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旭化成は株主優待が無いが高配当!株価下落の理由や今後の見通しまでまでわかりやすく解説

編集者:Money Theory編集部
旭化成は株主優待が無いが高配当!株価下落の理由や今後の見通しまでまでわかりやすく解説

旭化成はヘーベルハウスブランドで有名な企業で、素材・住宅・ヘルスケア事業を展開しています。

ヘーベルハウスはCMにもなっているので、知名度が高い事業となっています。

化学事業と住宅事業をメインにしている旭化成ですが、近年ヘルスケア事業も力を入れており、売上を伸ばしてきています。

旭化成は大企業であり配当利回りも高いので、インカム目的で投資している人達から高い人気を得ています。

今回は旭化成の株価・株主優待や企業分析について詳しく解説します。

人気の秘訣でもある配当利回りに関する情報も紹介するので必見です。

旭化成におすすめの投資方法を初心者でもわかりやすく説明するので参考にしてください。

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旭化成(3407)に株主優待は無い

旭化成

旭化成(3407)に株主優待はありません

大手企業として有名な旭化成ですが、事業内容が化学メーカーということもあり、自社製品を提供するのが難しい可能性があります。

しかし化学メーカーや工業などの企業でもクオカードをプレゼントしたりアマゾンギフトを提供したりしているので、今後新設される可能性が無いわけではありません。

現時点では株主優待制度は無いので、配当利回り狙いや値上がり率をメインに投資していくことをおすすめします。

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株主優待が新設される可能性は低い

旭化成のような企業でも株主優待を提供しているケースがあります。

しかし旭化成が今後、他の企業同様に新設する可能性は低いです。

旭化成は配当金を増配することによって株主還元を行っている企業です。

株主優待での還元ではなく、配当金をメインにしている企業なので、株主還元方針が変わらない限り株主優待を新設することはありません。

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化学メーカーなので自社製品で優待提供できない

旭化成は化学メーカーなので、自社製品で優待提供することが厳しい企業です。

旭化成のような企業は、株主優待でクオカード等を配る事例がありますが、旭化成は実施していません。

株主優待目的で旭化成に投資しようと考えていた人は残念ですが他の銘柄購入をおすすめします。

旭化成(3407)株の特徴

旭化成(3407)には2つの特徴があります。

旭化成(3407)の2つの特徴
  • 業績が好調
  • 高配当利回り

旭化成は現在、コロナショックから業績が回復してきており、2023年3月期の本決算では売上高が前期比10.77%の増収となっています。

また株を保有していて得られる配当金が高利回りであることも魅力です。

コロナショックから業績は好転している

旭化成の2019年~2023年までの決算情報は下記の通りです。

旭化成の2019年~2023年までの決算情報
決算期
(決算発表日)
売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益
2023年3月期
(2022/05/13)
2,726,485 128,352 121,535 -91,312 -65.84
2022年3月期
(2022/05/13)
2,461,317 202,647 212,052 161,880 116.68
2021年3月期
(2021/05/13)
2,106,051 171,808 178,036 79,768 57.49
2020年3月期
(2020/05/12)
2,151,646 177,264 184,008 103,931 74.85
2019年3月期
(2019/05/10)
2,170,403 209,587 219,976 147,512 105.66

旭化成はコロナショックによる影響も大きく、2020年3月期と2021年3月期は売上が落ちていましたが、2022年3月期は大きく増額しており、コロナ前の2019年よりも売上高が高くなっています。

しかし2023年の営業利益は減益に転じていて、前期の減益率は-36.66%です。

競争環境の悪化によるコスト負担増加や、新規事業の導入などの影響も考えられますが、とにかく一時的なものか今後も減益を引きずってしまうのかを幹分ける必要があります。

財務状況
決算期 1株純資産 総資産 純資産 自己資本率
2023年3月期 1,191.08 3,453,900 1,695,382 48.10
2022年3月期 1,233.06 3,349,075 1,718,815 50.40
2021年3月期 1,072.17 2,918,941 1,494,535 50.30
2020年3月期 992.48 2,822,277 1,383,460 48.20
2019年3月期 1,006.29 2,575,203 1,402,710 53.60

