株式投資で利益を上げる戦略は多数存在しており、「テクニカル分析」は戦略の1種として利用されます。
テクニカル分析はチャート画面のローソク足の動きを見て分析したり、形状パターンで売買判断したりします。
今回は株で使えるテクニカル分析方法を紹介します。
初心者におすすめのテクニカル指標やチャート形状の読み方を詳しく説明するので必見です。
株式投資の取引戦略に悩んでいる人や、テクニカル分析方法を知りたいという人は参考にしてください。
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株で利用する3つのテおすすめクニカル分析方法
株に利用できるテクニカル分析の種類は多く、初心者から上級者まで利用しています。
今回は初心者でも利用できる観点からおすすめのテクニカル分析方法を厳選しています。
テクニカル分析は数値を設定したり、数値をみて売買判断をしたりするので難しいと感じる人もいますが、見ただけで判断できる簡単分析方法もあります。
株を購入する判断材料の1つになるので、テクニカル分析を全く知らないという人は1つでも覚えて実践できるようにしておきましょう。
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移動平均線
移動平均線は一定期間の株価平均を算出したラインをチャート画面に表示します。
25日移動平均線・75日移動平均線といって出すラインの期間を設定し、短期線と長期戦の動きで売買判断します。
長期線が上昇しはじめている状態で短期線は長期戦を突き抜けると「ゴールデンクロス」と呼び強い上昇の示唆になります。
反対の場合は「デットクロス」になり、下落の示唆になります。
移動平均線の見方は他にも分析方法がありますが、初心者はゴールデンクロスとデットクロスの形状を覚えて取引する所から実践してみましょう。
グランビルの法則
グランビルの法則は移動平均性を考案した分析家が編み出された法則で、株価と移動平均線を組み合わせて取引するタイミングを見極めます。
移動平均線に対して株価の動きを見て、上昇している状態の株価が平均移動線にタッチすれば再び上昇する可能性が高く、逆に株価が下落している状態で平均移動線を突き抜けた場合は下落する可能性が高く、再び平均移動線にタッチした時に下落することが予想できます。
上記のように買いパターン、売りパターンを平均移動線と株価でシンプルに判断できるので初心者でも簡単に実践できます。
ただし、平均移動線と株価の動きがグランビルの法則に当てはまらない動きをする場合もあるので損切り設定は必須となります。
一目均衡表
一目均衡表は転換線・基準線と2本の先行スパン・5本の遅行スパンで構成されています。
計算式をしっかり把握するのが複雑で難しい面もありますが、一目均衡表の雲を見ることによってトレンドを可視化できます。
ローソク足が雲を抜けている状態や雲をしたぬけした状態は方向転換したシグナルとなるので初心者でも売買判断できます。
株のテクニカル分析でチャート形状を使うケース
株のテクニカル分析は、テクニカル指標を使って売買判断するケースがメインですが、チャート形状をみて売買判断する場合もあります。
株価の上昇パターンと下落パターンの形状をチャートに当てはめて売買判断するので、取引戦略をシンプルにできます。
ただし、形状通り動かない場合もあるのでチャート形状に当てはまるから予想があたると勘違いしないようにしましょう。
ヘッドアンドショルダー
ヘッドアンドショルダーは相場が天井に入った時におこる形状で、一度高値をだして下がりもう一度上昇した時に最高値を更新しますが以前さがった場所と同じ数値まで下がります、その後上昇しても最高値を更新することなく下落していきます。
ヘッドアンドショルダーは形状が肩と頭があるような見た目になるのでヘッドアンドショルダーという名称が付きました。
ヘッドアンドショルダーの売りサインは、最初の下落した値に3回到達した時です。
肩と頭と肩が形成されて、意識されている安値ラインに来た時に突き抜ける勢いがあれば降下トレンドが発生します。
信用取引の場合、空売りで利益を得るチャンスになりますし現物取引の場合は売却して様子見する判断が可能です。
ヘッドアンドショルダーは逆パターンもあり、上昇する予想をたてることもできます。
ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップは天井値に二度株価が到達して下落していく現象で、2回目に到達した高値ラインが1回目の高値ラインより下になっている所が特徴です。
ダブルトップは下落を示唆する形状ですが、ダブルトップは反対の意味合いで株価上昇を予想できます。
株価の値は常に上下しているので、上昇・下落も上下しながら動いていきます。
ダブルトップ・ダブルボトムは一方方向に株価が向かう準備運動状態なので、上昇・降下が始まる前に取引を開始できるようにしましょう。
株にテクニカル分析は意味がないって本当?
