現物取引を中心に資産運用を行いたい方の中には、取引毎にかかる手数料を極力抑えて状態で、利益獲得を果たしたいという方がいます。
同じ運用成果でも、取引毎にかかる手数料が安い方が手元に残る利益額は大きくなります。
取引手数料が安いところを選ぶのは、証券会社選びの基本ですが、それ以外にも抑えておきたいポイントが多々あります。
今回は、取引手数料・銘柄数・取引ツールの3点を徹底比較して、現物取引で利益獲得が期待できるおすすめのネット証券をランキング形式で紹介します。
【2023年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
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楽天証券
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現物取引ができるおすすめ証券会社ランキング
ここからは、取引手数料・銘柄数・取引ツールの3点を徹底比較した結果を基に、現物取引で利益獲得が期待できるおすすめの証券会社をランキング形式で紹介します。
以下は、今回のランキングで紹介する証券会社の比較表になります。
証券会社名 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | 松井証券 | auカブコム証券 | GMOクリック証券 | 岡三オンライン | LINE証券 | DMM株 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1約定制(10万) | 99円 | 99円 | 99円 | ー | 99円 | 90円 | 108円 | 99円 | 88円 |
1日定額制(10万) | 0円 | 0円 | 550円 | ー | 0円 | 0円 | ー | ー | ー |
国内株式 (一般信用取引対応社数) |
約3,970銘柄 | 約3,150銘柄 | 約3,630銘柄 | 約1,020銘柄 | 約3,935銘柄 | 約274銘柄 | 約4,200銘柄 | 約3,712銘柄 | 買いのみ |
外国株 | 9ヶ国 | 6ヶ国 | 2ヶ国 | 1ヶ国 | 1ヶ国 | ー | ー | ー | 1ヶ国 |
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
投信積立での楽天キャッシュ決済開始記念キャンペーン
積立NISA | 182銘柄 |
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投資信託 | 2,651本 |
外国株 | 米国株式(4,667銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
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楽天証券は、後述するSBI証券に並んで口座開設者数が最も多いネット証券です。
楽天グループに属する証券会社であるため、楽天ポイントを利用した現物取引が行えるだけじゃなく、取引額に応じて、随時楽天ポイントが加算されていきます。
貯まったポイントは、再度取引に利用してもいいですし、楽天市場で物を購入する時に利用するなど、様々な用途に回せます。
日ごろから楽天を利用している方に、おすすめの証券会社です。
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説
楽天証券の口コミ評価
楽天証券の取引画面の使いやすさと、豊富な情報提供は抜群です。アプリもパソコン版も非常に使いやすく、注文も簡単に出せます。また、マーケットの情報も随時更新されており、市場の動向をリアルタイムで把握できます。
いつもスマホアプリを利用して取引を行っています。月に数回の取引頻度で、大きな金額を扱うわけではないため、定額制の手数料は非常に助かります。アプリ自体は使い勝手が良いのですが、頻繁にチェックする銘柄をカスタマイズできる機能があれば、さらに良くなると感じます。
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券でiDeCo始めちゃおう!キャンペーン
積立NISA | 184銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,659本 |
外国株 |
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ポイント投資 |
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取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
SBI証券は、楽天に並んで口座開設者数が多いだけじゃなく、取引毎にかかるコストや外国株数など、投資家であるなら誰もが欲しいと思うサービスを漏れなく提供している証券会社です。
取引手数料では、1約定制(スタンダードプラン)と1日定額制(アクティブプラン)の2つから選べ、いずれもローコストで取引が行えるようになっています。
商品のラインナップは幅広く、現物取引以外の第2、第3の投資手法で資産運用を行っていきたい方におすすめです。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
