株式投資の利益は株価の変動で得るたり配当金で受け取ったりします。
利益をより多くしていくには、株式投資の取引戦略を自分で立てて行く必要があります。
しかし実際に手法を独自で編み出すとなると、膨大な研究と情報分析が必要で初心者の場合挫折してしまいます。
今回は、多くの投資家達が利用している投資手法を紹介します。
初心者でも手軽に組み込める手法も紹介するので必見です。
「なんとなく買って儲ける」レベルから卒業したい人や、勝つ戦術を学びたいという人は参考にしてください。
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株式投資の手法一覧
株式投資でおすすめの手法を一覧表にまとめています。
次の項目では各投資法の詳細について紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
投資手法 | 特徴 |
---|---|
テクニカル分析 | 長期投資より短期投資向き 直近の動きを予想するのに優れている |
板情報の分析 | 市場に出ている注文状況がわかる リアルタイムの相場状況を把握しやすい |
セクター単位で株を売買する | セクター(業種)ごとにカテゴリー分けすることで資金の流れを読む |
ロング・ショート戦略 | 銘柄の強弱を分析し、株価が上がる銘柄でも下がる銘柄でも利益を狙う |
テーマに沿って購入する株を決める | 株式市場に反映されやすいテーマを分析し、長期的投資・短期的投資両方から大きな利益を狙う |
企業業績や割安性を分析して投資する(ファンダメンタル分析) | 企業の事業内容や売上高・財政状況から株の本質価値を計算 計算した数値が、現在の株価より安ければ買い判断 |
実際に利用している商品・サービスを提供する企業に投資する | 消費者の立場である維新の目線を活かし、自分が利用したいと思う企業の銘柄に投資 |
町歩きで有望銘柄探し | 日常の風景から有望な投資先を見つけ出す 企業の公式データが公開されるよりも早く、市場の動向を察知できる可能性が高い |
株式投資初心者におすすめの投資法
紹介した投資法の中でも、特に初心者におすすめできる方法は下記の通りです。
- テクニカル分析
- テーマに沿って購入する株を決める
- 実際に利用している商品・サービスを提供する企業に投資する
- 町歩きで有望銘柄探し
テクニカル分析は初心者から上級者まで使える投資手法で、株式投資以外の投資方法にも利用されます。
特に将来的に株以外の投資商品にも挑戦したいという方は、今のうちにテクニカル分析の知識をつけておいて損はありません。
また「2月は日経平均株価が下がる」「7月は円高傾向になる」というような傾向が市場には存在し、これも市場において重要なテーマの一つです。
初心者の場合こういった大きめのテーマから拾うことで、購入する株を絞り込みやすくなります。
さらに「実際に利用している商品・サービスを提供する企業に投資する」「町歩きで有望銘柄探し」に関しては、複雑な知識は置いておいて自身の消費者としての目線を活かした投資手法です。
初心者投資家はまず長期のような手法を取り入れ、徐々に上級者用の手法に手を広げていきましょう。
株式投資の手法を初心者にもわかりやすく解説
株式投資の手法は多数存在し、どの手法が一番勝てるというのはありません。
しかし自分の資産運用方針と上手くマッチしている戦略や、相場環境とあっている手法を選択すると利益を上手く伸ばせます。
これから紹介する手法は、株式投資を色々な角度から分析できます。
有名投資家達も利用している手法もあり、簡単に実行できるものもあります。
ただし、手法はシンプルにマネするだけでは勝てません。
株式投資に勝つには、手法をいかに独自アレンジできるかにかかっているので、手法を学んだ後は独自の分析方法を編み出して必勝法を見つけましょう。
- テクニカル分析
- 板情報の分析
- セクター単位で株を売買する
- ロング・ショート戦略
- テーマに沿って購入する株を決める
- ファンダメンタル分析
- 実際に利用している商品・サービスを提供する企業に投資する
- 町歩きで有望銘柄探し
テクニカル分析
テクニカル分析は初心者から上級者まで使える投資手法で、株式投資以外の投資方法にも利用されています。
チャート画面でのローソク足の動きや形状をみて、テクニカル指標を反映させます。
テクニカル指標で現れているシグナルに沿って売買タイミングを決めたり、曖昧な場合は様子見することを判断します。
テクニカル分析は先物取引やFX取引で利用されるケースが多く、株式投資でテクニカル分析を重視している人は少ない傾向にあります。
テクニカル分析は長期投資より短期投資する人に向いており、直近の動きを予想するのに優れています。