テクニカル分析は、ローソク足の動きを読んで取引を予想していく手法で、株式投資以外の投資でも利用できます。
しかし株式投資においてテクニカル分析は意味がないと提唱している投資家もいます。
テクニカル分析は意味がないと言われている理由を説明するので、テクニカル分析のデメリットも把握しつつ有効活用できる方法を見つけましょう。
ランダムウォーク理論から考えるとテクニカル分析は不要
ランダムウォーク理論は簡単に説明すると株価の上下は究極50%の確率論となり、予想すくことは不可能という理論です。
チャートの動きを数学的に判断すると上下確率が50%になりますが、市場心理などが含まれて上昇が継続される場合もあります。
ランダムウォーク理論は未来の株価を把握するのは不可能で、テクニカル分析は過去の値動きから結果論を導きだしているに過ぎないと言われています。
しかし、過去のチャート状況をみて売買判断している投資家も市場にいるので一概にもテクニカル分析が意味の無いものとは言えません。
チャート画面を証券会社が操っている説がある
確証的な証拠はありませんが、チャート画面を証券会社が操作していて、テクニカル分析で売買判断すると証券会社の罠にはまってしまうと提唱している人がいます。
証券会社が株価を操っていたりローソク足の伸びを若干操ったりしている場合、正確な情報を得られていないのでテクニカル分析で売買判断しても失敗してしまいます。
証券会社の操作に関してはテクニカル分析が意味ないというより、証券会社がチャートを操作することに問題があります。
テクニカル分析できるおすすめの取引ツールを紹介
テクニカル分析は取引ツールによって操作しやすかったり、操作しにくかったりします。
株式投資をテクニカル分析メインで投資していきたい人は、口座開設する際に取引ツールの機能性もみておきましょう。
これからテクニカル分析できるおすすめ取引ツールを紹介するので参考にしてください。
moomoo証券(moomooアプリ)
アプリ概要 | |||
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空売りデータで分析可能 | |||
プロの株価予想を見られる |
moomoo証券は世界的にも高い人気を誇るネット証券で、日本国内では2022年10から金融情報サービスをリリースしています。
moomoo証券のアプリ”moomooアプリ”は個別銘柄のリアルタイム株価情報はもちろん、業績やアナリスト分析まで無料で提供されているのでじっくり銘柄分析することができます。
また、各銘柄のテクニカル分析をわかりやすいようにシンプルデザインで提示しているので、初心者でも難しい知識を使わずにテクニカル分析結果を閲覧できます。
ファンダメンタル分析・テクニカル分析に必要な情報を豊富に取り扱っているので「しっかり分析して投資戦略を立てたい!」という人に最適です。
moomoo証券で米国株取引の提供開始
米国株取引手数料 | |||
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約定代金 | 取引手数料 | ||
12.5米ドル以下 | 0円 | ||
12.5米ドル超~25,000米ドル万 | 約定代金の0.88%(税込み) | ||
12.5米ドル超~25,000米ドル万 | 22米ドル(税込み) |
moomoo証券ではこれまで国内での取引ができませんでした。
しかし、2023年9月から米国株の国内取引の提供が開始されています。
業界初、米国株を24期間取引に対応していて、急な株価変動にも即座に対応できるのがメリットです。
また米国株取引手数料は業界最安水準(※1)の0.088%(税込)となっており、ネット証券各社が0.495%(税込)で提供しているのに比べると、約6分の1です。
※1 主要ネット証券 ( 口座数上位 5 社:SBI 証券、au カブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券 ) で比較。 (2023年10月1日時点 )
銘柄は約7,000と豊富で、中には国内でmoomoo証券でしか取引できない銘柄もあります。
さらにmoomooアプリでは米国株の情報を豊富に提供してくれるため、併用することで取引チャンスを広げることも可能です。