SBI証券の口コミ評価
SBIグループの銀行や保険との連携が強いため、一元管理がしやすいです。IPO(新規公開株)のアクセスが良く、抽選にも比較的当たりやすいように感じます。研究レポートが充実していて、自己判断での投資に役立ちます。
SBI証券の注文機能は非常に操作しやすいです。さらに、注文の成行きや指値を瞬時にチェックでき、自分のポジションを常に確認しながら取引できます。取引環境の安定性と、使い勝手の良さから、現物取引においてSBI証券は最高です。
私が持っている口座の中で、最も頻繁に使用しているのがこの口座です。売却した株の額がすぐに買い付け余力に反映されるので、良い取引のタイミングを逃すことがありません。ログイン後のマイページは広告やおすすめリンクが多いため少し煩わしい感じもしますが、慣れれば重要な情報へのアクセスも簡単で、ポートフォリオの管理もスムーズに行えます。
マネックス証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
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積立NISA | 152銘柄 |
---|---|
投資信託 | 1,276本 |
外国株 | 米国株式
中国株式 |
ポイント投資 | マネックスポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
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マネックス証券は、国内株取引銘柄が今回取り上げた証券会社の中でも最多数を誇る中で、米国株取引銘柄件数が約4,000銘柄と、取引銘柄が豊富です。
様々な銘柄に資産を投じて利益獲得を目指したい投資家に最適です。
また投資商品には、現物取引の他に、一般NISA・つみたてNISA、単元未満株取引など、ラインナップが豊富です。
ただし、1日定額制を選択した状態で現物取引を行った場合、550円の手数料が発生するなど、他社に比べて、手数料が少々割高です。
マネックス証券の評判・口コミはどう?米国株投資におすすめの理由や口座開設手順も解説
マネックス証券の口コミ評価
取引手数料が競合他社と比較して低いです。コストパフォーマンスが良いと感じます。取引ツールの操作性が優れており、スムーズに取引ができます。チャート分析ツールが充実しており、トレンドの把握や予測に役立ちます。
マネックス証券の現物取引は、投資の教育リソースが充実している点が魅力です。初心者向けの教材から経験者向けの深い解説まで、幅広く提供されています。これらの教材を活用して投資の知識を身につけ、賢く投資できる環境が整っています。
これまでは証券会社での対面取引が主流でしたが、インターネット証券の方が手数料が低いので、徐々に移行していくつもりです。ただ、オンラインだと、担当者からの直接的な説明がないため、私のような年配の人には情報の把握が少し難しい点があります。テキスト情報だけでなく、イラストやグラフを用いたわかりやすい説明があると助かります。
松井証券
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
1日定額制 | – | – | – |
つみたてデビュー応援総額1億円還元キャンペーン
積立NISA | 177銘柄 |
---|---|
投資信託 | 1,632本 |
外国株 | 米国株式(1,056銘柄) |
ポイント投資 | 松井証券ポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
松井証券は、数ある証券会社の中で創業年数が長い老舗企業です。
当証券会社では、取引毎にかかる手数料の安さに定評があり、1日50万円までなら取引手数料が無料で、51万円~100万円までは一律1,100円、それ以降は100万円ごとに+1,100円ずつ加算するシンプルな仕組みを設けています。
また25歳以下の投資家に限り、取り扱っているすべての投資手法にかかる手数料が200万円まで無料になるシステムを採用しています。
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査
松井証券の口コミ評価
取引手数料が他社と比較してリーズナブルです。費用を抑えながら投資ができるのは魅力的です。取引ツールの直感的で好評です。初心者でも扱いやすく、使い勝手が良いと感じます。信頼性の高い情報提供や独自のリサーチ報告書があり、投資判断の参考になります。
松井証券のウェブサイトとアプリは非常に使いやすく、取引がスムーズに行えます。価格情報もリアルタイムで確認でき、自分の投資判断に素早く反映することができます。また、取引手数料もリーズナブルで、コスト面でも満足しています。
GMOクリック証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 90円 | 260円 | 460円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
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積立NISA | ― |
---|---|
投資信託 | 約6,000本 |
外国株 | ― |
ポイント投資 | ― |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