財政状況も2022年3月期には回復しており、自己資金率も常に50%ほどをキープしているため、財務状況も健全です。

収益性
決算期 ROA ROE
2023年3月期 -2.64% -5.46%
2022年3月期 4.83% 10.26%
2021年3月期 2.73% 5.64%
2020年3月期 3.68% 7.58%
2019年3月期 5.73% 11.05%

引用元:みんかぶ

収益率をみるとROA・ROEも回復してコロナ前の2019年の数字に近づいています。

しかし2023年は急にマイナスとなり、これが一過性のものなのか、それとも恒常的な要素があるのかは注意深く見守る必要があります。

配当金の減配履歴が無い

旭化成の配当金は高水準を保っており、業績悪化に伴った減配も予定されていません。

2023年現在の実績配当利回りは3.57%となっており、国内株式の中では高配当の銘柄です。

同じ事業を展開している日東電工や住友化学と比べても配当利回りが高いことが一目瞭然でわかります。

配当金の比較
企業名 旭化成 日東電工 住友化学
予想一株配当 36.0 円 260.0 円 12.0 円
予想配当利回り 3.57 % 2.53 % 3.63 %
前期配当性向 — % 32.5  % 421.2 %

引用元:株予報pro

過去10年間の配当金で減配は一度も実施されていません。

2020年のコロナショックや米中摩擦による暴落でも減配はされていないのでインカム目的の投資に優れています。

旭化成の株価分析

旭化成の株価分析引用元:TradingView

旭化成の直近5年の短期チャートを見るとコロナショックで大きく暴落した後に回復していることがわかります。

旭化成は総合化学メーカーなので、景気敏感株にジャンル分けされます。

よってコロナを抑えて景気回復する期待値が株価に反映されており、暴落前の水準より高い1378円まで上昇しました。

しかし高値更新後、調整が入り元の水準値まで戻っています。

旭化成の株価は2023年は横ばい状態

2023年までの1年はほぼ横ばい状態が続いており、今後株価が大きく変動する可能性は高くありません。

しかし配当金は維持しているので、配当利回り目的で投資したい人に向いています。

コロナショック後は右肩上がり

コロナショックで株価が600円台まで落ちた後は右肩上がりの急上昇を見せています

現在は一度調整に入っている段階ですが、今後もある程度までは値上がりすることが予想できます。

コロナショックによって株式投資で儲けた人・失敗した人の違いや今後儲ける為の考え方を解説

旭化成の業績

旭化成の業績は2023年はコロナショックから回復しています。

2023年の3月期の本決算で、売上高が2兆7264億となっており前年比で10.77%プラスです。

ただし2022年まで好調だった営業利益は、2023年は1283億5200万となっており、前期実績と比べて-36.66%です。

コロナから順調に立ち直ったと思われましたが、コロナとはまた違う別の要因によるものである可能性も考えつつ注視しましょう。

2023年の純利益は赤字

2022年の3月期決算では純利益が前期比102%増の1619億円になっており、2023年も業績が好調であることが期待されていました。

しかし実際は2023年3月期の純利益は-919億4800万で赤字に転落。

業績悪化が一過性のものか、しばらく続くのか様子を見てから購入を判断したいところです。

旭化成の株の高購入はおすすめ?

