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米国ETF「VOO」とは?銘柄構成・配当金や買い時を分かりやすく解説

編集者:Money Theory編集部
米国ETF「VOO」とは?銘柄構成・配当金や買い時を分かりやすく解説

株式投資を始めると「VOO」という言葉と耳にしたことがあると思います。

主に国内株式で投資を始めた人は「VOOって一体なに?」と疑問に思いますよね。

VOOは米国ETFの一種で、現在国内で人気の投資対象です。

2010年に設定されてから、右肩上がりのVOOは今後も上昇を見込めます。

そこで今回は、VOOを知らない人向けにVOOとは何なのか詳しく解説していきます。

VOOの構成銘柄やメリット・デメリット、取扱い証券会社など分かりやすく説明するので必見です。

「米国ETFに興味がある!」「VOOに投資してみたい!」という人は参考にして下さい。

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VOOとは

VOOとは米国ETFの商品で、バンガード社が提供しています。

VOOの基本情報

  • S&P500との連動を目指すETF
  • ETFだからリアルタイムトレードできる
  • 米国大企業の株が組み込まれている

これからVOOについて詳しく解説します。

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S&P500の連動を目指す米国ETF

VOOはバンガード社が提供している米国ETFで、米国株価指数のS&P500と連動を目指しています

S&P500は米国の代表的な企業500社の株価を指数化したもので、VOOもS&P500と同じく米国の代表的な企業に投資できます。

VOOはETF(上場投資信託)なので、個別銘柄と同じ様にリアルタイムでトレードできます。

ETFは複数の銘柄を組み込み1銘柄にしている為、1銘柄を購入することによって様々な株に投資することができます。

VOOは米国の代表的な企業の株をメインに構成しており、米国を代表する企業に分散投資できます。

世界的にVOOは人気で、国内でも投資している人が多い米国ETFです。

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VOOの基本情報

VOOの基本情報をまとめました。

構成銘柄や直近のチャート動向など紹介するので、購入を検討している人は必見です。

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構成銘柄

VOOは米国市場の504銘柄を構成に組み込んでおり、構成割合の高い上位10銘柄は下記の通りです。

VOO構成銘柄
銘柄 構成割合
【MSFT】マイクロソフト 6.35%
【APPL】アップル 6.00%
【TSLA】テスラ 2.30%
【GOOG】グーグル 2.13%
【FB】フェイスブック 1.97%
【MVDA】エヌビディア 1.62%
【BRK-B】Berkshire Hathaway Inc 1.36%
【JPM】JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 1.29%
【UNH】ユナイテッドヘルス・グループ 1.11%

米国の大企業「GAFA」を中心に、米国を代表する大企業の構成割合が上位を占めています

VOOは企業成長を長期に渡って継続している米国企業をメインに構成しているので、過去のチャートを見ると非常に高いリターン実績を残しています。

チャート動向

VOOのチャート動向は下記の通りです。


2020年のコロナショックによって一時的に暴落したものの、全体的に見ると右肩上がりになっていることがわかります。

VOOの株価と騰落率の推移をまとめました。

年代 年末株価 騰落率
2021年 $432.39 25.81%
2020年 $343.69 16.49%
2019年 $295.04 28.38%
2018年 $229.81 -6.31%
2017年 $245.29 19.47%
2016年 $205.31 9.83%
2015年 $186.93 -0.78%
2014年 $188.40 11.38%
2013年 $169.15 29.74%
2012年 $130.38 13.47%
2011年 $114.90 -0.21%

年末の株価や騰落率をみるとマイナスになっている時期もありますが、10年単位でみると価格が4倍以上大きくなっているので、今後も大きく成長していく期待が持てます。

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配当利回り

VOOは配当利回りが低めで2011年~2020年の平均配当利回りが1.84%です。

年代 配当利回り
2020年 1.80%
2019年 2.42%
2018年 1.93%
2017年 2.13%
2016年 2.21%
2015年 2.09%
2014年 2.06%
2013年 1.54%
2012年 1.23%
2011年 1.03%

配当利回りが高い年代でも2%超え程度なので、配当金だけで稼いでいくのは厳しい事がわかります。

VOOはインカムゲインよりキャピタルゲインをメインにして運用することをおすすめします。

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VOOのメリット

VOOのメリットをまとめました。

  • 米国大企業にまとめて投資できる
  • 長期的に価格が上昇する見込み
  • 分散投資できる

VOOは過去のパフォーマンスを見ると、10年間で価格が4倍になった実績があります。

米国は今後も世界の中心的存在として経済を牽引していく可能性が高く、VOOは更に価格が上昇してく見込みです。

リターンの見込み以外にも様々なメリットがあり、これから詳しく説明していくので、チェックしておきましょう。

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米国大企業に投資できる

VOOは米国大企業を中心とした構成銘柄になっている為、世界的に有名な企業に投資出来ます

連動を目指しているS&P500は米国を代表する企業が多く、VOOも同じ構成をしているので、大企業特有の安定感を持ちながら上昇を狙えます。

中小銘柄のような突発的な上昇や新興市場の成長でリターンを得ることはできませんが、安定して上昇してくれるので、安定感した状態で利益を継続的に得られます。

米国の大企業に集中投資できるので米国株に投資を考えている人に最適の商品です。

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長期的に上昇する期待がある

VOOの過去パフォーマンスを見ると10年で価格が4倍になっている事から、長期的な投資で利益を期待できます

年単位や月単位でみると大きな上昇は見られませんが、VOOが設定されてから2021年までのパフォーマンスは非常に好調なので、長期保有でゆったり投資することをおすすめします。

