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【2024年最新】PTS取引ができるおすすめの証券会社はどこ?取引上のメリット・デメリット・注意点を徹底解説

編集者:Money Theory編集部
【2024年最新】PTS取引ができるおすすめの証券会社はどこ?取引上のメリット・デメリット・注意点を徹底解説

自己資産を増やして、老後生活や教育費、医療費などの資金確保の一環として株式投資などの投資を検討されている方がいます。

しかし、取引が行える時間には制限が設けられており、日々フルタイムで仕事をしている方にとっては、頭を悩ませる問題です。

そんな取引時間の問題を解決してくれる取引方法が1つあります。

それがPTS取引です。

今回は、PTS取引の仕組み・概要、この方法を利用する時に生じるメリットやデメリット、そして実際にPTS取引が行えるおすすめの証券会社を紹介していきます。

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PTS取引の仕組み・概要

PTS取引の仕組み

PTS取引とは、「Proprietary Trading System」の頭文字をとった略語で、直訳で私設取引システムといわれています。

本来、株式などの有価証券は、東京証券取引所という公設の証券取引所が用意した取引システムを介して売買取引を成立させています。

しかし、このPTS取引は公設の取引システムではなく、民間企業が用意した取引システムを利用して売買を行います。

つまり、別所で売買を行うため、取引時間は民間企業が用意した取引システムに設定された時間の従って取引が行えるのです。

現在、日本国内でPTS取引を運営している企業は、SBIジャパンネクスト証券のジャパンネクストPTS(JNX)と、チャイエックス・ジャパンが運営するチャイエックスPTS(Chi-X)の2ヵ所です。

運営会社によって、取引できる時間が異なります。

運営企業 取引システム 取引可能時間
SBIジャパンネクスト証券 ジャパンネクストPTS(JNX) デイ・セッション:8:20~16:00
ナイトタイム・セッション:16:30~23:59
チャイエックス・ジャパン チャイエックス
PTS(Chi-X)
デイ・セッション: 8:20〜16:00

営業日は、原則としてどちらも、公設の取引所と同じ平日営業の土日・祝閉所になっています。

PTS取引を利用するメリット

PTS取引は、公設の取引所を介して売買するのではなく、民間企業が仲介を担って売買を行う取引になります。

PTS取引を利用した場合、投資家には以下4つのメリットが得られます。

PTS取引のメリット
  • 取引時間に縛りがない
  • ローコストで取引可能
  • 希望価格で発注・約定が可能
  • 使用取引に対応

取引時間に縛りがない

PTS取引の最大のメリットは、時間による制限、縛りがないことです。

FXのように24時間いつでも取引ができるわけじゃないですが、深夜帯を除いて15時以降日付が変わるギリギリまで株取引が行えます。

取引時間に余裕があれば、日夜仕事が忙しい会社員や公務員の方でも、終業後の片手間に株取引が行えるので、売買チャンスを逃す心配がありません。

またPTS取引は、発注から約定まで行えるメリットもあるため、結果をすぐに得たい方にもおすすめです。

ローコストで取引可能

PTS取引を利用した際にも、取引手数料が発生するわけですが、公設の取引所を利用するよりも格安で済む場合が多いです。

PTS取引に対応している証券会社が通常発生の手数料よりも約5%安くしているケースがあります。

特に頻繁に取引している投資家にとって、取引毎にかかる手数料を安く済ませたいと思う方にとっては、最大のメリットといってもいいでしょう。

希望価格で発注・約定が可能

PTS取引は、通常取引における売買とは異なり、呼値単位が細かく設定されています。

そのため、投資家が希望する価格帯で銘柄の発注と約定が可能です。

なお、価格設定は、注文時の価格から検討して設定するようにしましょう。

信用取引にも対応

PTS取引に対応しているものは、株式などの現物取引だけじゃなく、信用取引にも対応しています。

信用取引でも、取引毎にかかる手数料が安く設定されているので、コストを抑えた方におすすめです。

ただし、現物取引とは別扱いになるため、取引時間が短く設定されている可能性があります。

PTS取引が抱えるデメリット

PTS取引は、夜間取引が行えたり、投資家が希望する価格帯で発注・約定ができるなど、様々なメリットが得られる一方、気を付けておかねばならないデメリットが3つあります。

