大創産業は、100円ショップ「ダイソー」を全国展開している会社で、100円ショップ業界でトップを走っています。
海外にもダイソー店舗があるので、海外でも認知度のある大手100円ショップ会社となっています。
ダイソーは、非上場企業で経営していく会社方針なので上場企業ではなく株主優待もありません。
しかし2017年代あたりからダイソーは上場するのではと噂されています。
今回はダイソーが今後株式市場を上場して株主優待を新設するのかについて詳しく解説していきます。
ダイソーが本当に上場するのか興味のある人や、新設される可能性のある株主優待について知りたい人は参考にしてください。
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ダイソーは非上場企業なので株主優待は無い
ダイソーは現在、非上場企業なので株主優待は実施していません。
大創産業の矢野博丈社長は非上場企業のままで運営していく事を経営方針においており、上場していないのが現状です。
株式上場は市場から資金調達することが主な理由で、大創産業は大きな資産があり資金面で余裕があったので上場する必要がなかったと言われています。
しかし、近年ダイソーの方針が少しずつ変わりはじめ資金調達をしようと考えている動きがあります。
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会社方針として非上場企業であることにこだわりがあった
ダイソーの会社方針として、非上場企業でも良いという考え方で運営していました。
海外店舗や全国に店舗を展開している大企業なので、資金も潤沢にあり非上場しなくても会社を大きくしていける力があったという見解があります。
実際2023年現在もダイソーは大企業で100円ショップの代名詞とも言われている大手会社です。
しかし創業2代目になり事業を継承するために、株式上場をして事業を売ろうとしていると日経ビジネスで報じられました。
創業2代目を決めるような動きになると今後IPO市場に乗り出す可能性がでてきています。
大創産業は上場すれば高い人気を得る可能性がある
ダイソーは知名度もあり、海外にも店舗が存在するので上場すれば投資家から高い人気を得られることが予想できます。
コロナショックにより販売業界は打撃を受けていますが、100円ショップやホームセンターといった業界は逆に業績を伸ばしている企業もあります。
今後上場して株主優待も新設されれば、人気銘柄になる可能性が高いです。
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ダイソーは今後上場する可能性はある?
日経ビジネスで報じられているように、ダイソーは今後株式上場する可能性があります。
可能性があるというだけで上場はまだ確定していません。
現時点で上場を発表していないので、今後どうなるか確定的な動きはわかりませんが可能性が高いことは把握しておきましょう。
2017年に株式上場を準備している噂があった
2017年11月15日の日経ビジネスの記事で、「100円ショップ最大手、事業継承カウントダウン」という題名で株式上場の準備をはじめている記事が報じられました。
ダイソーの業績を見る限り株式市場からの評価も低くなく、株主優待が新設される場合、株主優待目的で投資する人も増えると予想されます。
更に2020年にも上場が期待される会社に名前が乗っていたので、株式上場は秒読みなのではないかと噂している投資家が多いです。
今後上場する可能性が高いとされている
2020年にダイソーは株式上場を果たしませんでしたが、2023年以降に上場する可能性は充分にあります。
数年前から事業継承を噂されている企業なので、2024年に上場しなかったとしても数年以内に株式上場すると言われています。
大創産業の矢野博丈社長は年齢もかなり高齢になってきている為、これからの数年間はダイソーの動きから目が離せません。
ダイソーが上場すると株主優待はもらえる?