チャート動向を毎時間見て取引チャンスを狙うような運用は必要無いので、本業が忙しい人でも投資できます。

分散投資でリスクヘッジできる

VOOはS&P500に組み込まれている米国企業約500社を対象にしているので、VOOに投資するだけで様々な企業に投資できます。

一つの企業に集中して投資することも大切ですが、投資先が不祥事や業績不振になると大きく資産を失うリスクがあります。

対してVOOは数百企業の株を組み合わせている為、1つの企業が下がっても他の企業が上昇すれば損失を回避することができます。

VOOを購入するだけで、資産運用のリスクを抑えた分散投資を行える為、初心者にも購入をおすすめできます。

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VOOのデメリット

魅力的なメリットの多いVOOですが、デメリットも存在します。

  • 配当利回りが低い
  • 二重課税になる
  • 投資先が偏る

デメリットは投資家にマイナスの影響を与えてしまいますが、理解しておけばデメリットを考慮した運用が可能です。

これからVOOのデメリットを詳しく説明するので、予想外のミスを起こさない為にもチェックしておきましょう。

配当利回りが低い

VOOは配当利回りが低く、配当金目当て向きの商品ではありません

配当利回りの平均は2%を切っている為、配当目的の人は他のETFをおすすめします。

しかしVOOは長期間株価が値上がりしている事から、長期的保有で大きなリターンをキャピタルゲインで得られる可能性があります。

個別銘柄のキャピタルゲインを狙うリスクより安定して稼ぐことができるので、安定した資産運用を目指している人は、他のETFでインカムゲイン運用と併用してVOOの購入も検討してみてください。

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二重課税で確定申告が必要

VOOは米国ETFなので、日本と米国でそれぞれ課税されてしまいます。

課税が2重になってしまうので、運用コストが大きくなってしまいます

しかし日本では外国税額控除を申請すると米国分の課税が還元してもらえます。

外国税額控除を申請する事によって通常の課税分に戻せますが、外国税額控除は確定申告が必要になるので人によっては面倒に感じてしまいます。

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投資先が米国大企業に偏る

VOOはS&P500の連動を目指している為、投資先が米国の大企業に偏ってしまうデメリットがあります。

中小企業の成長や新興国の経済成長の恩恵を受けられないので、年単位の利益率が少なくなってしまう恐れがあります。

現在米国でも様々な中小企業が成長しており、急成長で株価が高騰しているケースもあります。

VOOは上記のような強い上昇の恩恵を受けられないので、積極的な運用をしたい人はVOOに投資する比率を下げて、他の商品にも投資してみましょう。

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VOOを取り扱っている証券会社を紹介

国内でも人気の高いVOOですが、取り扱っていないネット証券もあります。

せっかくVOOに投資しようと思っても、取扱いの無いネット証券で口座開設してしまうと意味がありません。

そこで今回は、VOOを取り扱っているネット証券3社を紹介します。

各ネット証券の特徴やおすすめポイントを解説するので、VOO投資目的で口座開設を検討している人はチェックしましょう。

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SBI証券

SBI証券

SBI証券は取扱い商品が豊富で、取引手数料も業界トップクラスに低いネット証券です。

米国株の取扱い数は約3,500以上で、アセアン株やロシア株・韓国株なども搭載しています。

SBI証券はVOOを取り扱っており、他の米国ETFの取扱いもあります。

種類豊富で様々な商品を購入して運用できるので、初心者から上級者までメイン口座におすすめのネット証券です。

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マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券は米国株の取扱いが42000銘柄以上のネット証券で、米国大企業だけでなく中小企業への投資も可能です。