テクニカル分析は種類が豊富で、色々なやり方があるので自分の利用している取引ツールの機能や取引している銘柄によってやり方を変更していきましょう。
株で使えるテクニカル分析方法は?おすすめのテクニカル指標やチャート形状をくわしく解説
初心者は移動平均線がおすすめ
移動平均線は一定期間の価格から平均値を算出して線グラフで表しています。
期間の設定は自分で調整することが可能ですが、多くの投資家は(10:25:70)で設定しています。
中長期の平均移動線にたいして短期線がどう動いているか見て売買タイミングを判断します。
平均移動線をつかったテクニカル分析は、トレンド系テクニカル指標の「MACD」・「ボリンジャーバンド」と組み合わせるとより正確に売買タイミングを見極められます。
初心者必見!株式投資の基礎ルールと失敗しないために絶対に守ってほしいルールを徹底解説
板情報の分析
板情報はチャート上で判断するテクニカル分析より利用している投資家が多く、市場に出ている注文状況を把握することができます。
株の売り注文・買い注文をみることができるので、リアルタイムの相場状況を把握できます。
板情報は初心者が見ると、理解しにくい内容となっていますが何度も見ているとなんとなく理解できるようになってきます。
板情報で得られる内容
- リアルタイムで入っている注文状況
- 売買成立情報と出来高
- 銘柄や先物の連動性
上級者になってくると、板情報を見ただけで投資家達の動きを読めるようになります。
板情報はチャート画面と違い、売買の成立情報のみ把握できるので需給を明確に表しています。
チャート画面より需給を把握できる
チャート画面は投資家達の需給を把握できますが、意図的に動きを作り上げることができます。
しかし板情報の場合、売買成立情報から分析できるので「だまし」にひっかかりにくくなります。
チャートを使ったテクニカル分析も板情報も勝率を上げる材料の一つなので、メリット面を上手く活かした動きが必要です。
セクター単位で株を売買する
株式投資におけるセクターは「業種」です。
株式市場には約4000の会社が上場しており、色々なカテゴリーに分類することができます。
例えば飲食会社で分類する場合、すかいらーく、コロワイド、DDホールディングスといった企業を分類できます。
上記のような分類だけでなく、トヨタ系の会社といったグループで分類することも可能です。
株式市場にはセクター分けされている銘柄に資金が循環することによって株価が上昇する場合があります。
日毎によって上昇するテーマがきまっており、セクター単位で分けて資金の流れを読めるようになると事前に上昇する銘柄を把握できます。
BNF氏が取り入れていた手法として有名
セクター単位に分けて売買する手法は、投資家として有名のBNF氏が利用しています。
銘柄をセクターにわけて、セクター内で上昇が発生した際、乗り遅れている銘柄に投資して次の日に利益を得るような戦略を取っています。
しかしBNF氏のような取引方法は、各銘柄の動きや資金循環を見分ける必要があるので、分析時間が膨大に必要になります。
BNF氏の投資手法とは?順張り・逆張りでの考え方や分析方法を徹底解説
ロング・ショート戦略
ロング・ショート戦略は、相場の動きに応じて買い注文・売り注文する戦略です。
現物取引の場合買い注文のみで戦略立てしますが、信用取引口座を利用すると空売りで株価が下がる銘柄でも利益を得ることができます。
ロング・ショート戦略での分析は様々ありますが、代表的なものは日経平均株価にたいして強い銘柄をロングに入れて、弱い銘柄をショートに入れます。
セオリー通りに相場は動かないので、負けてしまうこともありますが、銘柄の強弱通りに変動が進むと大きく利益を得ることができます。
銘柄強弱を分析し取引に柔軟な対応をもたせる
ロング・ショート戦略は銘柄の強弱を分析して、株価が上がる銘柄でも下がる銘柄でも利益をあげられます。
しかし逆の観点から見ると上がる銘柄でも下がる銘柄でも損失してしまう可能性があります。
取引を柔軟にすると、利益を得る選択方法を増やせますが損失リスクも比例して高くなるので注意する必要があります。
テーマに沿って購入する株を決める
株式市場はテーマに沿って株が買われて上昇するケースがあります。
例えば、電気自動車の普及に伴い関連銘柄が長期的に上昇したり、「企業が報道機関に取り上げられて株価が高騰する」などの短期的な上昇が発生したりする事例があります。
短期的な上昇はマクロ経済の視点から分析して売買判断に反映するやりかたで、「トップダウン戦略」とも呼ばれています。
株式市場には長期的に反映されるテーマや短期的に反映される小さなテーマが存在します。
テーマをいち早く把握して波に乗ることができれば、大きな利益を長期的・短期的両方から狙えます。
