SBI証券と楽天証券はネット証券中でも特に人気がある証券会社です。SBI証券と楽天証券には様々なメリットや特徴があります。
そのためSBI証券と楽天証券のどちらで口座開設をすれば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SBI証券と楽天証券を7つの項目で比較していきます。またそれぞれのメリットやSBI証券と楽天証券に向いている人の特徴も解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
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SBI証券と楽天証券の比較表
SBI証券と楽天証券の比較は以下の通りです。
SBI証券 | 楽天証券 | |
口座開設数 | 約840万口座 | 約800万口座 |
手数料 | 0円〜 | 0円〜 |
投資信託 | 2,706本 | 2,649本 |
外国株 | 9カ国 | 6カ国 |
ポイント投資 | Tポイント・dポイント・Pontaポイント・Vポイント | 楽天ポイント |
つみたてNISA | 184本 | 182本 |
iDeco | 38本 | 32本 |
SBI証券と楽天証券を気になる7項目で解説
SBI証券と楽天証券を初心者の方が気になる7項目で解説していきます。
- 口座開設数
- 取り扱い商品はどちらが多い?
- 手数料はどちらが安い?
- 少額投資・ポイント投資はどちらがおすすめ?
- つみたてNISAはどちらがおすすめ?
- iDecoはどちらがおすすめ?
- アプリと取引ツールの使いやすさ
口座開設数
口座開設数に関しては、グループ全体で比較するとSBIグループが約840万口座で楽天証券が約800万口座とSBIグループの方が多くなっています。
ただ、証券口座だけで比較すると、SBI証券(SBI証券+SBIネオモバイル証券+SBIネオトレード証券)が約720万口座、楽天証券が約800万口座と楽天証券の口座数が多くなります。
SBI証券と楽天証券の口座開設数は、あまり大きな差はありませんが、他のネット証券に比べると圧倒的に多くなっています。
SBI証券と楽天証券は、どちらも初心者の方が始めやすい環境が整っていることが口座開設数が多い要因です。
取り扱い商品はどちらが多い?
次に取り扱い商品の比較です。
SBI証券 | 楽天証券 | |
取り扱い商品 |
|
|
取り扱い商品は、楽天証券に比べてSBI証券の方が多いため、様々な投資商品に挑戦したい方にはSBI証券の方がおすすめです。
手数料はどちらが安い?
SBI証券と楽天証券の手数料は、どちらも業界トップクラスの安さとなっています。
ただ、1日の約定代金の合計で手数料が決まる「1日定額プラン」では、100万円以上を超える取引はSBI証券の方が安くなっています。
SBI証券と楽天証券の手数料コースは以下の通りです。
- 「アクティブプラン」は1日の約定代金の合計で手数料が決まるコースで、国内現物取引手数料と国内信用取引手数料ともに、50万円以下の場合は手数料が「0円」になります。
- 「スタンダードプラン」は約定金額ごとの手数料で、5万円以下は「55円」、10万円以下は「99円」、20万円以下は「115円」とネット証券の中でもトップクラスの安さです。
- 「いちにち定額コース」は1日の約定代金の合計で手数料が決まるコースで、、50万円以下の場合は手数料が無料になります。
- 「超割コース」は、1回の取引ごとに手数料が決まるコースで、1日の手数料の合計金額の1%が楽天ポイントとして付与されます。
少額投資・ポイント投資はどちらがおすすめ?