米国株の手数料も安く最低手数料が0ドルです。

マネックス証券は取扱い銘柄数だけでなく、情報ツールなども充実している事から、海外の経済情報をいち早く取得したり企業業績を分析できます。

米国株に詳しいアナリストのレポートもあるので、充実したサポートの元運用したい人におすすめです。

マネックス証券の評判・口コミはどう?米国株投資におすすめの理由や口座開設手順も解説

楽天証券

楽天証券

楽天証券はSBI証券と人気争いをしているネット証券で、マーケット情報が豊富で注文機能が豊富な取引ツールも提供しています。

楽天証券では米国株を取り扱っており、VOOに投資することができます。

楽天証券は楽天ポイントを使って投資することが出来る為、楽天経済圏の人に最適のネット証券です。

楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説

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VOOに投資する方法

VOOに投資する方法は大きくわけて2つあります。

  • 現物取引
  • CFD取引

各取引方法をこれから紹介するので、自分に適している方法で投資してください。

現物取引

基本的にVOOは現物取引で行います

現物取引は、名前の通りVOOという商品を購入して決済時に現金と現物を交換します。

VOOを現物で取引できるネット証券は、SBI証券・マネックス証券・楽天証券などで、VOOはETFなのでリアルタイムの価格で取引できます。

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CFD取引

CFD取引は、差金決済取引のことを指します。

現物で取引する訳出はなく売買による損益で取引する為、現物を保有せずに売買取引を行えます。

例えば小麦が1kg120円で売買されていて、10kg分1,200円分購入したとしてます。

現物の小麦は購入せず小麦を1,200円分購入する権利を買った事になり、小麦の価格が上昇して売却すれば差額分が利益になります。

またCFD取引は証拠金を預けることによってレバレッジをかけることが可能で、現物取引では出来ない少ない資金で大きな資金を投資することが可能です。

VOOに投資している人達の口コミ

実際にVOOを購入して投資している人達の口コミをまとめました。

運用している人達のリアルな口コミを見て、本当に購入するべきか慎重に判断しましょう。

口コミ1.始めからVOOを購入しておけばよかった

性別 男性
年齢 25歳

FIREを目指して、S&P500と連動しているVOOを購入しました。

他の銘柄や不動産も同時並行でおこなっており、現在はVOO以外すべて売却しました。

ここ1年は自分の年収より稼いでいる状態になったので、始めからVOOに投資しておけば大富豪になったのでは?と思っています。

色々失敗もありましたが、今後もVOOをメインに運用していきます。

口コミ2.VOOに似ている投資信託もあり

性別 男性
年齢 23歳

VOOはS&P500と連動を目指すETFですが、二重課税が面倒という人とか居てなかなか手が出せない物だと思っています。

私はVOOを保有していますが、VOOと似ている国内の投資信託でも補えるなと最近おもっています。

国内の投資信託だと、ETFのようにリアルタイムトレードは出来ませんが、なんせ長期保有する前提なので、そんなにリアルタイムにこだわらなくても良いなと思っています。

VOOだとドル円の転換もあるので、総合的に考えたら、S&P500連動型の投資信託の方が好みという人の方が多いのでは?

口コミ3.VOOは本当に優秀な米国ETF

性別 女性
年齢 33歳

VOOは本当に優秀な米国ETFの一つですよね。

コストがかなり安く、米国の大企業に分散投資できるのが熱いです。

QQQもVOO並に優秀な商品ですが、VOOの方が安定・安心がありますね。

VOOだと短期的に落ちても、どうせまた戻ってくれると思えるのがありがたいです。

VOOの買い時は?2022年はどうなる?

2021年のVOOは100ドル近くの値上がりを見せており、2021年2月時点でもう既に上昇する予想が大半でした。

投資家は米国経済のペントアップディマンドに期待している人が多く、実際にワクチン接種によってコロナが落ち着いた後、消費需要が大きく動きS&P500も比例して右肩上がりになりました。

また米国大企業の業績も好調で、株価上昇を後押しした形となり2021年のVOOは絶好調です。

コロナが完全終息している状況ではありませんが、テック系の米国大企業は今後も成長する見込みで、VOOは今後も堅調に上昇していく予想です。

VOOの買い時は、短期的な集中買いというより積立投資で定期的に購入する方法の方がリスクを軽減できるのでおすすめです。

VOOの注意点

VOOに投資する上での注意点をまとめました。

  • 長期間待つ必要がある
  • リスクヘッジを忘れずに

高い人気を誇るVOOですが、市場の状況によっては注意する必要があるので、これから紹介する注意点を把握して運用しましょう。

長期的な投資が必要

VOOは短期的な動きで稼ぐ投資ではなく、長期的な保有で資産を増やす運用が適切です。

基本的にETFは長期的な投資に向いており、短期的な変動で利益を得たい人はレバレッジETFに投資することをおすすめします。

利率伸びないからといって売却しているとVOOの本領を発揮できないので、VOOに投資する人は年単位で運用状況を把握しながら取引しましょう。

積立投資でリスクヘッジしよう

長期的に上昇しているVOOですが、タイミングによってはマイナスになっている年もあるので、投資する時期をずらしてリスクヘッジしましょう。

積立投資の場合、ドルコス平均法でリスクを減らしながらコツコツプラスに持っていくことができるのでおすすめです。

積立投資は、初期投資資金が少ない人でも運用できる方法なので初心者におすすめです。

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人気の米国ETF「VOO」に投資して資産を増やそう

人気の米国ETF「VOO」は米国大企業に投資できるおすすめETFということがわかりました。

複数の銘柄を構成している商品なので分散投資も可能ですし、今後も右肩上がりを期待できる商品です。

リーマンショックやコロナショックのような、世界的に影響のあるハプニンが発生すると大きく落ちてしまう可能性もありますが、ショック後しっかり高値を更新しているので気長に投資することが重要です。

ETFは初心者でもリスクを抑えて取引できるので、これから株式投資を始めようとしている人にもおすすめです。

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