ダイソーが株式上場すると、株主優待目的で投資している方は優待内容が気になるところです。
しかし実際に上場している企業で株主優待を実施していない所もあります。
会社方針によって、利益還元を株主優待で行うかは変わってくるので、株式上場したからといって一概にも株主優待が新設される訳ではありません。
会社方針によって新設する可能性がある
各会社の考え方によって株主優待は変わります。
営業利益を株主優待や配当に回さず商品割引などで還元していく企業や、配当利回りを高くして還元していく企業など、考え方は多数あるのでダイソーが確実に株主優待を実施するかは不明です。
しかしダイソーが株主優待を実施した場合、人気企業なので優待目的で株を購入する人たちが増加することが予想できます。
資金調達面を考えると株主優待を提供する可能性もあることを把握しておきましょう。
ダイソーの株主優待の内容を予想
もしダイソーの株主優待が新設されたらどんな内容になるのか予想してみました。
現在企業が提供している株主優待の内容は、色々な物がありますが大きくジャンル訳することができます。
- 優待券
- 自社商品
- クオカード
- 商品カタログ
- 寄付
- 食品
ダイソーの場合、販売業なので優待券や自社商品になる線が濃厚です。
優待券
ダイソーの株主優待が優待券になる可能性は高い印象があります。
理由として、同じ100円ショップを展開している「キャンドゥ」は100円割引券を配布しているからです。
同じ業界が優待券を提供しているので、ダイソーも同じジャンルで提供するのではないかと予想できます。
自社製品詰め合わせ
店舗で優待券を利用するのではなく、ダイソーに売っている商品を貰える可能性もあります。
100円ショップ「キャンドゥ」は優待券を返品すると自社商品と交換する制度がありました。
現在は廃止していますが、ダイソーも同じ業界なので似たような内容にする可能性があります。
商品カタログ
商品カタログは、自社製品でない物も選ぶことが可能です。
主に不動産事業をおこなっているところや、自社商品が物販ではない企業が提供している印象があります。
ダイソーが商品カタログを提供する可能性は未知数ですが、他の会社で提供している事例があることを把握しておきましょう。
ダイソー以外の100円ショップの株主優待内容を比較
一般的な株主優待の内容は分かりましたが、他の100円ショップは実際にどのような株主優待を提供しているのでしょうか。
下記で、セリアとキャンドゥ、ワッツの株主優待内容について紹介してきます。
- セリア(2782)
- キャンドゥ(2698)
- ワッツ(2735)
セリア(2782)
セリアは、大手100円ショップ「Seria」を運営している会社です。
売上高はダイソーに次ぐ業界2位で、日本全国に約1,700店舗を展開しています。
そんなセリアですが、現時点で、株主優待は実施していません。
キャンドゥ(2698)
100円ショップのキャンドゥは、ダイソー、セリアに次ぐ業界3位の100円ショップです。
株主優待は、100株以上の保有で全国のキャンドゥで使える株主優待券です。
100株以上保有で100円の株主優待券を20枚受け取ることができ、キャンドゥでの買い物で使うことができます。
保有している株数によってもらえる優待券の変わるので、多く株式を保有していることでより多額の優待を受けられます。
下記が株の保有数による優待内容になります。
100株以上保有 | 2,000円+税相当(20枚) |
---|---|
300株以上保有 | 4,000円+税相当(40枚) |
500株以上保有 | 6,000円+税相当(60枚) |
1,000株以上保有 | 10,000円+税相当(100枚) |
また2023年8月31日基準日の株主及び実質株主から、株主優待制度の一部が変更されています。
株主優待の権利確定日などの最新情報は下記の通りです。
権利確定日 | 8月31日 |
---|---|
株主優待券の発送日 | 11月下旬 |
株主優待券の使用期限 | 翌年11月 |
また、株主優待を受けるために必要な費用は下記になります。
株価/1株 | 2,527円 |
---|---|
100株の購入価格 | 252,700円 |
キャンドゥの株主優待を受けるには、約25万円の費用が必要になります。
100株の購入に25万円以上がかかってしまうので、少額の投資で株主優待を受けたい方には向いていません。
しかし、キャンドゥで使える2000円分の株主優待券は魅力的なので、日頃からキャンドゥを利用する方にはおすすめの株主優待です。
ワッツ(2735)
ワッツの株主優待は、2022年8月末の贈呈を最後に廃止されました。
理由としては、「株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から、慎重に協議を重ねました結果、配当による利益還元に集約することが適切であると判断し、株主優待制度を廃止させていただくことといたしました」とのことです。
内容としては、200株以上の保有でワッツのオンラインサイトで使える株主優待券2,200円分(税込)になるというものです。
株主優待の権利確定日などの詳細は下記になります。
権利確定日 | 8月31日 |
