
「99円」というのはネット証券の中では少し高い方になるのですが、LINE証券では株式を買うときに手数料がかかりません。
買うときの手数料は「0円」で、売るときのみ上記の手数料がかかります。
他のネット証券では売買のときに手数料がかかるため、最低手数料は「99円」でも業界最安値水準になっています。
1約定が3,000万円を超えた場合は、定額「1,771円」に設定されているため、高額の売買をするときでも安心です。
信用取引の手数料
LINE証券の「信用取引」にかかる手数料は「0円」無料です。
何回取引をしても、高額の取引をしても無料になっています。
信用取引の手数料が無料ということはLINE証券の強みでもあり、信用取引を考えている人はLINE証券で取引することをおすすめします。
電話での取引の場合は手数料が高くなる
LINE証券はネット取引以外にも「電話取引」が行えます。
ただし電話取引は「携帯端末を紛失したなどで当社が認めた場合のみ 受付けを行います」と公式サイトに記載されているため、原則「電話取引」を行うことはできません。
そんな電話取引の手数料は「売買代金×1.1%」と設定されています。
ただ最低手数料は3,300円、最高手数料は5,500円となるため、少額の取引でも最低3,300円の手数料はかかります。そのため電話取引はおすすめできません。
「売買代金×1.1%」というのは現物取引でも信用取引でも同じです。
LINE証券の入金手数料や口座管理料
LINE証券では入金するときに手数料はかかりませんが、出金するときは手数料がかかります。
銀行へ出金するときは「220円」の手数料がかかります。
ただし「LINE Pay」に出金するときは無料です。220円は出金額から差し引かれるため注意してください。
また、「口座管理料」は無料です。口座を開設するときも手数料はかかりません。
LINE証券以外に手数料が安い証券会社は?証券会社の手数料を徹底比較
この記事ではLINE証券の手数料についてお伝えしてきましたが、大切なことは他の証券会社よりも安いのかということです。
手数料を重視される人は1円でも安い証券会社で取引したいですよね。
そこでここからは、大手ネット証券「楽天証券」「SBI証券」「DMM.com証券」「ライブスター証券」とLINE証券の手数料を比較していきます。
信用取引の手数料は「0円」になっているため、現物取引の1約定ごとの手数料プランに限定します。
現物取引の手数料比較
証券会社名 | 取引金額が | ||||
---|---|---|---|---|---|
5万円まで | 10万円まで | 20万円まで | 50万円まで | 100万円まで | |
LINE証券 | 99円 | 176円 | 198円 | 484円 | 869円 |
楽天証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
SBI証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
DMM株 | 55円 | 88円 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 55円 | 88円 | 106円 | 198円 | 374円 |
大手ネット証券の手数料と比較しましたが、一見LINE証券が高く感じると思います。
ただしLINE証券は株式を売るときのみ手数料がかかるため、売買することを考えると業界最安値水準になっています。
しかしLINE証券には「1日定額の手数料プラン」がありません。
そのため1日に何度の取引を行う人はLINE証券以外のネット証券、1日に数回しか取引を行わない人はLINE証券で取引することをおすすめします。
LINE証券の会社情報
会社名 | LINE証券株式会社 |
---|---|
事業所在地 | 東京都品川区西品川一丁目1番1号 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第3144号 |
設立 | 2018年6月1日 |
資本金 | 200億円 |
手数料が業界最安値水準にLINE証券で株式投資を始めよう
この記事ではLINE証券の手数料についてお伝えしてきましたが、業界最安値水準に設定されています。
さらに、「信用取引」には一切手数料がかからないため、信用取引を考えている方にもLINE証券はおすすめです。
ただ、「1日定額の手数料プラン」がないため、1日に何度の取引を行う人は上記で比較したネット証券がおすすめでしょう。
LINE証券の「1約定ごとの手数料プラン」は業界最安値水準になっているため、ぜひLINE証券で株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。