ミラートレードは、世界的に有名な専業トレーダーの取引をそのまま追従するタイプの自動売買プログラムです。
ミラートレードを活用することで、知識のないFX初心者でも有名トレーダーの思考をそのまま再現できるのが大きな特徴です。
日本国内だとミラートレードを実施しているトレーダーは比較的少数で、どのように始めれば良いか分からない方も多いです。
今回は、ミラートレーダーが本当に儲かるのかの検証と、利用する方法・注意点を解説していきます。
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ミラートレーダーの仕組み
ミラートレーダーは、プロトレーダーの取引をコピーできる自動売買プログラムです。
コピー対象は世界的に有名な投資家や、特定の手法で収益を得ているトレーダーなどが対象になります。
ストラテジーの選択肢は全て合わせると1000種類以上あり、自分の好みに応じて選ぶことができます。
勝率に応じてストラテジーを選択
コピートレードは凄腕トレーダーの取引をコピーできるのが魅力ですが、ストラテジーとして選択できるトレーダーの実績には大きな差があります。
多くの場合、選択できるストラテジーには勝率とその推移が表示されており、選ぶ際の参考にします。
トレード実績の低いストラテジーを選択すると、損失する可能性が高くなるので注意が必要です。
ミラートレードを利用する3つの方法
ミラートレードを利用する際は、3つの選択肢から選びます。
- ミラートレードを提供している国内FX会社を使う
- ミラートレードを提供している海外FX会社を使う
- 代理提供されているシステムをレンタルする
最も安全なのが、国内FX会社が提供しているミラートレードのシステムを利用するやり方です。
ただし、2021年8月現在だとミラートレードできる国内FX会社は非常に少なく、主要業者だと以下の2つしかありません。
- セントラル短資FX「セントラルミラートレーダー」
- アヴァトレード「ミラートレーダー」
その他では、国内FX会社が海外で開発されたシステムを代理提供しているのを利用できます。
海外FX会社と直接契約するよりも安全ですが、国内FX会社が海外FX会社へ支払うレンタル料が手数料に組み込まれるので、割高になってしまいます。
ミラートレードのメリット
専門知識0でも稼げる
専門知識0のFX初心者でも、ミラートレードを使えばすぐに利益を狙うことが出来ます。
ストラテジー選びを間違えることがなければ、初心者でも稼げる可能性は十分あります。
今後は裁量トレードに挑戦したい人も、ミラートレードのやり方をリアルタイムで確認できるのは大きなスキルアップに繋がります。
定期的な設定の変更が不要
自動売買システムなどは、トレーダーが設定したルールの範囲でしか取引をすることができません。
そのため、チャートの状況に応じて頻繁に設定の変更をする必要があります。
一方で、ミラートレードの場合は選んだストラテジーが設定や戦略の変更をおこなうので、トレーダーのほうで手続きをする必要がありません。
ストラテジーの選択が簡単
自動売買の代表的なタイプが、EAという演算に基づいて取引をおこなうプログラムです。
EAは売買のロジックやトレードスタイルなどが、細かく分かれています。そのため、勝率の良いEAでも今後は相場変動に追いつけず勝てなくなるリスクを考慮して選ばなければいけません。
一方で、ミラートレードの場合は基本的にストラテジーの勝率をチェックするだけでOKです。
これは、長期で高い勝率を維持できているなら、相場状況に応じて最適な戦略を考える力があると判断できるためです。
同じ通貨ペアなら取引の環境はみな同じなので、勝率と実績はほぼイコールと考えられます。
ただし、取引回数(=手数料)の大小はトレーダーの性質によって変わるので、予算に合ったストラテジーの選択は前提となります。
ミラートレードのデメリット
国内ではあまり評価されていない
凄腕トレーダーの取引を追従できるというと聞こえは良いですが、実際に利用したトレーダーの感想を見ると、そこまで稼げていない割合も大きいのが特徴です。
国内FX会社で独自サービスの提供が少ないのも、結局は人気の少なさが関係しています。
ストラテジーの質は勝率を見れば分かりますが、同じ勝率のものも非常に多く、最終的にはトレーダーのセンスで選択した結果に左右されます。
