株式投資

無職でも信用取引はできる?無職でも審査に通るポイントを徹底解説!無職の方におすすめ証券会社の審査基準もご紹介

編集者:Money Theory編集部
信用取引 無職

「無職だけど信用取引をしてみたい!」とお考えの方、意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか。

日本ではどうしても「無職=貧乏」と思われてしまいがちですが、世の中には専業主婦・専業主夫の方もたくさんいらっしゃいますし、今までの職業の枠にとらわれない働き方も多く出てきています。

そこで今回は、「お金にはある程度余裕があるけど無職で信用取引口座の審査に通るか不安」という方に向けて、無職でも信用取引に通るのか、おすすめの証券会社における信用取引の口座開設審査の基準をご紹介しながら徹底解説していきます!

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信用取引の基礎知識

そもそも信用取引とは?

では、そもそも信用取引とはどのようなものなのでしょうか。

もそも株式投資には、「信用取引」と「現物取引」の2種類の取引方法があります。

  • 現物取引…持っているお金の範囲内で株を買うこと
  • 信用取引…自分が持っているお金以上に多くの株を買うこと

現物取引は自分の資産内で行う通常の株取引のことです。

現物取引であれば、無職の方でも簡単に口座開設することができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

無職でも証券口座は開設できる!申し込む方法と注意点を解説!選ぶコツやおすすめの証券会社も徹底ご紹介

反対に、今回ご紹介する信用取引では、預けているお金を担保にその3倍までのお金を取引に利用できます。簡単に言ってしまえば借金をして株取引を行うということですね。

信用取引は初心者には不向き!信用取引の注意点

信用取引は、自分の資産の3倍ものお金で株取引ができるため、利益も大きく出る可能性が高いです。しかし、その分リスクも高いということを忘れてはいけません。

万が一株価が予測と逆の動きをして暴落してしまった場合、自分の資金よりも大きな損失を被ることになります。

損失が大きくなると、担保として預けているお金(委託保証金)が不足してくる場合があります。その際、追加保証金(追証)を入金しなければなりません。

例えば、あなたの担保が100万円なのに150万円の損失を出してしまった場合、50万円を追証として入金しなければならないということです。

通常の現物取引であれば、どれだけ株が暴落したとしても0円になるだけですので、借金を背負うことはありません。

しかし、信用取引の場合だと借金を背負ってしまう危険性があるのです。

無職でも信用取引はできる?審査の基準を解説

無職でも信用取引はできるのか

結論から申し上げますと、無職という条件だけでは判断できません

実は、信用取引の口座を開設するにはいくつかの基準をクリアしなければなりません。

そして、その基準は証券会社によってまちまちです。

そのため、まずあなたがどの程度の資産を持っているのかや株取引経験がどの程度あるか、またどの証券会社に申し込むのかによって異なってきてしまうのです。

一概に「できる」「できない」と言えないのが申し訳ないのですが、その分リスクがある取引方法であるとご理解していただけるのではないでしょうか。

ここを抑えれば審査に通りやすい!4つのポイントをご紹介

のちほど、5大ネット証券の審査基準をそれぞれ詳しくご紹介していきますが、その前にある程度共通している審査基準、

つまりここを抑えておけば確率が上がる審査基準をご紹介します。

  1. 23歳以上であること
  2. すでに申し込む証券会社に口座を開設していること
  3. 株式現物取引の経験が1年以上あること
  4. 資産を十分に(30万円~100万円)所有していること

それぞれ詳しくご説明していきます。

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①23歳以上であること

抑えてほしいポイント1つ目は、23歳以上であることです。

なぜ23歳か。答えは簡単、大学を卒業した人が社会人として働く歳だからです。

働いていれば安定した収入は見込めますが、学生や未成年はまだ親の保護下であり本人に安定した収入は見込めません。

しかし、この記事を読んでくださっている大半の方は無職であると思いますので、「じゃあ私は無理では?」と思われるかもしれませんが、そこは安心してください。

あくまでも「自分で金銭を管理できる年齢であるか」を見るための一つの基準にすぎないので、とりあえず年齢が23歳以上であれば1つ目のポイントはクリアと考えてとよいでしょう。