---|---|
株主優待券の発送日 | 11月下旬 |
また、株主優待を受けるために必要となる費用は下記の通りです。
株価/1株 | 562円 |
---|---|
200株の購入価格 | 112,400円 |
ワッツの株主優待を受ける条件だった200株を保有するためには、約11万円の費用が必要になります。
ダイソーが株式上場した場合に株を購入する方法
ダイソーが株式上場した場合、すぐに株を購入できるわけではありません。
株式上場をすると新規公開株のジャンルに入り、IPOの抽選をおこなって当選しないと株を購入することができません。
一般公開されてから買うことも可能ですが、IPO抽選で当選した場合割安で株を購入できる上に大きな利益も見込めるのでかなりお得になります。
IPO株に応募する
ダイソーのIPO株を提供している証券会社で、抽選を受ける必要があります。
IPO株は各証券会社に振り分けられますが、振り分けが各証券会社によって異なります。
少ない振り分けの証券会社で応募した場合、当選確立がかなり低くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
IPO株は初心者でも投資できる?メリット・デメリットやおすすめの証券会社を紹介
一般公開されてから証券口座から株を購入する
IPO株は当選確率が低いので、当たらない可能性もあります。
IPO株に当選しなかった場合は、一般公開されてから株を購入することができます。
一般公開されてからでも、新規公開株は上昇する傾向があるので充分利益を狙うことができます。
稀に暴落することもあるので、株価変動のリスクを考えて投資するように心がけましょう。
株の購入方法
株を購入するには、基本的に下記の手順を踏んで手続きをする必要があります。
- 証券会社で口座開設
- 株の購入資金を入金
- 購入したい株を選んで購入
各手順について、下記で詳しく解説していきます。
【株初心者・入門】株式投資の始め方・買い方を解説!株の基礎知識から初心者必見の少額投資手法まで解説
証券会社で口座開設
株を購入するには、まず証券会社で口座開設する必要があります。
初心者の方は操作が簡単で取り扱っている株が豊富なネット証券で始めるといいでしょう。
おすすめのネット証券は下記になります。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
ネット証券は口座開設もネット上で完結できることが多く、最短翌営業日から取引を始めることができます。
どの証券会社もIPO株の応募ができるので、今のうちに口座を開設しておくことでダイソーが上場した時に、すぐに株の購入ができます。
株の購入資金を入金
口座開設ができたら、購入資金を入金します。
入金方法は証券会社によって異なりますが、下記の3つが主な入金方法になります。
- インターネットからの入金
- 金融機関口座からのリアルタイム入金
- 銀行窓口やATMからの入金
インターネットや金融機関からの入金はリアルタイムに入金が反映されるので、株の購入タイミングを逃すことがありません。
購入したい株を選んで購入
入金ができたら、いよいよ株を購入します。
株にはそれぞれ4桁のコード番号が設定されているので、株の検索画面で番号を入力することで簡単に株を見つけることができます。
100円ショップ株に投資できるおすすめの証券会社
お伝えしたように、ダイソーは非上場企業なので現状株式を購入することはできません。
しかし、他の100円ショップ株等を購入したり、その他気になる銘柄で投資を始めてみたいという方にはネット証券がおすすめです。
スマホからリアルタイムの値動きに対応できるだけでなく、ネット証券は店舗を構えていない分賃料や人件費がかからないため、その分手数料が安いという特徴も持っています。
そんなネット証券の中でも、特におすすめするサービスを厳選しましたので、証券会社選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
- 楽天証券
- SBI証券
- 松井証券
ネット証券の口座開設の流れ!必要な物や初心者におすすめの口座開設キャンペーンを紹介
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
楽天証券では、2023年10月1日から「ゼロコース」という新たな手数料体系が導入されています。
国内株式(現物/信用)の取引手数料が、約定代金に関わらず0円になるお得なコースとなっています。
さらに楽天証券ならではの特徴として、楽天グループの各サービスによって貯まる「楽天ポイント」で国内株式(現物)の購入ができます。
普段から楽天サービスを利用している方なら、貯めた楽天ポイントだけでコツコツ株を買うことも可能です。
またゼロコースで取引手数料が無料になるのは国内株だけですが、国内株以外の取引も可能で、その際は支払った手数料の1~2%の楽天ポイントが還元されます。
さらに楽天の単元未満株サービス「かぶミニ」では、対象銘柄を1株から購入可能です。
セリアとキャンドゥは「かぶミニ」対象銘柄です。
楽天証券の国内株式取引手数料(税込) | |
---|---|
ゼロコース | 現物取引・信用取引共に 約定代金にかかわらず0円 |