取引の目的や方向性を示しにくい
ミラートレードのストラテジーは特定の目的を持って取引している訳ではないので、希望・要望に合わせにくいのが難点です。
FXサービスはそれぞれ特色があり、一攫千金を狙うならハイレバレッジの海外FX、低リスクでコツコツ利益を得るならループイフダン…など、目的に合わせて選ぶのが理想的です。
ミラートレードの場合は利用者が「月数万円でいいからコツコツ稼ぎたい」と思っていても、ストラテジーがそれに沿った動きをするとは限りません。
ストラテジーへ払う手数料が発生する
ミラートレードのストラテジーは、利用するトレーダーが支払う手数料が報酬となります。
手数料はスプレッドとあわせて支払う必要があるため、どうしてもコストが増えてしまいます。
手数料の高さは業者によって異なりますが、高コストの業者と契約すると取引で勝っていても赤字になりかねません。
ミラートレードの利用前に知っておきたいポイント
ミラートレードを使い始める前に、前提として知っておくべきポイントがいくつか存在します。
ダウンロードする前に必ず注意点を確認しておきましょう。
勝率と利益は比例しないことが多い
ストラテジーの実績は勝率で表わされますが、実はFXでは勝率の高さはそこまで重視されません。
勝率が重視されないのは、以下の2点が主な理由です。
- 得られる利益はタイミングによって異なる
- チャートが逆に動いたら早めの損切りが必要
まず、相場の状況やエントリー期間によって得られる利益は変わります。99回勝っても1回のミスで積み上げが0になるのがFX取引なので、勝率だけで利益率を判断できません。
また、専門家でもチャートの推移を予測し切るのは困難ですが、プロトレーダーは逆方向にチャートが動いた時に早めの損切りを徹底しています。
つまり、相場が逆に動いたら損切りをして、チャンスが来たら逃さずに利益を得るというのが、FXの基本方針になります。
FX経験が長いトレーダーほど癖がある
FXの取引経験が長いトレーダーは、自身で設定したルールを元に運用しているケースが多いです。
為替レートの動きを読むのは専門家でも簡単ではなく、安易に判断をすると損失を被るリスクがあります。
上記の背景から、熟練トレーダーの中には「自分が確立した手法以外は用いない」と決めている人も少なくありません。
こうしたトレーダーの場合、相場状況に手法がはまれば強いですが、それ以外の状況下では利益を見込めないことが多いです。
ヒューマンエラーは回避できない
FX取引の理論をいくら学んでも、判断を誤れば損失を被るような局面では、焦りから判断を誤ってしまうのがトレーダーの常です。
こうしたヒューマンエラーは、ストラテジーに選ばれるような有名トレーダーでも十分に起こり得ます。
ミラートレードは演算プログラムではなく、あくまで生身の人間をターゲットにしていることを頭に入れておく必要があります。
ストラテジーと利用者ではコスト条件が違う
国内のFX会社などは、スプレッド以外の取引手数料は基本的に無料となっています。(裁量トレードの場合)
そのため、コピーの対象となるトレーダーは手数料が無料であることを前提にしたトレードスタイルや手法を実施します。
一方、ミラートレードの利用者はスプレッドの他に、コピーする対象へと払う手数料が別途徴収されます。
このことを考慮せずにミラートレードを続けていくと、採算が合わなくなる可能性があります。
スキャルピングなどの短期売買をする人が多い
ストラテジーになるような専業トレーダーは、スキャルピングなど短期間で利益を積み上げる手法を好む傾向にあります。
取引回数が多くなりがちな手法なので、その度にコストが発生して膨らみがちです。
前述の通り、コスト感はストラテジーと利用者では違うので、取引スパンが短期であるほど危険です。
ミラートレードで失敗しないためには
ミラートレードで失敗しないためには、ストラテジーの選択にこだわるだけでなく、業者選びから徹底的にこだわる必要があります。
ここからは、ミラートレードに対応している口座を選ぶ基準を紹介します。
ストラテジーの数・実績を比較
口座を開設すれば、その口座が提供しているストラテジーの中でいつでも比較や変更をすることが出来ます。
ストラテジーが少ないと選択肢が狭まるので、取り揃えが豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