次にSBI証券と楽天証券の少額投資とポイント投資について比較します。
SBI証券 | 楽天証券 | |
少額投資 | あり(S株) | 米国株のみ |
ポイント投資 | Tポイント・dポイント・Pontaポイント・Vポイント | 楽天ポイント |
投資対象 | 投資信託 | 国内株式・外国株式・先物・オプション・海外先物・金・プラチナ |
一般的な株式の場合、各銘柄によって100株以上など購入単位が定められていることが多いですが、証券会社によっては数百円(単元未満株)から行える少額投資ができる場合があります。
SBI証券は「S株」があり、500円から株式投資が行え、楽天証券では、米国株式のみですが単元未満株を購入することができます。少額から始めたいという方は、SBI証券の方が投資対象が多いため始めやすいと言えるでしょう。
一方、ポイントを使って投資を行うポイント投資に関しては楽天証券の方が始めやすい傾向にあります。
楽天証券でポイント投資が行える投資対象は幅広く、また楽天ポイントも汎用性が高く、貯めやすいという特徴があります。
SBI証券のポイント投資は、Tポイント・dポイント・Pontaポイント・Vポイントから1つを選ぶ必要がある点や、楽天証券に比べて投資対象が少ない点が気になります。
つみたてNISAはどちらがおすすめ?
次につみたてNISAの比較です。
タイトル | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
銘柄数 | 184本 | 182本 |
積立頻度 | 毎日・毎週・毎月 | 毎日・毎月 |
貯まるポイント | Tポイント・dポイント・Pontaポイント・Vポイント | 楽天ポイント |
※2022年11月8日時点の情報です。
つみたてNISAは、SBI証券と楽天証券どちらも差があまりなため、Tポイントをよく利用するならSBI証券、楽天ポイントをよく利用するなら楽天証券のように、よく利用するポイントで決めることをおすすめします。
なお、つみたてNISAは1人1口座のみしか開設ができないため注意が必要です。
iDecoはどちらがおすすめ?
次にiDecoの比較です。
SBI証券 | 楽天証券 | |
口座管理手数料 | 無料 | 無料 |
取り扱い銘柄数 | 38本 | 32本 |
銘柄数には差がほとんどありませんが、SBI証券はインデックスファンドが楽天証券より多いためインデックスファンドを選択する場合はSBI証券がおすすめです。
アプリと取引ツールの使いやすさ
SBI証券と楽天証券のアプリと取引ツールは以下の通りです。
SBI証券 | 楽天証券 | |
アプリ |
|
|
取引ツール |
|
|
SBI証券は、取引商品によってアプリやツールを替える必要がありますが、楽天証券はSBI証券に比べて少ないアプリやツールで取引が行えるため楽天証券の方がおすすめです。
SBI証券のメリット
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 208銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,683本 |
外国株 |
|
ポイント投資 |
|
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
SBI証券のメリットは様々ありますが、今回は3つのメリットを紹介します。
- 取引手数料が安い
- 少額投資が可能
- 夜間取引が可能
取引手数料が安い
上記でも解説したように、SBI証券は手数料プランが2つあり、自分の投資スタイルに適した手数料プランを選ぶことができます。
さらにSBI証券の手数料は他のネット証券に比べて安く、スタンダードプランでは最小55円、アクティブプランなら1日の約定代金が100万円以下なら取引手数料は無料です。
さらに、25歳以下であれば現物取引手数料が無料になる点も魅力的です。
SBI証券は、取り扱い商品も多く手数料も安いため気軽に投資を始めることができます。
少額投資が可能
投資を行うためにはある程度のまとまった資金を必要と思っている方も多いでしょう。しかし、上記でも解説したように、SBI証券では100円から投資信託が行えます。
100円と少額から投資が行えるメリットは様々あります。例えば、投資の練習になったり、気軽に始めることができたり、いろいろな投資に挑戦できたりします。
積立の設定をしておけば、資産が増えた際に再投資を行うことも可能です。
SBI証券の口座開設には料金が不要ですし、アクティブプランを選べば10万円以下の取引に手数料がかかることなく格安で投資を始めることができます。
夜間取引が可能
普段会社で働かれている人や家事・育児で忙しい方にとっては取引可能時間が長いことが必須の条件になると思います。また、株式投資やその投資は時間が決められているため忙しい人は中々取引が行えないという人も多いでしょう。
その点SBI証券では、PTS(夜間取引)があるため普段忙しい方でも夜間に投資を行うことが可能です。