②すでに申し込む証券会社に口座を開設していること

抑えてほしいポイント2つ目は、すでに申し込む証券会社に口座を開設していることです。

どの証券会社でもほぼ必須の条件となっています。

3つ目のポイントで詳しくご説明しますが、そもそも信用取引をやるには現物取引の経験が1年以上あることが条件です。

他社の口座開設情報は把握できませんので、自社の口座で1年以上株取引をしているかを確認する必要があるのです。

NISA口座にも同じことが言えますが、証券会社で特殊な取引のための口座を行うには、まずその証券会社の総合口座を開設する必要があることを覚えておくとよいでしょう。

③株式現物取引の経験が1年以上あること

抑えてほしいポイント3つ目は、株式現物取引の経験が1年以上あることです。

冒頭でご説明したように信用取引は現物取引よりもかなり難易度が高い取引です。当然現物取引より多くの知識や経験がないと確実に失敗します。

さらに、証券会社からの視点で考えても、顧客に対して「自社のお金を貸す」わけですからその顧客が取引きに失敗されては困るのです。

そのため、現物取引を1年以上行っていることが条件となっています。

また、信用取引に関する知識や株式投資に関する知識がある程度あることも条件として挙げられます。

不安に思われるかもしれまんせんが、現物取引を1年以上行っている方なら自然と信用取引に関する知識は身に着くと思いますので、そこは安心してください。

④資産を十分に(30万円~100万円以上)所有していること

抑えてほしい4つ目のポイントは、資産を十分に(30万円~100万円以上)所有していることです。

すべての証券会社で「十分な金融資産を持っていること」が条件として挙げられています。

しかし、具体的な金額は証券会社によって異なります。

そもそも具体的な数字が記載されていない証券会社もありますし、30万円以上と記載されているところもあれば、100万円以上と記載されているところもあります。

そのため、申し込む証券会社と自分の資産を掛け合わせて応募するとよいでしょう。

ただ、やはり信用取引はリスクが非常に高い取引方法であるため、ご自身のためにも100万円以上資産がある状態で取り組むことをおすすめします。

無職でも口座開設可能!おすすめ証券会社の審査基準

ここまで、無職の方でも審査に通りやすくなる4つのポイントをご紹介してきましたが、具体的に証券会社ごとの審査基準が知りたいですよね。

そこでここからは、無職の方におすすめの証券会社における信用取引の審査基準をご紹介いたします!

以下が無職の方でも比較的信用口座が開設しやすい証券会社です。

  1. auカブコム証券
  2. 松井証券
  3. マネックス証券

それぞれ詳しくご紹介しますので、ぜひ証券会社選びの参考にしてください。

①auカブコム証券における信用取引口座開設の審査基準

auカブコム証券は、手数料の安さが魅力で信用取引も格安の手数料で行えると評判が高いです。

auカブコム証券における信用取引の審査基準は以下のように定められています。

以下の要件をすべて満たし、信用取引の節度ある利用が行えるお客さまに限り、信用取引口座開設を申込いただけます。

  • すでに当社に証券口座を開設していること
  • インターネットを利用できる環境にあること
  • 十分な年収または金融資産を保有していること
  • お客さま基本情報のご投資目的(方針)が収益性重視または安定性・収益性重視であること
  • 電子メールアドレスをお持ちであること
  • 常時連絡が取れる連絡先が登録されていること
  • 株式現物取引または株式信用取引のご経験が1年以上、あるいは先物・オプション・外国為替証拠金取引のご経験があり、かつ信用取引に関する知識があること
  • 信用取引におけるリスクをご自身で理解のうえ、資金性格・投資期間・投資目的にあったお取引をいただけること
  • 信用取引口座の開設に必要な契約書類等の内容を理解しすべて差し入れること
  • 20歳以上であること

 