アノマリーもテーマに沿った取引戦術の一種
「2月だから日経平均株価が下がる」・「7月は円高傾向になる」といったアノマリーが市場には存在します。
過去の実績から生じやすい現象を元に「○○月は△△しやすい」と判断するので、過去のチャートパターンと同じ状況になれば利益を上げられます。
アノマリーを活用した戦略は初心者でも実践出来る内容ですが、アノマリーが外れてしまう場合もあります。
2020年に発生したコロナショックのような、世界を揺るがす大問題発生時はアノマリーが効かない場合もあるので注意しましょう。
ファンダメンタル分析
企業業績や割安性を見て売買判断する方法をファンダメンタル分析と呼びます。
ファンダメンタル分析は、企業の事業内容や売上高・財政状況を調べて投資する株の本質価値を計算します。
計算した数値が、現在の株価より安ければ買い判断で安ければ様子見とはっきりした判断を下せるのでおすすめです。
バリュー株投資やクローズ株投資が有名
ファンダメンタル分析の中でも「クローズ株投資」・「バリュー株投資」が有名で、成長企業に投資したり割安株に投資したりします。
上記2つの投資方法は、見つける方法は異なりますが本質的部分である「本来の価値より安い価値になっている」は同じです。
しかしファンダメンタル分析は分析に時間がかかり、計算した後に買わない判断をすることもあるので、取引に時間を取れない人にはおすすめできません。
実際に利用している商品・サービスを提供する企業に投資する
初心者でも簡単にできる方法で、実際に利用している商品・サービスを提供している企業に投資する方法があります。
色々な分析方法を紹介しましたが、分析して株価の上昇を予測できても、実際に利用している消費者から人気のないサービス・商品を連発している企業であれば株価は下落します。
この投資方法は、消費者の立場である目線を重視して、自分が利用して良いとおもった企業の銘柄を投資します。
シンプルですが、莫大な利益になる場合もあります。
例えば、株価が高騰したカラオケまねきねこ・パズドラをリリースしたガンホーなどサービスの良さに早く気づいたのは株式投資アナリストではなく消費者です。
消費者の視点は取引おいて非常に重要になってくるので、初心者はまず消費者の立場になって売買戦略を考えてみましょう。
町歩きで有望銘柄探し
町歩きによる銘柄発掘は、文字通り街を歩きながら消費者の行動を観察し、その動向から投資のヒントを見つける方法です。
例えば、女子高生が楽しむプリクラのブームに着目し、その背後にある企業への投資を検討する、というような投資先の発掘法です。
日常の風景から投資先を見つけ出すことで、市場の早期トレンドを捉え、成功を収めている投資家も多いです。
重要なのは単に人気店に注目するだけではなく、その背後にある消費のトレンドや、地域社会の変化を理解することです。
例として、特定の地域で急成長を遂げるカフェチェーンの増加に注目したなら、新しい商品やサービスが若者に受け入れられているか、さらには大型店舗の閉店と新業態の出現など、多角的に事情を観察する必要があります。
町歩きによる有望銘柄探しのメリットは、企業の公式データが公開されるよりも早く、市場の動向を察知できる可能性があることです。
日常の中に潜む投資のヒントを見逃さず、チャンスに変えていきましょう。
株式投資の戦略立てにおすすめのアプリ
「投資戦略を立てて運用を開始しよう!」と考えていても「初心者だから何から調べて立ててれば良いのか分からない…。」と悩んでしまう人もいますよね。
プロの投資家は独自の投資戦略を立てる人が多く、初心者からすると難しく見えてしまいます。
そこで今回は、初心者でも簡単に投資の情報収集を行えるアプリを紹介します。
「気軽に投資情報を収集して投資戦略に役立てたい!」という人に最適のアプリなので参考にしてください。
【2023年】株取引におすすめの取引ツールを紹介!各証券ツールの特徴や使用上の注意点も解説
moomoo証券
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moomoo証券は世界で2000万人以上のユーザーが利用しているネット証券で、日本でも金融情報サービスをリリースしています。
moomoo証券の金融情報サービスは、日本株や米国株等のリアルタイム株価を閲覧することが可能で、個別銘柄の業績・テクニカル分析・アナリスト評価も同時に見られるので、手軽に投資情報を収集することができます。
また、プロの投資家が活用してる機関投資家動向等の情報も無料で提供してくれているので、初心者でも投資情報をしっかりキャッチして投資戦略を立てられます。