SBI証券の、PTS(夜間取引)は午前8時20分から午後4時までと、午後5時から午後11時59分まで取引することができます。
そのため、どんな方でも取引時間を気にすることなく投資を行うことができる点がメリットになるでしょう。
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楽天証券のメリット
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 195銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,613本 |
外国株 | 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
楽天証券もメリットは様々ありますが、今回は3つのメリットを紹介します。
- 楽天ポイントで投資ができる
- アプリやツールが使いやすい
- 楽天グループのサービスと連携するとお得になる
楽天ポイントで投資ができる
楽天証券では楽天ポイントを使って投資をすることができます。
これから投資を始める方はいきなり現金を使うことに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
その点、楽天証券はポイントを利用できるため気軽に投資を行うことができます。
もちろんSBI証券でもポイント投資は行えますが、ポイントの溜まりやすさや使いやすさを考えるとポイント投資は楽天証券の方が優れています。
投資初心者の方や普段から楽天カードや楽天ショッピングなど、楽天経済圏を利用していて楽天ポイントがためやすい方におすすめです。
アプリやツールが使いやすい
上記でも解説しましたが、楽天証券はアプリや取引ツールが充実している点もメリットです。
多くの証券会社でアプリや取引ツールがありますが、楽天証券のアプリやツールは、「使いやすい」「デザインがシンプルで見やすい」など良い口コミも多くあります。
特に、株式取引、FX、先物オプション取引に対応しているスマートフォントレーディングツールの「iSPEED」は、初心者から上級者までも利用できるため人気があります。
楽天グループのサービスと連携するとお得になる
楽天証券は、他の楽天サービスと連携ができる「マネーブリッジ」という制度があります。
例えば、ネット証券で得た利益を別の銀行口座へ移したい時に入金に手間がかかります。
しかし楽天のマネーブリッジを使えば、楽天証券と楽天銀行を連携されてお金を移す手間を省くことが可能です。
また、楽天のマネーブリッジは、入金手数料が無料、預金金利アップ、ポイントアップが狙えるハッピープログラムなど様々な機能やお得なサービスがついています。
さらに楽天カードで投信積立も行えたり、残高に応じてポイントがもらえたりと様々なメリットがあります。
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SBI証券に向いている人
SBI証券に向いている人は以下の通りです。
- 外国株式に挑戦したい人
- Tポイント・dポイント・Pontaポイント・Vポイントを貯めている人
- 手数料を抑えたい人
SBI証券は取り扱い商品が豊富なだけでなく、外国株式の取り扱い銘柄も豊富なため、外国株式に挑戦したい人が向いているでしょう。SBI証券の外国株式の取り扱い銘柄は約4,000銘柄と業界トップクラスの銘柄数です。そのため自分に適した銘柄を選定することができます。
また、SBI証券は手数料も業界トップクラスに安いため、とにかく手数料が抑えてたい方も向いています。
楽天証券に向いている人
楽天証券に向いている人は以下の通りです。
- 楽天ポイントを貯めている人
- 楽天経済圏の人
- アプリや取引ツールの使いやすさを求める人
楽天証券は、楽天経済圏で生活している人や普段から楽天ポイントを貯めている方におすすめです。楽天証券では楽天ポイントを貯め安く、使いやすいという特徴があります。溜まった楽天ポイントをさらに投資に利用することもできるため、現金を使わずに投資をすることも可能です。
さらにアプリや取引ツールを活用して投資を行いたい方は楽天証券に向いているでしょう。アプリや取引ツールは口コミもよく、使いやすい物が整っています。
SBI証券と楽天証券は使い分けもできる
今回はSBI証券と楽天証券のそれぞれの特徴やメリットを比較しつつ解説しましたが、どちらも多くのメリットがあるため迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
その場合、SBI証券と楽天証券の両方の口座開設をすることをおすすめします。実際に利用してみると自分に適した証券会社が選べます。また、SBI証券と楽天証券のそれぞれのメリットを受けることができ、それぞれのデメリットを補うことも可能です。
そのため実際に両方の口座開設を行って自分に適した投資方法を探してみてはいかがでしょうか。