IPO株は普通の株と異なり、抽選に当たれば利益を出せる可能性の高い銘柄です。
抽選に当たるだけで利益を見込めるので、株初心者でもしっかり稼ぐ可能性があります。
しかしIPO株の倍率は高くIPO株を保有できる機会はほとんど無いので、しっかりIPO株対策をして挑む必要があります。
その内容だけ聞くと「IPO株って難しそう」と感じる初心者も多いですよね。
今回はIPO株の買い方について解説していきます。
当選確率を上げてIPO株を買う方法やIPO株を選ぶポイントなども紹介しているので、IPO株に興味がある初心者は参考にしてください。
IPO株は初心者でも投資できる?メリット・デメリットやおすすめの証券会社を紹介
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IPO株の買い方
IPO株の買い方は、各証券会社によって多少異なりますが、基本的な動作は同じです。
- Step1証券会社で証券口座を開設する
- Step2IPO株情報を入手
- Step3ブックビルディングに申し込む
- Step4 IPO株の抽選に参加
- Step5IPO株に当選したら購入意思を表明して投資開始
これから各手順を紹介するので、1つずつ確認していきましょう。
STEP1.証券会社で証券口座を開設する
まず、IPO株を取り扱っている証券会社で口座を開設しましょう。
各証券会社によってIPO株の配分が異なるので、なるべくIPO株を多く取り扱っている証券会社で口座開設しましょう。
取り扱いの少ない証券会社で口座を開設しても、更に当選確率が低くなるのでおすすめできません。
また、IPO株の配分がある証券会社の口座を複数所持することによって当選確率を上げる方法もあります。
ネット証券の口座開設方法と知っておくべきポイントを徹底解説!おすすめの証券会社ランキングも!
STEP2.IPO株情報を取得する
IPO株を買う口座を作成したら、次にIPO株に関する情報を取得します。
IPO株は毎日抽選を受けるのではなく、株式市場に上場する株がある時にIPO株の抽選が発生します。
どのような企業が上場するのかは東京証券取引所で情報を入手できます。
しかし東京証券取引所の情報は初心者にとって見にくいケースもあるので、口座開設した証券会社のニュース欄を見ることをおすすめします。
STEP3.ブックビルディングに申し込む
IPO株の情報を仕入れて申し込むべきIPO株を把握したら、ブックビルディングに申込みます。
ブックビルディングは、新規上場する株式の発行価格を決定する制度で、投資家達から事前に購入したい金額や株数・価格を募集し、IPO株の需要を測定する役割を持っています。
ブックビルディングに申し込むにはまず目論見書を確認し、購入希望するIPO銘柄のブックビルディングページで申込み、購入希望額と株数を入力すれば完了です。
購入希望額は特に指定されている金額を入力する必要はありませんが、IPO株の発行価格は仮条件の上限価格に設定されている場合がほとんどなので、仮条件に上限価格を購入希望価格に設定しないとIPO株の購入率が下がります。
上記のことからブックビルディングで申し込む際は上限価格がどうなろうと購入意思があることを示しておきましょう。
価格によらず購入意思があることを示す時は「ストライクプライス」で申し込むと良いです。
またブックビルディングの申込みを終えた時点でIPO株に使う予定の資金を予め証券口座に入金しておきましょう。
入金していないと抽選の対象外になってしまうので注意が必要です。
STEP4.IPO株の抽選
ブックビルディングの申込み期間後、IPO株の発行価格が決定しIPO抽選がスタートします。
IPO抽選の方法は各証券会社の抽選方式に応じでIPO株の配分が開始されます。
近年のネット証券は、IPO株を完全抽選方式にしており純粋な運で当選・落選が決められています。
参加者も多いので当たる可能性が低く、当たれば良いいな程度に考えておきましょう。
またIPO株の抽選結果は当選・落選だけでなく補欠当選もあります。
補欠当選の場合当選者が辞退した場合繰り上げ当選となるので、補欠当選の時点ではまだIPO株は購入できません。
STEP5.IPO株の抽選に当選したら購入意思を表明する
IPO株の抽選結果で、当選した場合は購入の意思表示を表明しなければなりません。