2022年までは、コロナショック前の水準まで株価も回復しているため、購入しても問題はないと思われました。

しかし2023年は一転して業績が悪化。

今から旭化成に投資を検討していた方は様子見となっています。

景気回復の期待値が大きい為、短期的に株価が上昇する可能性があり、業績の変動によっては予想外の所で再び暴落した可能性もあります。

旭化成の株式は配当利回りが高いことが魅力なので、長期間かけて投資したいという方は引き続き注視しましょう。

旭化成は財務が安定している

旭化成は常に自己資金率が50%近くをキープしているため、財務は安定していると言えます。

売上高などの数字も大切ですが、自己資金などのポイントも株には影響してくるので、財務の面から旭化成の株式は長期での投資に特に向いています。

高配当の株を保有できる

旭化成の株は何より高配当であることが魅力です。

長期での投資になればなるほど配当金での利益が増えるので、長期の株式投資には高利回りである旭化成の株が向いています。

旭化成の株価を見た投資家達の反応

旭化成の株価をみて、投資家達は実際どんな事を考えているのかまとめました。

旭化成の吉野彰さんがノーベル科学賞を受賞した時の急騰や、どのタイミングで購入を狙っているのか、各投資家達の考察が分かるので必見です。

反応①日本人は素直に売買している

反応②旭化成のファーマー期待

反応③上昇の雰囲気が無い

旭化成(3407)株を買えるおすすめ証券会社

旭化成の株を取り扱うおすすめのネット証券を紹介します。

旭化成の株を購入する場合の実際の手数料や、手数料体系の違い、さらに各証券会社ごとのメリットや注意点についてまとめています。

証券会社選びの情報収集に活用してください。

旭化成(3407)の取り扱いネット証券
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 松井証券

楽天証券

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楽天証券では単元未満株サービス「かぶミニ」を提供していて、通常株はどの株も1単元(100株)からしか取引できないところを1株から購入することができます。

旭化成株も「かぶミニ」対象の銘柄なので、旭化成株に少額投資したいという方におすすめです。

さらに楽天証券ならではの特徴として、「楽天ポイント」で国内株式(現物)の購入もできます。

現金だけでなく、ポイントも有効活用しつつ投資できるのは嬉しいポイントです。

さらに楽天証券では、2023年10月1日から「ゼロコース」という新たな手数料体系が導入されています。

国内株式(現物/信用)の取引手数料が、約定代金に関わらず0円になるお得なコースとなっています。

例えば旭化成銘柄100株(101,000円)を約定する場合、今まで通り超割コースを利用すると115円の手数料がかっていました。

しかし新設されたゼロコースであれば手数料0円で取引でき、既存の楽天証券ユーザーからも好評となっています。※

※かぶミニには手数料とは別に0.22%のスプレッドがかかります。

例:旭化成の株1株(1,010円)購入の場合5円のスプレッド(実質的な手数料)が発生。

(買付時:1,010円×0.22%=2.222→小数点切り上げ:3円

売却時:1,010円×0.22%=2.222→小数点切り捨て:2円

往復コスト3+2=5円)。

楽天証券の国内株式取引手数料(税込)
旭化成(3407)100株購入時の
手数料込みの値段
101,000(株価)+0(手数料)=101,000円
【ゼロコースの場合】
ゼロコース 現物取引・信用取引共に
約定代金にかかわらず0円
超割コース
現物取引手数料
(約定代金/取引手数料)
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円
超割コース
信用取引手数料
(約定代金/取引手数料)
10万円まで 99円
20万円まで 148円
50万円まで 198円
50万円超 385円
超割コース 大口優遇 現物取引・信用取引
約定代金にかかわらず 0円
いちにち定額コース
(1日の約定代金合計/取引手数料)
100万円まで 0円
200万円まで 2,200円
300万円まで 3,300円
以降、100万円増えるごとに1,100円を追加
かぶミニ®(単元未満株取引)手数料 買付・売却共に無料
※手数料とは別にスプレッドあり
(スプレッドは0.22%です。)

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SBI証券

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SBI証券でも単元未満株サービス「S株」を提供しており、旭化成株も対象銘柄です。

1株3,163円から購入できるので、旭化成株で少額投資したい方はSBI証券を検討してみましょう。

また楽天証券では使えるポイントが楽天ポイントのみでしたが、SBI証券ではTポイント、Pontaポイントを使った「S株」購入も可能です。

さらにSBI証券では「現物取引 アクティブプラン」を使えば、100万円までの取引手数料が0円です。

そのため一般的な株式購入の最低単位である100株(101,000円)を購入しても、手数料無料です。

またSBI証券「現物取引 アクティブプラン」に対応する、楽天証券「いちにち定額コース」を比較した場合、100万円以上の取引をする場合はSBI証券の方が手数料が割安です。