米国株取引をするなら候補として外せないネット証券となっています。
そして、現在moomoo証券では「日本株取引スタート記念プログラム」が提供されています。
提供期間および対象者は以下になります。
期間 | 2024年4月1日(月)~ |
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キャンペーン対象者 | 特典1:2024年4月1日(月)以降に初めて当社の証券口座に入金、且つ入金条件を満たした方 特典2:2024年4月1日(月)以降に初めて当社の証券口座を開設した方 ※特典1・2共通:ポイントサイト経由で口座開設されたお客様、過去に口座解約済で再開設したお客様は本プログラムの対象外 |
特典1は、10万円相当の人気株(買付代金)が抽選で当たるキャンペーンです。
詳しい特典内容と付与条件は以下の通りです。
口座への入金金額や30日間の日時平均資産残高など、付与条件を満たすと抽選権が付与されます。
特典内容 | 特典1:ハズレなし!ルーレットで最大10万円相当の人気株(買付代金)が当たる プログラム開催中、以下の入金条件を満たしたお客様は、累計入金金額に応じて相応回数の抽選に参加できます。ⅰ 1万円以上30万円未満を入金し、かつ、30日間の日次平均資産残高(円貨/外貨預り金・株式含む)が【入金金額の70%以上または1万円以上のいずれか低い金額】を維持したお客様に抽選券1枚を進呈 ⅱ 30万円以上を入金し、かつ、30日間の日次平均資産残高(円貨/外貨預り金・株式含む)が【入金金額の70%以上または30万円以上のいずれか低い金額】を維持したお客様に抽選券3枚を進呈・抽選1回につきいずれかの銘柄が当選いたします。なお、各銘柄の当選確率はそれぞれ異なります。 ・各抽選の前に、イベントページで米国株または日本株を選択できます。抽選1回につき、米国株を選択した場合はラインナップから米国株1銘柄、日本株を選択した場合はラインナップから1銘柄の買付代金が当選します。 ・特典1-ⅰ、1-ⅱの両方の条件を達成された場合は計4枚の抽選券が付与されますが、米国株及び日本株の選択可能回数に上限はございません(例:4枚の抽選券すべてを日本株の抽選に使用することも可能) |
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付与条件 | ・ 本プログラムはエントリー不要
特典1 |
特典2は、米国株取引における取引手数料が無料になるキャンペーンです。
期間内にmoomoo証券で初めて証券口座を開設した方を対象に、2か月間取引手数料が無料になります。
詳しい特典内容と付与条件は以下の通りです。
特典内容 | 特典2:米国株式の取引手数料2ヶ月間無料 |
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付与条件 | 特典2 ・キャンペーン期間中に証券口座を開設したユーザーには、自動的に以下の特典が付与されます 米国株式の取引手数料2ヶ月間無料 |
その他このキャンペーンでの注意事項は以下になります。
どれも非常に大切なので、しっかり目を通していきましょう。
その他の注意事項 | 特典1・2共通 ・ポイントサイト経由で口座開設されたお客様は本プログラムの対象外となります。 ・過去に口座解約し、再開設されたお客様は本プログラムの対象外となります。 ・一つのスマートフォン端末に複数人がログインして本プログラムに参加することはできません。必ずお客様ご自身の端末でご参加ください。尚、不正なログインやなりすまし申込が行われたことを検知した場合、当社の任意にて本プログラムの特典付与対象外とする場合がございます。 ・ 本ページ掲載の実施期間以降も、継続してキャンペーンを実施する場合があります。 ・ 今後も継続して同様のキャンペーン(特典内容や条件が異なる場合を含む)を開催する予定です。 ・ 本プログラムの内容は、予告なく変更、中止または延長(一部条件変更を含む)となる場合がございますので予めご了承ください。 ・条件を満たした後、3営業日を経過しても特典が付与されないなどの場合には、お手数ですがカスタマーサービスまでお問い合わせください。 |
