FXでは米ドルやユーロといった通貨がメジャーですが、その他にも数十種類もの通貨が取引できます。
FXを行うにあたり、取引通貨の選択に悩んでいる方は多いでしょう。
今回紹介するカナダドルは、アメリカの隣国であるカナダで流通している通貨。
アメリカとの結びつきが強いことから、比較的親しみのある印象を受けますね。
あまりにマイナーな通貨は手を出しずらいけど、米ドルやユーロ以外の通貨にも興味がある、という方にピッタリです。
そこで、この記事ではカナダドルのFX取引について情報をまとめています。
カナダドルのFX取引におすすめなFX会社も紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
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カナダドルFX取引とは
カナダドルは、アメリカの隣国であり国土面積世界2位を誇る国、カナダで流通している通貨です。
ISOコードでは「CAD」と定められています。
カナダは世界第4位の産油国であるという一面を持ち、原油価格の値動きの影響を強く受けます。
カナダは隣国アメリカと経済的に強く結びついていることもあり、長期金利の影響を大きく受けるアメリカの影響でカナダドルも長期金利の影響を受けやすくなっています。
そのため、カナダドルの値動きを探る時にはアメリカの長期金利についても確認する必要があるでしょう。
カナダドルFX取引の特徴
カナダは隣国であるアメリカと経済的に強い結び付きを持っているのは想像しやすいと思います。
アメリカ経済が良好でドル高が続くようなタイミングでは、カナダドルも上昇傾向となり、その逆もしかりです。
またカナダドルはアメリカの長期金利の影響を受け、さらにカナダにも長期金利があるため自国の長期金利の影響も受けています。
さらにカナダは産油国としての一面を持ち、1日あたりの原油生産量はなんと世界4位。
輸出の約1/4は原油などの鉱物性生産品が占めていることもあり、カナダドルは原油価格にも大きく影響を受ける資源国通貨の一つなのです。
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カナダドルFX取引のリスクとメリット
カナダドルでのFX取引の主なメリットには下記のようなものがあります。
- 原油価格上昇によりカナダドルも上昇傾向
- 値動きの背景を読みやすい
もともと高値が続いていた原油価格はウクライナ危機の発生によってさらに上昇し、現在では100ドルを超えて維持されています。
産油国であるカナダはこの原油高の恩恵を受けることになり、カナダドルも上昇傾向が継続されると予想されています。
またお伝えしていたように、カナダドルはアメリカ経済や長期金利、そして原油価格の影響を受けやすい通貨です。
注目すべきポイントがある程度限定されているため、値動きの背景を読みやすく市場の値動きを先回りしやすいメリットがありますね。
注意点としては、カナダドルが最も値動きを見せるのはNY時間、つまり日本でいう真夜中であるということ。
夜遅くに値動きが生じることが多いため、自身が干渉できないタイミングで大きく値動きするリスクもあります。
そのため、カナダドルでの短期取引は日本人にとってやや不利になりやすいです。
おすすめカナダドルFX会社ランキングTOP4
カナダドルの取引におすすめなFX会社ランキングTOP4を紹介します。
- 1位 ヒロセ通商「LION FX」
- 2位 SBI FXトレード
- 3位 セントラル短資FX
- 4位 外為オンライン
1. ヒロセ通商「LION FX」
2024/03/25時点の情報です。
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.2銭 | 17 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 17 |
ヒロセ通商の「LION FX」は、約50種類に及ぶ豊富な通貨ペアを扱うFX会社。
カナダドル/円も扱っており、カナダドル/円を取引できる行商の中ではスプレッドが狭いのが魅力です。
また「スワップ振替」システムを導入していつのもポイント。
手動でスワップ振替をすることで、ポジション未決済でもスワップ益のみを引き出すことができます。
独自の便利機能を有した取引ツールにも定評があり、過去の取引からトレーダーのクセを学習して視覚化してくれる等、FX取引を補助するサービスが充実しています。
ヒロセ通商「LION FX」の評判・口コミは最悪?メリット・デメリットと口座開設時の注意点を解説
2. SBIFXトレード
2024/03/25時点の情報です。
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.18銭 | 235 |
ユーロ円 | 0.48千 | 216 |
SBI FXトレードもカナダドルの取引ができるFX会社の一つ。
カナダドル/円においてはスワップもスプレッドについても優れた数字を提供してくれています。
カナダドル/円以外にも複数のカナダドルの通貨ペアを扱っており、ラインナップが豊富なのも特徴。
国内FX会社のなかでは取り扱い銘柄も多いため、マイナー通貨からメジャー通貨までを含めた複数通貨を並行して取引したい方におすすめです。
取引ツールも使いやすいと評判が高いのもメリット。
FX取引のツール操作に慣れていない初心者や、操作ストレスを出来るだけ軽減しながら取したい方は、SBI FXトレードを検討してみましょう。
SBI FXトレードの評判・口コミは?メリット・デメリットと初心者におすすめの理由・口座開設の流れを解説
3.セントラル短資FX
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メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.2銭 | 200 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 210 |
セントラル短資FXは、カナダドルを扱うFX会社の中ではスワップポイントが高いのが特徴です。
スプレッドも他社と比較してかなり狭く設定されているため、カナダドル取引においてバランスのいいFX事業者と言えるでしょう。
