株主優待

株主優待生活のすすめ!株主優待をもらうまでの流れとおすすめの銘柄を紹介

編集者:Money Theory編集部

「株主優待生活ってどんな生活?」「株主優待生活をするためには?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

テレビでも実際に株主優待生活を送っている方の特集がされているため、実際に始める方も多くいます。

そんな株主優待生活ですが、株主優待生活を送る上で注意点もあります。

そこで今回は、株主優待生活の注意点と始め方、おすすめの銘柄を解説していきます。

株主優待生活に挑戦したい方はぜひ参考にしてください。

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株主優待生活はどんな生活

株主優待生活とはどんな生活なのでしょうか。

以下で詳しく解説します。

株主優待とは

株主優待とは、定められた株数を保有する株主に対して企業が金券や割引券、優待商品などをプレゼントしてくれる制度のことです。

株式の保有期間や保有数によって優待内容が異なる傾向にあります。

株主優待は日本企業特有の制度となっており、海外の企業ではあまり実施されていません。

そのため、日本の上場企業の株式を購入することで株主優待を受けることができますが、日本国内でも全ての上場企業で株主優待を実施しているわけではないため注意が必要です。

株主優待を受けるためには、一般的に100株以上の保有が条件となっている場合が多いですが、最近では1株からでも株主優待を受けることができる銘柄も存在します。

株主優待生活とは

株主優待生活とは、企業から貰う優待商品や割引券などで生活を行うことを指します。

株主優待生活が注目されたきっかけは、元プロ棋士の桐谷さんがTVに出演したことが大きな要因でしょう。

桐谷さんは、多くの株式を保有しており、その優待で生活をしているため現金をほとんど使わない生活をしています。

もちろん、桐谷さんほどの生活を送るためには多くの資金や知識が必要になるため、いきなり現金を使わずに生活することは困難です。

ただ、上述しましたが、最近では1株の保有でも株主優待を実施している企業もあるため、少額投資でも生活の一部を株主優待を利用して生活費を下げていくことは十分可能でしょう。

株主優待生活におすすめの銘柄

以下では株主優待生活におすすめの銘柄を3つ紹介します。

おすすめの銘柄
  • 大戸屋
  • 千趣会
  • 串カツ田中

大戸屋

大戸屋

株式会社大戸屋ホールディングスでは、100株以上保有している方に、コロワイドグループ店舗で利用できるご優待ポイント(1ポイント1円に充当)をもらうことができます。

なお、もらえるポイントは以下の通りです。

100株以上 4,000ポイント(4,000円分)
500株以上 20,000ポイント(20,000円分)
最低保有数 100株
株価 3,100円

千趣会

千趣会

千趣会では、100株以上保有している株主にベルメゾンなどで利用できる割引券をもらうことができます。

なお、以下のように保有数によって割引券の株が異なります。

100株以上 1,000円相当
300株以上 2,000円相当
500株以上 4,000円相当
1000株以上 5,000円相当
最低保有数 100株
株価 399円

串カツ田中

串カツ田中

串カツ田中ホールディングスは株主優待で、食事優待券を提供しています。
串カツ田中は全国展開しているチェーン店なので、住んでいる場所関係なく活用できます。
飲食店系の食事券狙いの人におすすめの株主優待です。

100株以上 食事優待券(1,000円券)×2枚
300株以上 食事優待券(1,000円券)×4枚
600株以上 食事優待券(1,000円券)×6枚
900株以上 食事優待券(1,000円券)×8枚
最低保有数 100株
株価 1,772円

株主優待をもらうまでの流れ

株主優待をもらうまでの流れは以下の通りです。

  1. 証券会社で口座開設
  2. 銘柄を選定する
  3. 期限までに株を購入する
  4. 株主優待を受け取る

証券会社で口座開設

まず、株式を買うために証券会社で口座開設を行います。

基本的に口座開設は、どの証券会社でも同じ流れです。

なお、本人確認はスマホで行う方法と郵送で行う方法がありますが、スマホで本人確認を行うことで、最短で口座開設が完了します。

本人確認書類として利用できるものは以下のとおりです。

本人確認書類
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード(顔写真付き)
  • 各種健康保険証
  • 各種年金手帳
  • 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

銘柄を選定する

銘柄の選び方
  • 株主優待が魅力的か
  • 将来性がある企業か
  • 購入資金の範囲内か

次に銘柄を選定します。

銘柄は、欲しい株主優待内容の銘柄を選ぶことが必須です。

また、欲しい株はいくらで買えるかも重要になります。

通常株の最小購買単位は、100株となっており1株で購入できるものは少ない傾向にあります。

株価は銘柄によって高いものから低いものまで様々ですが、株初心者のうちは買い値が10万円以下の銘柄をおすすめします。

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期限までに株を購入する

以下で解説しますが、株は企業が定めた期限までに購入する必要があります。

ここで言う期限とは「権利約定日」「権利付き最終日」のことです。

これらの期限までに株を購入しておかないと株主優待を受けることができないため注意しましょう。

株主優待を受け取る

最後に株主優待を受け取ります。

約定したからといってすぐにもらえるわけではなく、株主優待は、権利約定日から約3ヶ月程度で届く場合がほとんどです。

すぐに届かなくても不安にならず気長に待ちましょう。

なお、株主優待が届く日は、購入した企業のサイトに掲載されているためチェックしておくこともおすすめです。

株主優待生活の注意点

株主優待生活の注意点は以下の通りです。

株主優待生活の注意点
  • 権利約定日を確認しておく
  • 最低保有数があることに注意

権利約定日を確認しておく

株主優待を受け取るには、権利確定日に株主でいることが必須になるため注意が必要です。

権利確定日とは、企業の決算日のことで詳細な日時は企業によって異なり、権利確定日に株主でいることで、配当金と株主優待を受けられます。

ただ、権利確定日に株を買っても配当金を受け取ることができません。

株主として株主名簿に名前が登録されるには、権利確定日の3営業日前までに株を買わなければならないためです。

この権利確定日の3営業日前の日のことを権利付き最終日といい、権利付き最終日の翌日を権利落ち日と言います。

権利付き最終日

権利確定日の3営業日前。この日に株主でいることで、権利確定日に株主名簿に名前が記載される。つまり、配当金と株主優待を受け取るためには、権利付き最終日に株主でいることが必須

権利落ち日

権利付き最終日の翌日。この日に株主になっても配当金や株主優待を受け取ることはできない

つまり、権利付き最終日に買って権利落ち日に売れば、株を1日しか保有してなくても配当金がもらえます。

具体的な権利確定日は企業によって異なりますが、主に3月と9月にある企業が多いので、しっかりチェックしてください。

最低保有数があることに注意

株式は、株主優待を受けるためには100株以上の保有が必要になるなど、企業によって最低保有数が決められているため注意が必要です。

最近では、1株(単元未満株)でも株主優待を実施している企業もありますが、一般的には100株以上の保有が条件となっています。

また、保有期間によっても株主優待内容が変わる場合もあるため、株の保有数と保有期間をチェックしておきましょう。

まずは少額から始めよう

いきなり株主優待のみで生活するためには、多くの資金が必要になりますが、そこまでの資金を用意できる方はあまりいないでしょう。

上述したように、株主優待は数万円の投資でも株主優待を受けることができる企業は多くあります。

まずは、自分が欲しい株主優待を見つけて少額から始めてみることがおすすめです。

少額から始めることで、リスクが下がるだけでなく、経済にも関心を持つことができるため、大きな資金で投資をする際にも役立つでしょう。