「楽天証券で現物取引を行っているけど信用取引もやってみたいな」「信用取引をやってみたいけど楽天証券は審査通りやすそう」と思っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、楽天証券の信用取引の審査基準はもちろん、審査に通過するために絶対に押さえておくべきポイントや、信用取引口座開設のステップまで徹底解説していきます。
ぜひ参考にしてください!
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信用取引の基礎知識
楽天証券の信用取引口座の審査基準を詳しくご紹介する前に、信用取引の基礎知識を簡単にご紹介します。
信用取引がどのようなものか、確認しておきたいという方は読んでおいてください。
そもそも信用取引とは?
そもそも株式投資には、「信用取引」と「現物取引」の2種類の取引方法があります。
- 現物取引…持っているお金の範囲内で株を買うこと
- 信用取引…自分が持っているお金以上に多くの株を買うこと
現物取引は自分の資産内で行う通常の株取引のことです。
現物取引であれば、無職の方でも簡単に口座開設することができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
無職でも証券口座は開設できる!申し込む方法と注意点を解説!選ぶコツやおすすめの証券会社も徹底ご紹介
反対に、今回ご紹介する信用取引では、預けているお金を担保にその3倍までのお金を取引に利用できます。簡単に言ってしまえば借金をして株取引を行うということですね。
信用取引は初心者には不向き!信用取引の注意点
信用取引は、自分の資産の3倍ものお金で株取引ができるため、利益も大きく出る可能性が高いです。しかし、その分リスクも高いということを忘れてはいけません。
万が一株価が予測と逆の動きをして暴落してしまった場合、自分の資金よりも大きな損失を被ることになります。
損失が大きくなると、担保として預けているお金(委託保証金)が不足してくる場合があります。その際、追加保証金(追証)を入金しなければなりません。
例えば、あなたの担保が100万円なのに150万円の損失を出してしまった場合、50万円を追証として入金しなければならないということです。
通常の現物取引であれば、どれだけ株が暴落したとしても0円になるだけですので、借金を背負うことはありません。
しかし、信用取引の場合だと借金を背負ってしまう危険性があるのです。
必見!楽天証券信用取引の審査基準
ではさっそく、楽天証券信用取引における審査基準を詳しくみていきましょう。
楽天証券の公式ホームページには、信用取引の審査基準として以下の条件を明記しています。
お客様は、以下の要件をすべて満たす場合に信用取引口座開設の申込みを行うことがで
きます。
①すでに当社に総合取引口座を開設し、又は開設の申込みをしていること。
②金融資産を概ね 100 万円以上有していること。
③信用取引の経験、又は6ヶ月以上の株式取引の経験があること。
④信用取引制度、当社の信用取引ルール、信用取引のリスク等を理解し、本規定及び「信用取引口座設定約諾書」等の内容を承諾していること。
⑤第6条に規定する代用有価証券の取扱いについて、包括再担保契約を締結していただけること。
⑥住所、電話番号、生年月日、職業(勤務先を含む。)等当社の定める事項が正しく登録されていること。
⑦インターネットを利用できる環境にあり、パソコン操作に支障がないこと。
⑧電話及び電子メールにより、直接連絡が常時取りうること。
⑨本規定、信用取引に関する説明書の交付については、書面の交付に代えて、別途定める電子交付サービスを利用していただけること。
細々と書いてありますが、結局何が言いたいかと言いますと、
「借金をきちんと返せる能力があるか」
を見たいのです。
冒頭でご説明したように、信用取引はいわば証券会社から借金をして自分の資産以上のお金を運用するのです。証券会社から見れば自社が貸したお金を0にして返済もできませんと言われてしまったら困りますよね。
貸したお金を確実に返してくれる返済能力があると認められる人しか、信用取引はできないのです。
必ず楽天証券の審査に通る4つのポイントを解説
上記で、楽天証券の公式ホームページに記載されていた信用取引審査基準をご紹介しましたが、正直難しくてイマイチよくわからない方が大半ではないでしょうか。
そこでここからは、ここを抑えておけば確率が上がる審査基準をご紹介します。
今からご紹介する4つのポイントさえおさえておけば、よっぽどのことがない限り審査に通ります。
楽天証券で信用取引をしたいとお考えの方、必見ですよ!