気になる必要資金ですが、具体的な金額は設定されていません。ただ十分な年収か金融資産が条件となっているため、無職の方は100万以上の金融資産をもっていると通りやすいでしょう。

②松井証券における信用取引口座開設の審査基準

松井証券は、一日信用取引という制度があります。一日信用取引とは、返済期限が当日の信用取引、つまりデイトレード専用の取引と言うことになります。

同じ保証金で一日に何回でも回転取引ができるので、資金を最大限活用することが可能になる魅力的な制度です。

松井証券における信用取引の審査基準は以下のように定められています。

  • 証券口座が開設済であること、または証券口座の開設申込を同時に行うこと
    • 23歳以上であること
    • 23歳未満の場合、職業が学生、無職、パート・アルバイトでないこと次のどちらかの条件にあてはまること
  • 現物株式の投資経験が1年以上あること(当社以外の証券会社での経験も通算します)
  • 「信用取引の契約締結前交付書面」、「信用取引規程」、制度・無期限信用取引ルール、および「重要事項のご説明」の内容をご理解いただいていること
  • 「信用取引口座設定約諾書」、「一般信用取引に関する確認書」、「信用取引規程に関する同意書」を差入れること
  • 現金または有価証券(代用評価額)の合計で30万円以上のお預りが必要であるという条件を承諾すること
  • 常時、電話連絡がとれること
  • 十分な金融資産(100万円以上)があること
  • 投資目的および資金の性格に適合した取引を行っていただけること
  • 空売りに一定の制限がかかることをご了承いただけること
  • 日本証券業協会の協会員の従業員、金融商品仲介業者の従業員、個人の金融商品仲介業者に該当しないこと
  • 当社からお送りする書面がご登録いただいているご住所に確実に到着すること

 

23歳未満の場合無職だと口座は開けませんが、23歳以上であれば無職であっても資産が100万円以上あることで、信用取引口座を開設することができます。

③マネックス証券における信用取引口座開設の審査基準

マネックス証券は外国株の取り扱いが豊富な証券会社です。手数料も比較的安いので外国株投資をしたい方におすすめの証券会社となっています。

マネックス証券における信用取引の審査基準は以下のように定められています。

  • マネックス証券に証券総合取引口座をお持ちであること。
  • 未成年でないこと。
  • マネックス証券の定める「最低保証金」についてご理解いただいていること。
  • 信用取引の経験、又は現物株式の投資経験があり当社が別に定める基準を満たしていること。
  • 取引規定や約諾書などの必要書類を読み、各種ルールをご理解いただいていること。
  • お客様ご自身がインターネットをご利用できる環境にあること。
  • 常に、電話および電子メールにより連絡が取れる状況であること。
  • 氏名、住所、電話番号、生年月日、職業(勤務先を含む)、電子メールアドレス等が正しく登録されていること。

マネックス証券も具体的な数字は表示されていませんが、十分な資産が必要であることが条件です。先程申し上げたように100万円以上の資産があるとほぼ確実に信用取引口座を開設することができるでしょう。

また、職業に関する規定や無職であると審査に落ちる旨は書かれていませんので、資産があれば無職でも口座を開けると言えるでしょう。

無職の方が信用取引口座を開設する鍵は「資産」

いかがでしたでしょうか。

結論としては、「無職が理由で審査に落ちることはないが、職がない分資産が必要」です。

結局のところ、証券会社はその人物が自社のお金を貸しても大丈夫なのか、という点を見たいのです。

そのため、無職でも資産が何億円とあれば審査に通りますし、逆に働いていても資産が10万円しかなかったら通りません。

ただ、審査に通りたいがために嘘の資産を書くことはおすすめできません。信用取引は十分な資産と知識があって初めて成功するものだからです。

ぜひご自分の資産状況を見ながら、安心して取引できるようであれば信用取引口座に取り組んでみましょう!

今回ご紹介した以外にもSBI証券や楽天証券もおすすめなので、ぜひ申し込んでみることをおすすめします!