「円安による生活の影響はどんなものがあるの」「円安対策は?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
円安は、他の国の通貨に比べて円の価値が下がるため、我々の生活に悪い影響が出てきます。
そこで今回は、円安によって起こる影響と円安のメリット・デメリットを解説します。
また、円安による影響を受けている人が検討すべき対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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円安とはどんな状態?
円安とは、円の価値が他の国の通貨に比べて価値が低い状態のことです。
円安はアメリカドルと比較することが多いですが、アメリカの1ドルに対して円の価値が安くなるため「円安・ドル高」と表現されます。
例えば、1ドル=100円の状態で100ドルに交換するためには1万円で交換できますが、円安が進み1ドル=140円になったら100ドルに交換するためには1.4万円が必要になります。
上記のように円安が進んだ状態の時には、円が他の国の通貨に対して価値が低いため交換できる外貨が減ると言えるでしょう。
よく「円を多く払っているから円高」と勘違いしがちですが、「円を多く払っているから円安」となります。
円安が進むと生活にどのような影響が出るのか
上記で円安は円の価値が他の国の通貨に比べて価値が低い状態のことと解説しましたが、具体的に我々の生活にどのような影響が出るのでしょうか。
以下では円安が進むことで我々の生活にどんな影響が出るのかを解説します。
円安の影響で輸入商品の物価が上がっている
円安になることで輸入コストが上がるため輸入商品の物価が高くなり「悪いインフレ」によって家計に影響が出てしまいます。
輸入商品の具体例としては、食料品、衣類、機械類、エネルギー資源などがあります。
特に日本は食料自給率が低く、2000年代以降は40%前後となっており、小麦や肉、野菜など多くを外国に頼っている状況です。
これらは普段の生活になくてはならない商品のため、買わないという選択肢を取ることができません。
円安になることで、海外では日本の商品が売れやすくなりますが、日本で商品を作る際の原材料の値上がりでコストが上がりインフレが起こります。
企業側は、利益を残すために値上げを行うしかありませんがその分、家計が苦しくなるという影響が出てしまいます。
円安のメリット・デメリット
円安が進むことで家計に悪い影響が出ることを解説しましたが、メリットがないわけではありません。
以下では円安のメリット・デメリットを解説します。
円安のメリット
円安の場合、海外で日本製品が安くなるため売れやすい点がメリットとなります。
そのため海外向けの商品を販売している輸出企業は、外貨で受け取り円に換金することで利益も大きくなります。
日本の輸出産業といえば自動車業界を想像する方も多いでしょう。
円安が進むことで海外では日本の自動車が安くなるため人気になり、輸出量が増加します。
また、円安による影響で海外からの観光客も増え、環境業界も盛り上がります。
新型コロナウイルスで制限されていた入国者数上限が廃止され、今後も外国人観光客が増えることが予想されます。
円安のデメリット
円安のデメリットとしては、上述したように物価が上がることでしょう。
日本は海外からの輸入品が多いため、普段の生活に支障が出ている家庭も多いのではないでしょうか。
円安となっても消費税を下げたり、給料が上がったりすれば生活への負担が減りますが日本は25年の間、給料が下がり続けている状況です。
給料が上がる見込みもない中で円安による物価高は最大のデメリットといえます。
円安で悪い影響を受けている人が検討すべき円安対策
上記で円安によって起こるデメリットを解説しましたが、円安対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下では、個人が検討すべき円安対策について紹介します。
- 資産運用
- 節約
資産運用
個人が検討すべき円安対策として資産運用があります。
「資産運用って難しそう」「資産運用は怖い」と感じるかもしれませんが、最近ではシンプルなものやポイントを使って資産運用ができる証券会社も多くあります。
円安時の資産運用としておすすめするものは、「外貨預金」と「外貨建て投資」です。
外貨預金
外貨預金とは、日本円ではなく海外の通貨で預金を行うことです。
海外は日本と比べて金利が高い国が多いため、海外の通貨で預金を行うことで資産増加が期待できます。
また、円安の影響により、海外通貨で預金を行っていた資金を日本円に換金することで元の資産よりも増加が期待できるでしょう。
これは上記で解説しましたが、円安は円の価値よりも海外の通貨の価値の方が高くなっている状況のためです。
海外預金は、株式などと違って預けているだけなので比較的、初心者の方でも始めやすいのではないでしょうか。
ただ、外貨預金は為替手数料がかかったり元本が保証されていないため注意が必要です。
外貨建て投資
円安時は、外貨建ての投資を行うこともおすすめの対策になります。
外貨建て投資とは、日本円ではなく海外の通貨で投資を行う投資方法です。
外貨建て投資として人気がある投資は、米国株があります。
米国株は、少額投資が行えるだけでなく日本株に比べて配当回数が多い点や高配当株が豊富な点が魅力的です。
円安時の外貨建て投資は、海外の通貨で運用した資産を日本円に換金することで利益が得られます。
上述しましたが、現在ではポイントを使った投資や100円から積立投資が行えるものなど、初心者の方でも気軽に始めることができる環境が整っています。
そのため外貨建て投資を行うことは、円安対策の1つになるでしょう。
節約
初歩的なことですが、円安対策には節約も検討をすべきでしょう。
「もう、できる節約は全てやってしまった」という方も多いかもしれませんが、光熱費や食費、通信費、保険などの出費は、改めて見直してみると意外と不要な出費をしている可能性があります。
また、普段の生活で1番大きな出費は「家賃」です。家を購入してしまったという方には当てはまりませんが、賃貸に住んでいる方は家賃の見直しも検討しましょう。
家賃などの固定費を下げることで家計の負担が大きく変わってきます。
円安対策で資産運用を行う時におすすめのネット証券
上記で円安対策では資産運用を紹介しましたが、「どうやって始めるの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで以下ではこれから資産運用を行う方におすすめのネット証券を紹介します。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 182銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,651本 |
外国株 | 米国株式(4,667銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
楽天証券は、楽天ポイントを使って投資が行える人気のネット証券です。
金融商品の取り扱いや取引ツールも豊富なため、初心者の方でも安心して投資が行えます。
また、少額投資が行えたり取引手数料も安いため気軽に資産運用が行えるためおすすめです。
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 184銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,659本 |
外国株 |
|
ポイント投資 |
|
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
SBI証券は、ネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇っている人気ネット証券です。
ポイント投資は、Tポイント、dポイント、Pontaポイントを利用できます。
さらに、海外株式が豊富で米国・中国・ロシア・韓国・インドネシア・ベトナム・シンガポール・タイ・マレーシアと9カ国の外国株を取り扱っています。
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マネックス証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
積立NISA | 152銘柄 |
---|---|
投資信託 | 1,276本 |
外国株 | 米国株式 中国株式 |
ポイント投資 | マネックスポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
マネックス証券は、米国株の取り扱い数が業界トップなだけでなく、中国株にも力を入れているため、米国株や中国株に挑戦したい方におすすめです。
米国株は約5,000銘柄、中国株は約2,000銘柄と豊富な取り扱いがあります。
また、マネックスカード積立を行うとポイントが1.1%還元される点も魅力的です。
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円安による悪い影響には対策がある!
今回は円安によって我々の生活にどんな影響が出るのか、どのように対策を行うのかを解説しました。
現在の円安によって物価が上がり普段の生活に悪い影響が出ている方がほとんどかと思います。
今回紹介した対策は、今すぐにでも始めることができるため是非検討してみてくださいね。