PTS取引が抱えるデメリット
  • 取引量が少ない
  • 注文方法が限定されている
  • 取り扱い銘柄が限定的

取引量が少ない

PTS取引は私設取引所を介して売買を行うので、原則、時間外取引が中心に行われます。

そのため、東証などの取引所と比べて、取引量が少ないデメリットを抱えています。

例えば、株価が大きく動いて、注文した価格では取引が不成立になるなどの事態を招く恐れがあります。

この事態は、取引量が少ない銘柄の株価程、顕著に見受けられます。

注文方法が限定されている

PTS取引では、指値注文のみを採用しています。

通常取引だとできる成行注文や条件注文ができないほか、注文期限が当日のみや週・無期限など、時間設定を設けた注文もできません。

なので、約定しているのかの確認や、注文の入れ直しを行うなど、手間がかかります。

取り扱い銘柄が限定的

現在、PTS取引が行えるのが、ジャパンネクストPTSとチャイエックスPTSの2ヵ所に限られており、東京証券取引所の上場株式とETF、REITの3つを中心に売買取引が行えます。

問題がないようにも思えますが、東証1部・2部、東証マザーズ、JASDAQに上場している銘柄に限られ、それ以外の外国株や外国ETF、名古屋や大阪、福岡、札幌の証券取引所のみに上場している銘柄の取引はできません。

また一部の銘柄を売買停止銘柄に指定していることもあります。

PTS取引に対応しているおすすめネット証券の比較表

以下は、PTS取引に対応している証券会社の取引可能時間と利用できる取引所の比較表になります。

会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券 LINE証券
楽天証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券 LINE証券
取引時間(現物) 8:20~16:00
17:00~23:59
8:20~16:00
17:00~23:59
9:00~11:30
12:30~15:00
8:20~15:30
17:00~23:59
9:00~11:30
12:30~15:00
8:20~16:00
取引時間(信用) 9:00~11:30
12:30~15:00
9:00~11:30
12:30~15:00
9:00~11:30
12:30~15:00
NISA対応 可能 可能 不可 可能 不可 不可
利用できるPTS JNX, Chi-X JNX JNX JNX JNX, Chi-X Chi-X

PTS取引に対応しているおすすめネット証券ランキング

ここからは、前節で紹介した証券会社6社の基本情報を詳しく解説していきます。

楽天証券

楽天証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円
0コース(信用取引込) 0円 0円 0円

キャンペーン
米国株取引手数料(実質)無料プログラム
ご家族・お友達紹介プログラム 等
積立NISA 195銘柄
投資信託 2,613本
外国株 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株
ポイント投資 楽天ポイント
取引ツール(PC)
  • マーケットスピード2
  • マーケットスピード
  • マーケットスピード for Mac
  • マーケットスピード II RSS
  • マーケットスピードFX
  • 楽天MT4
スマホアプリ
  • iSPEED
  • iSPEED for iPad
  • iSPEED FX
  • iSPEED 先物OP

楽天証券は、国内でPTS取引を扱っている2ヵ所と提携を組んでいる数少ない証券会社の1つです。

2ヵ所でPTS取引が行えることによって、PTSの取引量が増加しやすく、希望価格で約定する可能性が高いです。

またPTS取引ができる時間も長いので、自分のライフスタイルに合わせた取引が行えます。

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SBI証券

SBI証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

キャンペーン
国内信用取引口座開設&デビュー応援キャンペーン
CFD米国指数取引手数料還元キャンペーン
積立NISA 208銘柄
投資信託 2,683本
外国株
  • 米国株式(約5,600銘柄)
  • 中国株式
  • ロシア株式株
  • 韓国株式
  • ASEAN株
ポイント投資
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • Vポイント
取引ツール(PC)
  • HYPER SBI 2(国内株式版)
  • HYPER SBI
  • SBI CFDトレーダー
スマホアプリ
  • SBI証券 株アプリ
  • SBI証券 米国株アプリ
  • かんたん積立 アプリ
  • HYPER FXアプリ
  • HYPER 先物/オプションアプリ
  • HYPER CFDアプリ