GMOクリック証券は、GMOフィナンシャルホールディングスグループに所属する子会社が運営を務めている証券会社です。
現物取引に対応している取引件数は、他の証券会社に勝るとは言えませんが、取引毎にかかる手数料の安さでは、業界最安値といっても過言ではありません。
またフリーダイヤルによるサポート体制を24時間受け付けているので、夜間トレードの最中に何かしらのトラブルに見舞われても、迅速に対応してもらえます。
GMOクリック証券の評判・口コミはどう?株式・FXの手数料評価や初心者におすすめの理由も解説
GMOクリック証券の口コミ評価
GMOクリック証券の取引環境は、シンプルで使いやすいと感じています。その上、取引手数料も競争力があり、少ない資金からでも始めやすいです。また、ユーザーサポートも充実しており、初めての取引でも安心して取り組むことができます。
GMOクリック証券の現物取引は、取引ツールの使いやすさと情報量の多さが特徴です。特にFX取引と並行して行う方には、一つのプラットフォームで全ての取引が行えるのが便利です。
auカブコム証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
国内現物株式手数料全額キャッシュバックキャンペーン
積立NISA | 約164銘柄 |
---|---|
投資信託 | 1568件 |
外国株 | 米国株式 |
ポイント投資 | Pontaポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ | NEOTRADE S |
auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャルグループが運営を務めるインターネット専業証券会社です。
auカブコム証券のおすすめポイントは、単元未満株(プチ株)の取引が行える点です。
本来なら数万円帯で株取引を行うところ、1株単位から国内株式取引が行えるため、少額投資で資産を積み立てていきたい初心者にうってつけです。
また、取引額に応じて、Pontaポイントが貯まっていき、それを投資に使うことも、買い物時に使用することもできます。
auカブコム証券の評判・口コミはどう?メリット・デメリットや取引手数料・取引ツールを解説
auカブコム証券の口コミ評価
auカブコム証券の現物取引は、auとの連携が魅力です。スマートフォンの通信料金と一緒に取引手数料を支払えるため、とても便利です。また、auのポイントも投資に使えるので、日々の生活と投資をスムーズにつなげることができます。
auカブコム証券の取引ツールは直感的で使いやすく、現物取引でもストレスを感じません。また、取引手数料もリーズナブルなので、小額投資を始めたい方にもおすすめです。
岡三オンライン
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 108円 | 385円 | 660円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
投資信託お引越しキャンペーン
お友達紹介プログラム
国内株式取引手数料 最大3カ月全額キャッシュバック など
積立NISA | 177銘柄 |
---|---|
投資信託 | 1,587本 |
外国株 | 米国株式(1,532銘柄) |
ポイント投資 | Pontaポイント(投資信託・プチ株買付に利用可能) |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
岡三オンラインは、岡三証券グループの傘下に属するインターネット専業証券会社です。
取引毎にかかる手数料では、1約定制と1日定額制の2つから選択ができ、各プランともに100万円以内であれば、基本無料で取引が行えます。
仮に1日の取引合計額が100万円を超えた場合、1約定制では1,430円、1日定額制では、1,100円の手数料が発生します。
【岡三オンライン証券IPOルールまとめ】資金や抽選方法、入金のタイミングを徹底解説
岡三オンライン証券の口コミ評価
岡三オンラインの現物取引は、投資情報の提供が充実しています。リアルタイムのニュースやアナリストレポートなど、投資判断に必要な情報が揃っています。また、プロフェッショナル向けの取引ツールを提供している点も魅力です。
LINE証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | ー | ー | ー |
LINE証券 友だち招待プログラム
LINE証券 デビュー特典
LINE CFD 商品デビュー応援キャンペーン など
積立NISA | 9銘柄 |
---|---|
投資信託 | 33本 |
外国株 | ― |
ポイント投資 | LINEポイント |
取引ツール(PC) | LINEアプリ |
スマホアプリ | LINEアプリ |
LINE証券で行える現物取引は、連絡用アプリLINEから銘柄の売買が行えるだけじゃなく、取引情報をLINEの通知機能を介してお知らせしてくれる優れものです。
単元未満株も1株から取引できるので、少額投資を中心に資産を積み立てていきたい初心者におすすめです。
また、取引手数料は1約定制のみを採用しているので、取引回数が少ない人や、約定手数料を極力抑えたい方におすすめです。
LINE証券の評判・口コミはどう?取引手数料の評価や他の証券会社との違いを徹底解説