超割コース 現物取引手数料 (約定代金/取引手数料) |
5万円まで 55円 10万円まで 99円 20万円まで 115円 50万円まで 275円 100万円まで 535円 150万円まで 640円 3,000万円まで 1,013円 3,000万円超 1,070円 |
超割コース 信用取引手数料 (約定代金/取引手数料) |
10万円まで 99円 20万円まで 148円 50万円まで 198円 50万円超 385円 |
超割コース 大口優遇 | 現物取引・信用取引 約定代金にかかわらず 0円 |
いちにち定額コース (1日の約定代金合計/取引手数料) |
100万円まで 0円 200万円まで 2,200円 300万円まで 3,300円 以降、100万円増えるごとに1,100円を追加 |
かぶミニ®(単元未満株取引)手数料 | 買付・売却共に無料 ※手数料とは別にスプレッドあり (スプレッドは0.22%です。) |
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券では、約定金額ごとのプランを「スタンダードプラン」、1日定額プランを「アクティブプラン」と呼んでいます。
「現物取引 アクティブプラン」を使えば、100万円までの取引が手数料無料です。
またSBI証券には、単元未満株サービス「S株」があります。
通常株は100株(1単元)単位でしか買えませんが、単元未満株サービス対象銘柄であれば1株から購入が可能です。
セリア、キャンドゥ、ワッツは全てS株対象銘柄です。
SBI証券ではTポイント、Pontaポイントを使って「S株」を購入できるのも特徴です。(投資信託の購入ならVポイントも利用可)
またSBI証券のスタンダードプランを利用する場合は、手数料の月間合計の1.1%がTポイントとして還元されます(楽天証券は基本的に1%)。
SBI証券の国内株式取引手数料(税込) | |
---|---|
現物取引 スタンダードプラン (約定代金/取引手数料) |
5万円まで 55円 10万円まで 99円 20万円まで 115円 50万円まで 275円 100万円まで 535円 150万円まで 640円 3,000万円まで 1,013円 3,000万円超 1,070円 |
信用取引 スタンダードプラン (約定代金/取引手数料) |
10万円まで 99円 20万円まで 148円 50万円まで 198円 50万円超 385円 大口優遇 0円 |
現物取引 アクティブプラン (約定代金/取引手数料) |
100万円まで 0円 200万円まで 1,238円 300万円まで 1,691円 以降100万円増加ごとに +295円 |
信用取引・「はじめて信用™」 アクティブプラン (1日の約定代金合計/取引手数料) |
100万円まで 0円 200万円まで 880円 以降100万円増えるごとに440 円ずつ増加 大口優遇 0円 |
単元未満株(S株) | 無料 |
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松井証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
1日定額制 | – | – | – |
松井証券の大きな特徴として、25歳以下の場合約定代金に関わらず取引手数料が無料になっています。(25歳以上でも50万円以下の取引なら手数料無料)
取引金額が大きくなり、楽天証券やSBI証券で何千円も手数料を取られる高額の取引になったとしても、松井証券の25歳以下のコースなら約定代金に関わらず取引手数料0円です。
さらに、松井証券はHDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催、「2023年度問合せ窓口格付け(証券業界)」で最高評価の「三つ星」を13年連続で獲得しています。
電話やwebの問い合わせ窓口対応の優秀さに定評があるので、わからないことが多い投資初心者が最初に開設する口座としてもおすすめです。
松井証券の国内株式取引手数料(税込) | |
---|---|
現物取引【26歳以上】 | 50万円まで 0円 100万円まで1,100円 200万円まで2,200円 その後100万円増えるごとに1,100円加算 1億円超 110,000円)※上限 |
現物取引【26歳以下】 | 無料 |
信用取引【26歳以上】 | 50万円まで 0円 100万円まで1,100円 200万円まで2,200円 その後100万円増えるごとに1,100円加算 1億円超 110,000円)※上限 |
信用取引【26歳以下】 | 無料 |
一日信用取引 | 0円 |
単元未満株(プチ株)手数料 | 新規買付不可 売却時:約定代金 × 0.5%(税込0.55%) 最低手数料なし |
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査
ダイソーは近々株式上場する可能性が高い会社
ダイソーは株式上場する可能性が高い会社ということがわかりました。
株式上場を果たすと株主優待を新設する可能性があるので、優待目的で投資をしている人はダイソーの株式上場について随時チェックしておきましょう。