SBI証券は、PTS取引が行えるジャパンネクストと同じSBIグループに所属しているため、取引時間の長さと手数料に定評があります。

中でも、16時半以降に行える夜間PTS取引では、取引毎に発生する取引手数料が無料と、デイトレードを投資スタイルにしている投資家にとってはうれしいメリットです。

元々SBI証券は、業界トップクラスの手数料を誇る優良な証券会社に位置付きます。

日中の通常取引と併行して、コスパよく取引していきたい投資家におすすめです。

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マネックス証券

マネックス証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 3.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 550円 550円 550円

キャンペーン
米国株定期買付デビューキャンペーン
新規口座開設キャンペーン
積立NISA 167本
投資信託 1,520本
外国株 米国株式(5,000本以上) 中国株式
ポイント投資 マネックスポイント
取引ツール(PC)
  • マネックストレーダー
  • 銘柄スカウター
  • マルチボード500
  • BRiSK for マネックス証券
  • チャートフォリオ
  • マーケットボード
  • マーケットライダー
  • マーケットライダープレミアム
  • SNS型投資アプリ「ferci」ブラウザ版
  • フル板情報ツール
  • トレードステーション米国株 ブラウザ版
スマホアプリ
  • 銘柄スカウター
  • マーケットボード
  • マネックス証券アプリ
  • マネックストレーダー株式スマートフォン
  • SNS型投資アプリ「ferci」
  • トレードステーション米国株 スマートフォン など

マネックス証券では、ジャパンネクストが提供しているPTS取引を介した売買が行えます。

取引の過程で、投資家が有利な立ち位置で約定が得られるSOR注文サービスを提供しています。

ただし、マネックス証券が実施しているPTS取引は夜間営業をしていないほか、信用取引にも対応していません。

あくまでPTS取引の利用は、通常取引のサポートという位置づけになることを理解したうえで利用しましょう。

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松井証券

松井証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.0
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 0円 0円 1,100円
約定金額ごと(25歳以下) 無料 無料 無料
1日定額制

キャンペーン
新規デビュープログラム
NISA応援キャンペーン
積立NISA 199銘柄
投資信託 1,715本
外国株 米国株式(2,832銘柄)米国ETF(355銘柄)
ポイント投資 松井証券ポイント
取引ツール(PC)
  • マーケットラボ
  • ネットストック・ハイスピード
  • 松井FP~将来シミュレーター~
  • 株価教えて! by 松井証券
  • FXトレーダー・プラス
  • 株価ボード
  • チャートフォリオ
  • フル板情報(BRiSK for 松井証券)
  • QUICK情報
  • QUICKリサーチネット
  • ネットストックトレーダー
  • ネットストックトレーダー・プレミアム
スマホアプリ
  • 日本株アプリ
  • 米国株アプリ
  • 投信アプリ
  • FXアプリ
  • 先物OPアプリ
  • MATSUI Bankアプリ
  • 松井FP~将来シミュレーター~
  • 株touch
  • 松井証券 株アプリ
  • LINE@公式アカウント(松井証券 FX)
  • フル板情報(BRiSK for 松井証券)

松井証券では、ジャパンネクストが提供しているPTS取引を介した売買取引が行え、日中と夜間の2部制で取引が行えます。

さらにPTSを介した銘柄の注文に対して約定率向上が図れるSOR注文サービスを導入しています。

また取引毎にかかる手数料は、通常取引と同じボックスレートの範囲内で確定します。

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auカブコム証券

auカブコム証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 4.0
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