また、他の投資家達のコメントを見ることも出来るので個人の投資スキル向上の為に活用することもできます。
moomoo証券の口コミ・評判はどう?メリット・デメリットや手数料も解説
moomoo証券は米国株取引もできる
moomoo証券では国内での取引ができませんでしたが、2023年9月から米国株の国内取引ができるようになりました。
米国株を24期間取引できるのは業界初の事で、急な株価変動にも即座に対応できるのが大きなメリットです。
また米国株取引手数料は業界最安水準(※1)の0.088%(税込)で、ネット証券各社の0.495%(税込)と比べて約6分の1という手数料体系も魅力です。
※1 主要ネット証券 ( 口座数上位 5 社:SBI 証券、au カブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券 ) で比較。 (2023年10月1日時点 )
約7,000の豊富な銘柄が揃って、中には国内ではmoomoo証券でしか取引できない銘柄も取り扱っています。
さらにmoomooアプリでは米国株の情報を豊富に提供してくれる等、情報収取ツールにも困りません。
米国株取引をするなら、候補として外せない証券口座となっています。
そして、現在moomoo証券では「日本株取引スタート記念プログラム」が提供されています。
提供期間および対象者は以下になります。
期間 | 2024年4月1日(月)~ |
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キャンペーン対象者 | 特典1:2024年4月1日(月)以降に初めて当社の証券口座に入金、且つ入金条件を満たした方 特典2:2024年4月1日(月)以降に初めて当社の証券口座を開設した方 ※特典1・2共通:ポイントサイト経由で口座開設されたお客様、過去に口座解約済で再開設したお客様は本プログラムの対象外 |
特典1は、10万円相当の人気株(買付代金)が抽選で当たるキャンペーンです。
詳しい特典内容と付与条件は以下の通りです。
口座への入金金額や30日間の日時平均資産残高など、付与条件を満たすと抽選権が付与されます。
特典内容 | 特典1:ハズレなし!ルーレットで最大10万円相当の人気株(買付代金)が当たる プログラム開催中、以下の入金条件を満たしたお客様は、累計入金金額に応じて相応回数の抽選に参加できます。ⅰ 1万円以上30万円未満を入金し、かつ、30日間の日次平均資産残高(円貨/外貨預り金・株式含む)が【入金金額の70%以上または1万円以上のいずれか低い金額】を維持したお客様に抽選券1枚を進呈 ⅱ 30万円以上を入金し、かつ、30日間の日次平均資産残高(円貨/外貨預り金・株式含む)が【入金金額の70%以上または30万円以上のいずれか低い金額】を維持したお客様に抽選券3枚を進呈・抽選1回につきいずれかの銘柄が当選いたします。なお、各銘柄の当選確率はそれぞれ異なります。 ・各抽選の前に、イベントページで米国株または日本株を選択できます。抽選1回につき、米国株を選択した場合はラインナップから米国株1銘柄、日本株を選択した場合はラインナップから1銘柄の買付代金が当選します。 ・特典1-ⅰ、1-ⅱの両方の条件を達成された場合は計4枚の抽選券が付与されますが、米国株及び日本株の選択可能回数に上限はございません(例:4枚の抽選券すべてを日本株の抽選に使用することも可能) |
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付与条件 | ・ 本プログラムはエントリー不要
特典1 |
特典2は、米国株取引における取引手数料が無料になるキャンペーンです。
期間内にmoomoo証券で初めて証券口座を開設した方を対象に、2か月間取引手数料が無料になります。
詳しい特典内容と付与条件は以下の通りです。
特典内容 | 特典2:米国株式の取引手数料2ヶ月間無料 |
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付与条件 | 特典2 ・キャンペーン期間中に証券口座を開設したユーザーには、自動的に以下の特典が付与されます 米国株式の取引手数料2ヶ月間無料 |
その他このキャンペーンでの注意事項は以下になります。
どれも非常に大切なので、しっかり目を通していきましょう。