LINE証券の口コミ評価
LINE証券の現物取引は、LINEとの連携が便利です。毎日使っているLINEからすぐに取引ができるので、取引が非常にスムーズです。また、始めるためのハードルも低いので、株式投資初心者にもおすすめです。
DMM株
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 88円 | 198円 | 374円 |
1日定額制 | ー | ー | ー |
取引手数料無料
口座開設された方へ抽選で2,000円プレゼント
25歳以下のお客様の現物取引手数料が実質0円
積立NISA | ― |
---|---|
投資信託 | ― |
外国株 | 米国株式 |
ポイント投資 | DMM 株ポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ | スマホアプリ DMM株 |
DMM証券は、動画配信やオンラインゲームなど多種多様なサービスを提供しているDMM.comが運営を務めている証券会社です。
DMM証券を利用した現物取引にかかる手数料は、他の証券会社よりも安く、ローコストで取引を行っていきたい方に最適です。
取引ツールのDMM株には、かんたんモードと呼ばれる機能を搭載しており、これを起動させると、シンブルで分かりやすい画面構造に切り替わります。
切り替えはワンタッチで行える仕様になっているので、自分に合ったレイアウトで取引が行えます。
DMM株の評判・口コミはどう?米国株式手数料の評価やメリット・デメリットを詳しく解説
DMM株の口コミ評価
現物取引ができるおすすめ証券会社の取引手数料の比較
前節で、取引手数料・銘柄数・取引ツールの3点を徹底比較した結果を基におすすめの証券会社を9社紹介してきました。
ここからは、上記9社が設けている1約定制と1日定額制の取引手数料を紹介します。
現物取引の1約定制
以下は、1約定制プランを選択して、1日の合計額が10万、50万、100万円、200万円だったときの取引手数料です。
1約定制による手数料の比較一覧 | ||||
---|---|---|---|---|
証券会社名 | 10万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 |
楽天証券 | 99円 | 275円 | 535円 | 1,013円 |
SBI証券 | 99円 | 275円 | 535円 | 1,013円 |
マネックス証券 | 99円 | 275円 | 535円 | 1,013円 |
松井証券 | ― | ― | ― | ― |
auカブコム証券 | 99円 | 275円 | 535円 | 2,079円 |
GMOクリック証券 | 90円 | 260円 | 460円 | 880円 |
岡三オンライン | 108円 | 385円 | 660円 | 1,650円 |
LINE証券 | 99円 | 275円 | 535円 | 1,013円 |
DMM証券 | 88円 | 198円 | 374円 | 660円 |
現物取引の1日定額制
以下は、1日定額プランを選択して、1日の合計額が10万、30万、50万円、100万円だったときの取引手数料です。
1日定額制による手数料の比較一覧 | ||||
---|---|---|---|---|
証券会社名 | 10万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 |
楽天証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
マネックス証券 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
auカブコム証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
岡三オンライン | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
LINE証券 | ― | ― | ― | ― |
DMM証券 | ― | ― | ― | ― |
ネット証券の口座開設から取引までの手順
ここからは、現物取引を始めるために必要な口座開設の手順から取引を行うまでのフローを1つずつ解説していきます。
開設から取引までは、以下のフローに沿って行います。
- 開設申請
- 本人確認書類の提出
- 審査
- マイページにログイン
- 銘柄選択・入金処理
Step1.開設申請
株式や投資信託などの有価証券を購入するときは、銀行口座とは別でネット証券の専用口座を開設する必要があります。
口座開設は、各証券会社の店頭で行えるほか、公式サイトの「口座開設」から申請できます。
多くの証券会社では、ネットを介した申込完結型を採用しているところが多いです。
口座開設を申請するときは、以下の情報を誤記入することなく記入していきます。
- 氏名
- 住所
- 電話番号・メールアドレス
- 勤務先
- 年収
- 過去の取引情報
Step2本人確認書類の提出
本人情報の記入を終えたら、本人確認が取れる書類の提出を行います。
店頭で口座開設を行うときは、担当者に書類を提出することで完了となりますが、ネット申し込みだと、ファイル形式やサイズに気を配る必要があります。
ファイル書式は、主にJPG・PNGのいずれか、サイズは10MB以下で提出するようにしている会社が多いです。
また提出が求められる書類は、マイナンバーカードと本人確認が取れる書類の2点です。