絶対的なストラテジーがあるか確認
ミラートレードで成功するためには、絶対的に運用実績が良いストラテジーを選ぶことが重要です。
自分の資金を預けて取引をする訳なので、少し良い程度ではなく、誰が見てもずば抜けて成績の良いストラテジーに絞って選んでいきましょう。
成績は一時的に伸びているだけのケースもあるので、チェックする期間をある程度長めに取りましょう。
スプレッド・取引手数料を比較
ミラートレードはストラテジーの都合でどんどん取引が進むので、スプレッドや手数料は出来るだけ安い業者を選ぶのが鉄則です。
ストラテジーの取引スタイルと合わせて、長期で見るとコストがいくらになるかをシミュレーションした上で、業者選びを進めていきましょう。
通貨ペアの数・種類を比較
対応している通貨ペアの数や種類も豊富であることが望ましいです。
性質の違う通貨ペアを選択すれば分散投資になりますし、戦略を変更する際の選択肢が増えます。
少額取引できるか確認
実績のあるストラテジーなら、いきなり高額を投資するのではなく少額資金から始めるのがおすすめです。
本当に実績があれば少額を増やすことが出来るので、特に初心者からするとリスクも抑えられて望ましい状態です。
国内のFX業者は最小取引単位を1,000通貨か10,000通貨のどちらかに設定しているケースが多いです。
10,000通貨単位のFX業者も多いですが、1,000通貨単位の業者も決して少なくはありません。
10分の1の費用で取引を始められるため、少ない元手から始めることが出来ます。
ミラートレードのおすすめのネット証券
前文では注意点などを紹介してきました。
ここではおすすめのネット証券を紹介していきます。
また口コミを確認することで自分に合っているかを確認しましょう。
みんなのシストレ
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.2銭 | 153 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 50 |
みんなのシストレは、初心者から経験豊富なトレーダーまで、FX取引の幅広いユーザーに対応した自動売買システムです。
一般的なFX取引は時間と労力を大いに必要としますが、このシステムを使用すれば、その全てが効率的に自動化され、ユーザーは自分の時間をより重要な事に集中することが可能になります。
みんなのシストレの最大の特長は、多数の取引戦略からユーザー自身が選べる点にあります。
このシステムを使用すれば、ユーザーは自分の投資目標に最も適した戦略を選び、それを自分の取引に適用することができます。
また、みんなのシストレはその使いやすさでも評価されています。
複雑な操作や深い専門知識を必要とせず、初めてのユーザーでも簡単にシステムを操作し、FX取引を開始することが可能です。
みんなのシストレは、その機能性と使いやすさ、そして高度なカスタマイズ性を兼ね備えた理想的なFX取引ツールです。
みんなのシストレのミラートレードの口コミや評判
ミラートレードに関する質問
ミラートレードに関する質問をまとめました。
ミラートレードは違法ですか?
ミラートレードは違法ではありません。
各FX会社が提供しているミラートレードを利用しても違法にはならないので安心してください。
ミラートレードは少額運用可能ですか?
ミラートレードは少額から運用することができます。
ただし、搭載しているFX会社によって設定が異なるので、少額運用したい人は1,000通貨単位から取引できる口座を開設しましょう。
ミラートレードはどうやったら始められますか?
ミラートレードを搭載しているFX会社で口座開設してください。
口座開設には本人確認できる身分証明証とマイナンバーカードが必要です。
口座開設には審査があるので、事前にFX会社の口座開設基準をチェックしておきましょう。
ミラートレードは決して万能ではない
ミラートレードは印象の割に利益を得にくく、国内のトレーダー間ではそこまで人気がありません。
自分の考えとは異なるトレーダーの取引を再現できるのは大きなメリットもあるので、裁量トレードやEAと併用していくのも一つの手です。
ミラートレードに任せれば高利益を狙えるという安易な考えは危険なのでやめましょう。