その他の注意事項 | 特典1・2共通 ・ポイントサイト経由で口座開設されたお客様は本プログラムの対象外となります。 ・過去に口座解約し、再開設されたお客様は本プログラムの対象外となります。 ・一つのスマートフォン端末に複数人がログインして本プログラムに参加することはできません。必ずお客様ご自身の端末でご参加ください。尚、不正なログインやなりすまし申込が行われたことを検知した場合、当社の任意にて本プログラムの特典付与対象外とする場合がございます。 ・ 本ページ掲載の実施期間以降も、継続してキャンペーンを実施する場合があります。 ・ 今後も継続して同様のキャンペーン(特典内容や条件が異なる場合を含む)を開催する予定です。 ・ 本プログラムの内容は、予告なく変更、中止または延長(一部条件変更を含む)となる場合がございますので予めご了承ください。 ・条件を満たした後、3営業日を経過しても特典が付与されないなどの場合には、お手数ですがカスタマーサービスまでお問い合わせください。 |
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どれも非常にお得な特典となっています。
これを機会に、moomoo証券を利用して株取引を行ってみてください。
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株式投資の負けやすい手法
株式投資には色々な手法がありますが、負けてしまいやすい手法・考え方があります。
負けてしまいやすい手法は勝率が低く損失取引を何度も連発してしまうので、注意が必要です。
特に初心者が何となくおこなっている行動が「負けやすい手法」に当てはまりやすいので、負けやすい手法の思考で売買判断していないか確認しましょう。
相対価格に基づいた手法
相対価格に基づいた手法は、負けやすく「根拠の少ない取引」になってしまいます。
例えばA株の株価がピーク価格になったから下落すると相対的に考えて売り注文するとします。
しかしピーク価格を過ぎても上昇は止まらず、最高値を更新してしまいました。
A株の企業業績をみると新しくリリースしたサービスが爆発的人気をだしており、板情報を見ると多くの投資家がA株を買いはじめていたことがわかりました。
上記のように、相対的価格で売買判断すると市場状況や投資家の流れを無視して投資してしまう場合があります。
投資の神様が実践する株式投資の手法
ウォーレン・バフェット氏は、その卓越した投資戦略で知られ、多くの人々から「投資の神様」と呼ばれています。
彼の成功の秘訣は、一見すると単純明快なのですが、それが実際には深い洞察に基づいています。
株式投資から投資信託を使った資産運用まで、幅広く応用がきく投資の鉄則を、バフェット氏の投資手法から学ぶことができます。
- 投資の神様はじっくり長期投資をする
- 投資の神様は良い株を安く買う
投資の神様はじっくり長期投資をする
ウォーレン・バフェット氏の投資哲学の核心は「長期保有」です。
彼は株を購入する際、売却する期日の目標や目安をを設けません。
選び抜かれた企業が長期的に価値を増すという信念に基づき、売り前提の投資をしない、というのがバフェット氏の投資手法の一つです。
有能で誠実な経営陣によって運営され、価格が適正であれば、基本的にその株を持ち続けることが重要であるとしています。
この長期的な視点が、彼の投資戦略の強固な基盤をなしています。
もちろん、資金が必要になったときには売却しても構いません。
あくまで、利益を最大化するためには可能な限りその株を持ち続けることが大切であるということです。
投資の神様は良い株を安く買う
バフェット氏は「バリュー投資」の名手としても知られています。
企業の実質的価値を正確に理解し、その価値よりも安く株を購入する戦略です。
本来高い価値を持つ株を、市場の変動によって一時的に低く評価されたタイミングで購入することで、長期にわたって卓越したリターンを実現しています。
しかしバリュー投資は容易な戦略ではありません。
企業の本当の価値を見極めるには、広範で深い知識と経験が必要です。
一般の投資家は、プロに運用を任せられる投資信託などの金融商品を利用することで、バフェット氏のような投資戦略を模倣し、自身の投資ポートフォリオに取り入れることも可能です。
重要なのは適切な価格で質の高い株を見つけ、長期間保有するという基本原則を忠実に実践することです。
株式投資は自分に合った手法で始めよう
株式投資で利用できる手法を紹介していきましたが、株式投資に良い影響をもたらす手法は投資家によって違います。
投資先の相場状況や各国の市場雰囲気、投資家の性質によって適切な手法は変わるので、まずは自分のやりやすい環境はなにか知りましょう。
今回紹介した手法は基礎的な部分で、稼いでいる投資家は独自の分析で利益をあげています。
初心者は、シンプルな手法に沿って売買判断をして経験を積む必要がありますが、ある程度慣れてくれば独自手法を見つけて勝率をあげていく必要があります。
手法は勝つ為に必要なものですが、自分で磨いていかないと利益を継続的に上げ続けられないので、日々の努力を忘れないようにして手法を取り入れましょう。