購入の意思表示は一回しかチャンスがないため、購入意思を決定した後に変更は不可能です。
ちなみに購入の意思表示をしなかった場合は当選が無効になってしまいます。
補欠当選した場合で、繰り上げ当選した人も当選決定後、意思表示が必要になるので随時チェックしておきましょう。
IPO株が買えるおすすめの証券会社を紹介
IPO株が買えるおすすめの証券会社を紹介します。
平等抽選方式の多い証券や実績数の多い証券会社を紹介するので、IPO株を買いたい人は参考にしてください。
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
2022年 (IPO実績※) |
42社 |
---|---|
2021年 (IPO実績) |
74社 |
2020年 (IPO実績) |
38社 |
楽天証券はIPO株の抽選を100%完全平等抽選でおこなっている為、始めたばかりの人でも当たるチャンスがあります。
誰にでも当選チャンスがあるので競争率が高くなりますが、資産額関係なく当たるチャンスがあるのでおすすめです。
また楽天証券はIPO株に力を入れており、年々IPO株の取扱実績が増加傾向にあります。
楽天証券は楽天ポイントを有効活用できる証券会社なので、楽天経済圏の人でIPO株投資したい人に最適の環境です。
楽天証券の口コミ
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
2022年 (IPO実績※) |
60社 |
---|---|
2021年 (IPO実績) |
122社 |
2020年 (IPO実績) |
85社 |
SBI証券はネット証券の中でも口座数トップクラスの大手ネット証券で、IPO株の取扱い実績が年間で80社以上あります。
SBI証券の抽選方式は70%が完全抽選で、30%がポイント抽選となっています。
SBI証券のポイント抽選は、IPO株に申し込んで外れた人程当たりやすい仕様になっています。
IPO株に申し込んで外れた人は「1ポイント」獲得可能で、ポイント抽選ではポイントが高い人が優先的に当たりやすくなります。
IPO株の抽選にはずれてもいずれ当たる方式になっており、多くのIPOを取り扱っているメリットもあるので、IPO株投資する最適の環境が整っています。
一部5%の裁量配分もありますが、始めたばかりの人や初心者でも当たりやすい方式になっているのでIPO狙いの人におすすめです。
SBI証券の口コミ
松井証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
1日定額制 | – | – | – |
2022年 (IPO実績※) |
34社 |
---|---|
2021年 (IPO実績) |
56社 |
2020年 (IPO実績) |
18社 |
松井証券は、事前入金・銘柄購入時の手数料を無料にしているIPOサービスを提供しています。
NISA口座からIPO抽選の申込みが可能な点も魅力的です。
また抽選方式が70%完全平等抽選となっているので、口座開設したばかりの人や入金資金が少ない人でも抽選で不利になることはありません。
松井証券の口コミ
IPO株の当選確率を上げる買い方
IPO株は抽選に当選すれば利益を上げられる可能性の高い投資ですが、抽選に当選する可能性が非常に低いため、戦略を練る必要があります。
またIPO株でも上場日の初値がマイナスになっているケースもあるので、必ず勝てるものではありません。
IPO株での投資はシンプルで勝ちやすい手法ですが、様々な対策が必要なのでIPO株で投資を考えている人は、これから紹介する注目ポイントを把握しておきましょう。
IPO株が当たらないのはなぜ?当選確率を上げる6つのポイント
平等抽選方式の証券口座を開設する
IPO株の抽選方法は各証券会社によって異なり、大きく分けて優遇抽選・完全平等抽選のどちらかになります。
優遇抽選は、過去の取引や預かり資産額に応じてIPO株を優先的に分配してもらう人を決めます。
例えばIPO株の70%を優遇抽選で決めて、30%を平等抽選にする証券会社があったとすると、約7割の部分は頻繁に取引している大口投資家や長年利用してきた顧客などが当てはまり、残りの3割が新規口座開設者や少額運用している人達になります。