キャンペーン
米国株デビュー応援!初回約定で現金200円プレゼントキャンペーン
ご家族・ご友人紹介プログラム追加特典キャンペーン
積立NISA 202銘柄
投資信託 1,634本
外国株 米国株式(1,800銘柄以上)
ポイント投資 Pontaポイント(投資信託・プチ株買付に利用可能)
取引ツール(PC)
  • kabuステーション
  • auカブコムFXPCアプリ
  • カブボード
  • カブボードフラッシュ
  •  
  • EVERチャート
  • 先物・オプションボード
  • 先物・オプションボードフラッシュ
  • カブナビ
  • kabuスコープ
  • kabuカルテ
  • 残高照会フラッシュ
  • 保証金シミュレーター
  • 証拠金シミュレーター
  • 先OPナビ
  • 債券シミュレーター
  • 365CFDシンプルチャート
スマホアプリ
  • auカブコム証券アプリ
  • auカブコム証券 株・先物OPアプリ
  • auカブコム証券 FXアプリ
  • カブボード
  • カブボードフラッシュ
  • EVERチャート
  • 先物・オプションボード
  • 先物・オプションボードフラッシュ

auカブコム証券では、ジャパンネクストとチャイエックス・ジャパンの2ヵ所と提携を組んでいます。

PTS取引では、松井証券やマネックス同様、SOR注文を採用しているため、夜間取引が行えません。

また、PTS取引における手数料や取引ルールは、通常取引と同じルールに従って取引を行います。

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LINE証券

LINE証券

2024/03/08時点の情報です。

総合★★★★★ 3.5
NISA
×
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制

キャンペーン
現在開催中のキャンペーンはありません。
積立NISA 9銘柄
投資信託 33本
外国株
ポイント投資 LINEポイント
取引ツール(PC) LINEアプリ
スマホアプリ LINEアプリ

LINE証券は、チャイエックス・ジャパンを介したPTS取引が行えますが、銘柄注文がSOR注文になるため、日中8:20~16:00までの間でしか取引が行えません。

しかしLINE証券では、PTS取引以外にも単元未満株やLINEポイントを利用したポイント投資など、他の証券会社では見受けられないユニークな投資手法が扱えます。

口座開設も、メッセージアプリとして活用しているLINEからいつでも行えます。

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PTS取引の始め方

ここからは、PTS取引を始めていくための手順を解説します。

PTS取引の始め方
  • 口座開設
  • 資金の入金
  • 銘柄選択・注文

Step1.口座開設

PTS取引を始めるには、証券会社で口座開設を行っていることが前提になります。

ただし、PTS取引が行える証券会社は限られているほか、取引可能時間も対応している証券会社によって異なります。

PTS取引に対応している証券会社
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券
  • LINE証券

その中で日中・夜間に対応しているのが、楽天証券とSBI証券、松井証券の3社になります。

自分のライフスタイルを第一に考えて、証券会社を選んだら、以下の手順と書類を用意して口座開設を行っていきます。

口座開設の手順
  1. 必要事項の記入
  2. 本人確認書類の提出
  3. 審査
用意する書類
  • マイナンバーカード
  • 本人確認が取れる書類(運転免許証など)
  • 金融口座の確認が取れるもの(キャッシュカードなど)