中でも、マイナンバーカードを持っていない方は、通知カードでも申請が認められているかの確認を取りましょう。
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- パスポート
- 個人番号カード
上記4点が、本人確認書類として認められているものになりますが、会社によって対応が異なります。
確実性を持たせるなら、マイナンバーカードと運転免許証の2点をアップロードして提出するのが最適です。
Step3.審査
本人確認書類と本人情報の提出が完了したら、審査が実施されます。
審査課結果が出る日数は、証券会社によって異なり、最短翌日のところがあれば4日以上もの日数をかけて審査するところもあります。
審査に通過すれば、ログインIDとパスワードが記載された書類、またはメールが送付されます。
Step4.マイページにログイン
証券会社から送付されたログインIDとパスワードを、証券会社の公式サイト上にあるログイン画面に入力して、ログインを果たします。
ここまでできれば、現物取引が始められます。
また取引を行うには、開設した口座に資産を入金しなければなりません。
入金方法は、証券会社によって異なりますが、銀行振込とクイック入金、またはネットバンキングを利用した入金方法が取れます。
Step5.銘柄選択・入金処理
開設口座への入金が済んだら、入金額の範囲内で購入できる銘柄を選択して購入手続きを組んでいきます。
購入する銘柄の株価数と入金額が問題なければ、購入手続きが完了となり、約定へと進みます。
もし入金額を上回る物量を購入してしまったら、不足分の入金をしなければ取引が完了しません。
証券会社選びで失敗しないコツ
現物取引を行うとき、銀行口座とは別で証券会社で口座開設を行わなければ、取引が始められません。
証券会社を選ぶ時は、取引毎にかかる手数料を抑えて、手元に残る利益を多くしたいと思う方が大勢います。
売買手数料の高低差で選ぶのもいいですが、手数料が安くても購入したい銘柄に魅力を感じなかったり、手数料以外でコストがかかるなど、気を付けることが多々あります。
ここでは、証券会社選びで失敗しないコツを3つ紹介します。
入金手数料
証券口座では、銀行口座のようなATMが設置されていないところが多く、多くの場合が、他の銀行ATMを経由して振り込むことになります。
銀行振り込みを行うとなれば、入金額に応じて、別途振込手数料が発生したり、金額反映までに時間がかかる場合があります。
その問題を解決する1つの対策として、クイック入金に対応している証券会社を選ぶのがおすすめです。
クイック入金は、銀行との提携サービスの1つで、入金額がすぐに反映されるようになっているほか、手数料がかからないモノもあります。
そのほかにも、毎月一定額までなら無料としているところもあるので、開設前に調べておきましょう。
取引ツールの操作性
現物取引を含め、FXや投信などの投資手法を取るときは、証券会社が用意した取引ツールを活用して、売買を行います。
取引ツールには、PCやスマホ、タブレットなど、各デバイスに対応しているものがあります。
取引ツールを選ぶ時は、主軸になるデバイスに対応していることと合わせ、取引時に使用したい機能が搭載されていることの2つを抑えて選ぶがおすすめです。
また高性能なものを選ぶのもいいですが、大半が使いこなせず、必要最低限の機能しか使わないというケースが多いです。
見た目だけじゃわからないことが多いので、実際に利用した方から寄せられた口コミを参考にしてみたり、デモトレード口座を利用して使い勝手を確認してから選んでもいいでしょう。
取り扱っている商品数
証券会社によって、取り扱っている商品のラインナップが異なります。
例えば、SBI証券では、株式投資を始め、FXや投信、CFDなど多種多様な投資商品を提供している一方、岡三オンラインでは、米国株や債券投資を取り扱っていません。
取扱い商品数が多いと、運用方法の幅が広がって、効率よく資産運用ができるようになります。
また別の投資手法に興味が出ても、投資商品を扱っていなければ別の証券会社で再度口座開設を行わなければなりません。
このような手間を省くためにも、口座開設を検討している証券会社がどのような投資商品を扱っているのかを確認してから開設申請を行いましょう。
現物取引を行う証券会社選びに関する質問
ここからは、現物取引を行うために口座開設を行う証券会社選びで前もって解決しておきたい質問を3つ紹介します。
また、1日あたりの取引合計額に応じて、手数料が発生ので、プラン契約は慎重に行いましょう。
そのほかの投資商品によっても、取引手数料とは別で支払いが発生することもあるので、開設前に確認しておきましょう。
しかし、資産運用の目的や投資商品の内容次第で、別途口座を設けると、その証券会社でしか買えない銘柄に出会えたり、元本割れリスク軽減が図れるなど、様々な対策になります。
現物取引は手数料のみならず銘柄件数も見て選ぶのが大事
ここまで、取引手数料・銘柄数・取引ツールの3点を徹底比較して、現物取引で利益獲得が期待できるおすすめのネット証券をランキング形式で紹介してきました。
現物取引を行う場合、取引毎にかかる手数料の金額によって、手元に残る利益が変動するので、ローコストで取引ができる証券会社を選ぶのが最適ですが、今後もその証券会社を活用していくなら、取り扱っている投資商品のラインナップや取引ツールの使いやすさなどにも注目して、自分に合った証券会社を選んでいきましょう。