まず、1日の約定代金合計が100万円までは手数料は0円で同じです。

しかし、100万円以上200万円までの取引では、SBI証券の手数料は1,238円なのに対し、楽天証券は2,200円。

200万円以降もSBI証券が割安ということが分かります。

100万円以上の取引を約定代金ごとのコースで検討している場合には、SBI証券の方が手数料がお得になりやすいです。

SBI証券の国内株式取引手数料(税込)
旭化成(3407)100株購入時の
手数料込みの値段
101,000(株価)+0(手数料)=101,000円
【現物取引 アクティブプランの場合】
現物取引
スタンダードプラン
(約定代金/取引手数料)
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円
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スタンダードプラン
(約定代金/取引手数料)
10万円まで 99円
20万円まで 148円
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50万円超 385円
大口優遇 0円
現物取引
アクティブプラン
(約定代金/取引手数料)
100万円まで 0円
200万円まで 1,238円
300万円まで 1,691円
以降100万円増加ごとに +295円
信用取引・「はじめて信用™」 アクティブプラン
(1日の約定代金合計/取引手数料)
100万円まで 0円
200万円まで 880円
以降100万円増えるごとに440 円ずつ増加
大口優遇 0円
単元未満株(S株) 無料

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松井証券

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取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
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1日定額制

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松井証券は、2023年 オリコン顧客満足度®ランキングの「ネット証券 初心者部門」で第1位を獲得。

さらに、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催、2023年度問合せ窓口格付け(証券業界)で最高評価の「三つ星」を13年連続で獲得している実績を持つ老舗ネット証券です。

特に株や投資が初めてでわからないことが多い初心者には、サポート体制が充実した松井証券は心強いです。

また松井証券では、25歳以下の場合約定代金に関わらず取引手数料が無料になります。(25歳以上でも50万円までは無料)

現物取引・信用取引に関わらず取引手数料を気にせず投資できることで、利益計算も楽でストレスが少ないのが嬉しいポイント。

特に25歳以下の学生や若者世代の投資家にとっては特に大きなメリットといえます。

株式購入の最低単位である100株である(101,000円)を約定する場合は、現物取引・信用取引・年齢にかかわらず手数料が無料です。

比較として、SBI証券では通常の信用取引の場合20万円超の約定には手数料が148円発生するので、松井証券の方が取引コストを抑えた投資ができます。

ただ、松井証券は単元未満株の新規買付ができず、1株から株を購入することはできません。

1株からの少額投資をしたい方はサブ口座も検討してみてください。

松井証券の国内株式取引手数料(税込)
旭化成(3407)100株購入時の
手数料込みの値段
101,000(株価)+0(手数料)=101,000円
【現物取引・信用取引の場合】
現物取引【26歳以上】 50万円まで 0円
100万円まで1,100円
200万円まで2,200円
その後100万円増えるごとに1,100円加算
1億円超 110,000円)※上限
現物取引【26歳以下】 無料
信用取引【26歳以上】 50万円まで 0円
100万円まで1,100円
200万円まで2,200円
その後100万円増えるごとに1,100円加算
1億円超 110,000円)※上限
信用取引【26歳以下】 無料
一日信用取引 0円
単元未満株(プチ株)手数料 新規買付不可
売却時:約定代金 × 0.5%(税込0.55%)
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旭化成に株主優待制度は無いが高配当

旭化成には株主優待制度がありませんが、高配当で株主還元をしているので配当金目的の投資に特に向いています

株価の値上がり幅で利益を狙うことも可能ですが、今後の株価状況と業績状況によっては、一旦調整が入ってしまう可能性もあります。

リスクをしっかり抑えて運用したい人は一度チャートの動きを見て、業績との乖離などを分析してからの購入を推奨します。

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