長年利用していた人や大口投資している人たちとって優遇抽選はメリットになりますが、新規口座開設して間もない投資家や少額運用している人達は当選確率が低くなるのでデメリットになります。
一方で完全平等抽選は完全に平等抽選してくれる制度で、コンピューターがランダムに抽選してくれます。
預かり資産や取引履歴が関係なく、平等に当選する機会が与えられるので初心者におすすめです。
取引実績のない人や投資資金の少ない人は、完全平等抽選を採用している証券会社で口座開設しましょう。
複数の証券会社でIPO株を申し込む
IPO株の当選確率を上げたい人は、複数の証券会社で口座開設することをおすすめします。
IPO株は各証券会社に分配されて、分配されたIPO株を証券会社が投資家に捌いています。
よって、証券会社の口座を増やせば増やすほど当選確率は上がります。
例えばIPO株をA(50株)・B(50株)・C(50株)証券会社に分配したとします。
ここでA証券会社しか口座開設していない人は50株の抽選しかうけることができません。
一方でA・B・C証券会社の口座をもっている人は150株分の抽選を受けることができるので当選のチャンスが高くなります。
ただし複数の証券会社で抽選を受けるにはその分用意する資金も増えるので、ある程度まとまった資金を用意できる人向けの方法です。
初心者は証券会社をどう選ぶ?失敗しない選び方やおすすめの証券会社もご紹介
各ネット証券のIPOに関するサービスを比較
各証券会社のIPO株の実績を比較しました。
※2022年の実施は10月までのデータです。
ネット証券のIPOを実績を見ると、SBI証券が業界トップクラスということがわかります。
楽天証券も年々実績を上げている上に抽選方式が完全平等抽選なので、投資初心者でも当選する可能性があります。
IPOに最適のネット証券を選ぶ方法
「IPOを始めたいけどどこのネット証券が良いの?」と疑問に思う人もいますよね。
取扱実績の多いネット証券や主幹事実績の多いネット証券を選べば良いと判断する投資家も居ますが、抽選方式も見ないと総合的にどこのネット証券が良いのかわかりません。
これからIPOに最適のネット証券を選ぶ方法を紹介するので、どのネット証券で口座開設するか迷っている人は参考にしてください。
IPO実績の有無を確認する
IPOに最適のネット証券である条件として、IPO実績の有無は必ずチェックしておきましょう。
IPO銘柄の取扱数の少ないネット証券は、そもそも抽選に参加する可能性が低くなってしまうのでIPO投資に向いていません。
また主幹事実績もIPO取扱数と並行して確認しておきましょう。
主幹事は幹事の中でも中心の存在で、引受数が多く当選する確率も高くなります。
口座開設者数の多さ
IPO実績の高いネット証券でも、口座開設者数が多ければIPOの抽選に参加する人数が多く当選確率が下がってしまいます。
IPOの取扱と口座開設者数のバランスを見ることが重要です。
ただし口座開設者数の低いネット証券は、IPOの取扱が極端に少ない可能性もあるので注意しましょう。
抽選方法が平等か
IPOは抽選がすべて平等で行われる訳ではありません。
優遇抽選を行っている証券は、条件を満たした投資家達が優先される枠が設けられているので、投資初心者が当選しにくいシステムになっています。
また優遇抽選の条件は厳しめになっていることが多いので、基本的に平等抽選を行っているネット証券を選びましょう。
IPOの買い方に関する質問事項
IPO株の買い方に関する質問事項をまとめました。
IPO株の買い方に疑問を持っている人は参考にしてください。
株式投資で勝つ確率を上げる方法はあるのか?考え方や勝率を上げる手法解説
Q.IPO株を当たりやすくする方法はある?
Q.IPO株に強い証券会社はある?
IPO株に強い証券会社は、IPO実績を見ると確認できます。
2018年~2020年の実績をみるとSBI証券が一番IPO株を多く取り扱っており、申し込むチャンスが多いのでおすすめです。
Q.IPO株はなんで人気なの?
IPO株の買い方は簡単!当選確率を上げて運用しよう
IPO株の買い方はシンプルなので、初心者でも気軽に参加できます。
IPO株の抽選にはずれても資金は戻ってくるので、損失を心配する必要もありません。
資金に余裕のある人は複数口座開設して当選確率を上げて参加してみましょう。
株式投資だけで生活できる?必要利益や株式投資生活を成功させる方法を解説