上記手順で申請を済ませて、審査を通過したら、登録しているメールアドレスやSMS宛てに口座開設完了の連絡が入ります。

Step2.資金の入金

口座開設ができたら、証券口座の方に資産の入金を済ませていきます。

入金方法は、開設した証券会社によって、可能な入金方法が異なります。

体表的な入金方法
  • 銀行振込
  • クイック入金
  • 振替入金

また入金方法や時間帯によって、振込手数料が別途発生します。

Step3.銘柄選択・注文

証券会社ごとに設けられたPTS取引のルールを確認したら、さっそく銘柄の売買注文を行いましょう。

冒頭でも紹介しましたが、PTS取引は指値注文のみを可能にしているため、売買を希望する銘柄の数量や金額を投資家自身で設定して発注します。

また、注文できる時間帯も証券会社によって異なるので、その点も加味しながら証券会社を選んでいきましょう。

PTS取引を行う際の注意点

前節でPTS取引の始め方を紹介してきました。

ここからは、PTS取引を行っていく上で気を付けることを2点紹介します。

  • 夜間取引に対応している証券会社は3社のみ
  • 取引規制の実施

夜間取引に対応している証券会社は3社のみ

前節でも触れましたが、PTS取引が行える6社のうち、楽天証券とSBI証券、松井証券の3社のみが日中と夜間の2回に分けた取引が行えます。

PTS取引に対応していることだけに注目して、証券会社を選ぶと、思うような取引ができず、行くとどなく取引チャンスを逃す恐れがあります。

PTS取引に対応しているとわかったら、取引可能時間も併せて確認してから口座開設を検討しましょう。

取引規制の実施

PTS取引は、通常取引とは違って、夜間にも取引ができるので本職の傍らで投資をしている会社員や公務員に最適な取引方法です。

しかし取引方法を提供している2社の判断によって、一部の銘柄の売買取引が停止したり、制限が設けられることがあります。

もし約定している銘柄に取引規制がかかった場合、約定したのが直前であっても取引内容が取り消しになります。

PTS取引に関する質問

ここからは、PTS取引を始める前に解決しておきたい疑問を3つ紹介します。

  • PTS取引とはどんな取引ですか?
  • PTS取引は日中の株取引に影響しますか?
  • PTS取引を行うとき、現行の株価は参考になりますか?
  • PTS取引はNISA口座でもできる?
  • PTS取引のメリット・デメリットは?
  • PTS取引ができる証券会社は?
Q
PTS取引とはどんな取引ですか?
A
PTS取引とは、取引所を通さずに株を売買できる取引システムのこと。東証などを通さずPTS(運営会社)のシステムを利用して取引を行うことができます。取引所の時間外である朝や夜間の時間帯にに取引ができる点も大きな特徴です。
Q
PTS取引は日中の株取引に影響しますか?
A
影響はしますが、夜間取引を行っている方やその日の取引量が少なければ、売買の出来高が低いままなので、日中の株取引に影響を及ぼすことは少ないでしょう。
Q
PTS取引を行うとき、現行の株価は参考になりますか?
A
参考になりますが、PTS取引での価格が、翌日まで同じ、または近しい数値というわけではありません。
またPTS取引で売買できる銘柄数は少なく、大きな価格変動が起きることも少ないです。
よって、株価を見るときは、価格全体を見てから取引を行うのがいいです。
Q
PTS取引はNISA口座でもできる?
A
可能です。
証券会社によって、NISA対応の可否は異なりますが、通常のPTS取引では利用できない注文方法で銘柄の購入・約定ができます。
Q
PTS取引のメリット・デメリットは?
A

PTS取引の主なメリットは下記の通り。

  • 取引時間に縛りがない
  • ローコストで取引可能
  • 希望価格で発注・約定が可能
  • 使用取引に対応

一方PTS取引の主なデメリットは下記の通りです。

  • 取引量が少ない
  • 注文方法が限定されている
  • 取り扱い銘柄が限定的
Q
PTS取引ができる証券会社は?
A
PTS取引ができる証券会社には、楽天証券・ SBI証券・松井証券 があります。
※マネックス証券・auカブコム証券・ライン証券ではPTS信用取引(SOR注文)のみ可能です。

PTS取引は日中忙しい人におすすめの取引方法

ここまで、PTS取引の仕組み・概要、この方法を利用する時に生じるメリットやデメリット、実際にPTS取引が行えるおすすめの証券会社を紹介してきました。

PTS取引は、通常取引とは異なり、夜間でも取引ができる取引方法です。

この方法によって、日中は本職で忙しい会社員や公務員の方でも取引チャンスを逃すことなく、株式投資が行えますが、対応している証券会社が少なかったり、取引規制が時々設けられるなど、気を付けることが多々あります。

今回紹介した注意点やデメリットを加味したうえで、PTS取引が利用できる6つの証券会社から自分のライフスタイルに適したところを選ぶようにしましょう。

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