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非常にお得なキャンペーンとなっているので、ぜひmoomoo証券を利用して特典をゲットしてください。
終了予定が未定なので、今までmoomoo証券を利用したことがない方は、この機会にmoomoo証券を利用して株取引を行ってみましょう。
moomoo証券の口コミ・評判はどう?メリット・デメリットや手数料も解説
楽天証券「マーケットスピード」
楽天証券の「マーケットスピード」はテクニカル指標が20種類と豊富で、分析アルゴリズムが充実しています。
チャート内にテキストコメントを残せる機能を搭載しており、自分がどのような状態で売買判断したのかチャート上にテキストで残せます。
複数の分析チャートを同時に並べたり自分の気に入ったレイアウトを登録できたりするので、初心者から上級者まで扱いやすい取引ツールです。
楽天証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
松井証券「チャートフォリオ」
松井証券「チャートフォリオ」はトレンド検索できる機能がついており、視覚的にトレンドを理解できます。
チャート上でおこっているトレンド形状と似ているチャートパターンを検索できるので、色々観点からテクニカル分析をしたい人にとって最適の機能です。
複数の銘柄を同時に表示させることも可能で、相対的に分析できます。
マーケット全体の動きや過去チャートパターンの分析も細部までおこなえるので、多方面のテクニカル分析をしたいという人に最適です。
松井証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
SBI証券「HYPERSBI」
SBI証券の「HYPERSBI」は様々なテクニカル指標を搭載しており、描画ツールも充実しています。
個別チャートと複数銘柄や指標を同時表示できるチャート機能がついており、相対的に分析して銘柄強弱を把握できます。
個別銘柄の株価と日経平均株価・TOPIXなどの指標を1つのチャート画面に表示させることもできるので、セクターごとに投資する手法も簡単におこなえます。
柔軟に対応できる取引ツールなので、初心者が上級者になっても充実して利用できるのでおすすめです。
SBI証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
株式投資でテクニカル分析を利用する時の注意点
株式投資でテクニカル分析を使用すると、売買判断を数値上で設定できるので根拠のある注文で取引をはじめられます。
しかしテクニカル分析を曖昧にして「なんとなく」で利用すると負けてしまいます。
テクニカル分析を自己都合に合わせて使うとお祈り投資になってしまうので注意が必要です。
テクニカル分析での売買判断は基準を自分で決める
テクニカル分析での売買判断は状況に応じて変化するのではなく、取引ルールに基づいて判断する必要があります。
テクニカル分析をしていても売買判断を場面によって変更していると意味がありません。
同じ形状パターンや数値条件が揃った時に売買するなど、取引を開始するルールを設けておきましょう。
テクニカル分析をしても予想がはずれてしまう可能性もある
テクニカル分析は分析をしたからといって絶対に株価予想できるものではありません。
可能性の高い方向を予測するのであって、「かならずあたる!」という訳ではないので注意しましょう。
予測が外れてしまう可能性も視野にいれて取引すると、損失を抑えて利益をしっかり狙う取引戦略を立てられるのでおすすめです。
株式投資でもテクニカル分析は重要なので初心者は簡単な方法から実践してみよう
テクニカル分析は株式投資でも重要な判断材料です。
「テクニカル指標は意味が無い」と発言している投資家もいますが、テクニカル分析を活用して稼いでいる投資家もいます。
個人の投資スタイルによって合う・合わないがありますが、テクニカル分析の基礎は株式投資をする上で知っておくべき知識です。
今後株式投資で稼いでいきたいと思っている人は、必ず必要になってくる分析方法なので機能性が充実している取引ツールを利用してテクニカル分析を使った取引をしてみましょう。
【完全版】株の入門講座!株の仕組みや稼ぎ方、おすすめの証券を基礎から徹底解説