- 23歳以上であること
- すでに申し込む証券会社に口座を開設していること
- 株式現物取引の経験が1年以上あること
- 資産を十分に(30万円~100万円)所有していること
それぞれ詳しくご説明していきます。
①23歳以上であること
抑えてほしいポイント1つ目は、23歳以上であることです。
なぜ23歳か。答えは簡単、大学を卒業した人が社会人として働く歳だからです。
働いていれば安定した収入は見込めますが、学生や未成年はまだ親の保護下であり本人に安定した収入は見込めません。
しかし、主婦の方は定職についてない方も多く、「私は無理では?」と思われるかもしれませんが、そこは安心してください。
あくまでも「自分で金銭を管理できる年齢であるか」を見るための一つの基準にすぎないので、とりあえず年齢が23歳以上であれば1つ目のポイントはクリアと考えてとよいでしょう。
②すでに申し込む証券会社に口座を開設していること
抑えてほしいポイント2つ目は、すでに申し込む証券会社に口座を開設していることです。
どの証券会社でもほぼ必須の条件となっています。もちろん、今回ご紹介している楽天証券も同様です。
3つ目のポイントで詳しくご説明しますが、そもそも信用取引をやるには現物取引の経験が1年以上あることが条件です。
他社の口座開設情報は把握できませんので、自社の口座で1年以上株取引をしているかを確認する必要があるのです。
NISA口座にも同じことが言えますが、証券会社で特殊な取引のための口座を行うには、まずその証券会社の総合口座を開設する必要があることを覚えておくとよいでしょう。
③株式現物取引の経験が1年以上あること
抑えてほしいポイント3つ目は、株式現物取引の経験が1年以上あることです。
今回ご紹介している楽天証券は経験が半年と定められていますが、半年ぎりぎりより最低でも1年以上経験があったほうがよいでしょう。
冒頭でご説明したように信用取引は現物取引よりもかなり難易度が高い取引です。当然現物取引より多くの知識や経験がないと確実に失敗します。
さらに、証券会社からの視点で考えても、顧客に対して「自社のお金を貸す」わけですからその顧客が取引きに失敗されては困るのです。
そのため、現物取引を1年以上行っていることが条件となっています。
また、信用取引に関する知識や株式投資に関する知識がある程度あることも条件として挙げられます。
不安に思われるかもしれまんせんが、現物取引を1年以上行っている方なら自然と信用取引に関する知識は身に着くと思いますので、そこは安心してください。
④資産を十分に(30万円~100万円以上)所有していること
抑えてほしい4つ目のポイントは、資産を十分に(30万円~100万円以上)所有していることです。
すべての証券会社で「十分な金融資産を持っていること」が条件として挙げられています。
しかし、具体的な金額は証券会社によって異なります。今回ご紹介している楽天証券は「100万円」です。
そもそも具体的な数字が記載されていない証券会社もありますし、30万円以上と記載されているところもあれば、100万円以上と記載されているところもあります。
そのため、申し込む証券会社と自分の資産を掛け合わせて応募するとよいでしょう。
ただ、やはり信用取引はリスクが非常に高い取引方法であるため、ご自身のためにも100万円以上資産がある状態で取り組むことをおすすめします。
楽天証券における信用取引開始への6Step
では、最後に楽天証券における信用取引開始への6Stepをご紹介いたします!
上記でご紹介した条件を満たしている人はぜひ今からご紹介することを参考にして、楽天証券で信用口座を開設してみましょう。
一目でわかる!楽天証券信用取引口座開設のステップ
まずは、だいたいどんな流れで楽天証券の信用取引口座が開設できるのか、ご紹介します!
このように見ると、意外と簡単で普通の口座を開くのと何も変わらないですね。
(画像は楽天証券公式サイトより引用)
楽天証券の信用取引口座のステップを詳しく解説
では、ここからは、上記でご紹介した6つのステップを詳しく解説していきます。
Step①総合口座開設
信用取引をはじめるには、まず楽天証券に口座開設をする必要があります。
まだ楽天証券に口座を持っていない場合は、まずは総合口座を開設するようにしましょう。
総合口座開設についての詳しい手順は以下の記事を参考にしてください。
Step②信用取引口座申し込み
信用取引をはじめるには、信用取引口座の開設が必要となります。楽天証券の公式ホームページから信用口座開設をしましょう。
その際、楽天証券が定めている信用取引木津あ申し込み資格があることを確認してください。
Step③審査
何度もお伝えしているように、信用取引はリスクが大きいため、返済能力があるか審査をされます。
インターネットの登録内容や、電話で面接をする場合もあります。電話面接があった場合は、面接完了後の翌々営業日以降に審査結果がメールで通知されます。
上記で紹介した条件を満たせていれば、落ちることはまずないので安心してください。
Step④信用取引口座開設完了
信用取引口座開設済みをお知らせするメールが登録メールアドレス宛に送信されます。メールの受信日から取引することが可能です。
Step⑤保証金振替
信用取引を始めるには、預り金を信用取引口座に保証金に振替える必要があります。
通常は、振替を自動的に行う「自動振替」が設定されていますが、自身で振替操作を行う「手動振替」も利用可能です。
最低委託保証金は30万円です。最低委託保証金が30万円を下回っている場合には、新規建はできません。
Step⑥株式の売買
信用取引で新しく建玉を保有することを新規注文、建玉を決済する注文のことを返済注文といいます。
ポイントを押さえて楽天証券の信用取引審査に受かろう
いかがでしたでしょうか。
楽天証券の信用取引審査の基準は他の証券会社と大差ありません。
この記事でご紹介した4つの条件をしっかり満たして審査に申し込んでみましょう。
ただ、信用取引は現物取引とはリスクの大きさが段違いなので、自分の資産が十分にあるか、万が一の場合は冷静に損切ができる状態なのか、判断して信用取引に申し込むようにしてください。
皆さんがよい投資生活が送れることを祈っています。