「みらいチャート」という、過去のチャートか未来の値動きをらAIが予測するツールを提供していて、非常に便利と評判が高いです。
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4. 外為オンライン
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メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.9銭 | 195 |
ユーロ円 | 1.9銭 | 145 |
外為オンラインでもカナダドルを取引可能です。
スワップが高いのがメリットですが、スプレッドはやや広めなので注意しましょう。
裁量取引とシステムトレードも対応しているFX口座で、「iサイクル2取引」という独自の自動注文機能が人気です。
トレンドを自動で見極め、新規注文と決済注文を自動で繰り返してくれるFXの自動売買機能ですね。
さらにFXの基礎から実践的な知識まで幅広くサポートしてくれるセミナーを実施していて、FX取引初心者の方にもおすすめです。
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各FX会社の詳細比較一覧
紹介した各FX会社の詳細について比較していきます。
手数料・取引ツール・サポート体制なども具体的に解説していきますので目を通してみてください。
下記はカナダドルに対する各FX会社のスワップ、スプレッドの一覧です。
FX会社 | 買スワップ | 売スワップ | スプレッド |
---|---|---|---|
1位 ヒロセ通商「LION FX」 | 9円 | -36円 | 1.8銭 |
2位 SBIFXトレード | 120円 | -125円 | 1.38銭 |
3位 セントラル短資FX | 100円 | -109円 | 1.8銭 |
4位 外為オンライン | 100円 | -170円 | 3.1銭 |
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取引手数料・スプレッドの比較
各FX会社の取引手数料とスプレッドを比較した一覧表が下記の通りです。
FX会社 | スプレッド | 取引手数料 |
---|---|---|
ヒロセ通商「LION FX」 | 1.8銭 | 0円 |
SBIFXトレード | 1.38銭 | 0円 |
セントラル短資FX | 1.8銭 | 0円 |
外為オンライン | 3.1銭 | 0円 |
※2023/12/12時点
取引ツール・機能の比較
各FX会社でカナダドルを取引する際におすすめのツールと機能の特徴についてまとめました。
ここでは手軽に扱えるスマホアプリ版のツールに限定して紹介しています。
FX会社 | ツール名 | 特徴 |
---|---|---|
ヒロセ通商「LION FX」 | LION FX 5 | ・チャート画面からクイック注文機能可能 ・4枚×3画面で12枚のチャートを表示できる ・リスト・パネルS・パネルLの3種類のレート表示可能 |
SBI FXトレード | SBI FXTRADE | ・成行、通常、OCO、IFD、IFDOCOの注文がチャート画面から可能 ・チャート画面最大4分割可能 ・トレンドラインをお好みの位置へ自由に描画可能 |
セントラル短資FX | FXダイレクトプラス | ・4チャート同時表示可能 ・チャート画面でレート表示や発注可能 ・ウィジェットと約定情報のプッシュ通知にも対応 |
外為オンライン | 外為オンラインFX | ・最新レート、ニュース、経済指標を一つの画面に集約 ・注文画面でミニチャートを見ながら操作可能 ・チャートと同期したニュース表示 |
サポート・口座開設のしやすさの比較
紹介した各FX会社のサポート・FX口座開設のしやすさを比較しています。
今回紹介したFX会社は全てWEBで口座開設可能です。
ただし電話での問い合わせはそれぞれ営業時間が異なりますので注意しましょう。
FX会社 | 口座開設方法 | サポート体制 |
---|---|---|
ヒロセ通商「LION FX」 | WEBで完結可能 | 電話問い合わせ: AM8:00~PM6:00まで(土日祝を除く)お問合せフォーム・メール:常時受付 |
SBI FXトレード | WEBで完結可能 | オペレーター問い合わせ: AM9:00~PM5:00まで(土日を除く)チャットお問合せ:常時受付 |
セントラル短資FX | WEBで完結可能 | 電話問い合わせ:不可 お問合せフォーム:常時受付 |
外為オンライン | WEBで完結可能 | 電話問い合わせ: AM9:00~PM5:00まで(土日祝を除く)お問合せフォーム:常時受付 |
おすすめFX会社選びのポイント
ここからはFX会社のおすすめの選び方について解説します。
FX取引初心者の方や、FX会社選びのコツがわからなくて苦戦している方はぜひ目を通してみてください。
- 自分の投資スタイルに合った会社を選ぶ
- 手数料やスプレッドを比較検討する
- 取引ツールやサポート体制を確認する
自分の投資スタイルに合った会社を選ぶ
FXを始める時には、まずはじめにご自身の投資スタイルについて考えてみましょう。
例えば今回紹介しているカナダドルは現在金利が4.50%。
特別高金利というわけではありませんが、低金利が続く円との通貨ペアなら金利差を活かしたスワップトレードもアリ。
その場合はスワップポイントが高いFX会社のほうが有利です。
一方スキャルピングやデイトレードのように短期売買を繰り返すスタイルなら、取引回数が多い分、実質的な手数料となるスプレッドが狭いほど有利となります。
このように、自分の長期投資のスタイルを見つけることで、おのずと自分に合うFX会社の特徴も絞り込めます。
FX会社それぞれ個性や強みを捉えて、最適なFX会社を選びましょう。
手数料やスプレッドを比較検討する
FX会社を選ぶ際、最重要とも言えるポイントが「スプレッド」です。
スプレッドというのは、FX取引時の買値と売値のレート差のことで、トレーダーにとってはこのスプレッドが実質的なコスト(手数料)となります。
スプレッドが広いほど、実際の利益は小さくなってしまいますよ。
ですのでできるだけレート差が狭いFX会社を選ぶことで、有利に取引しやすくなります。
取引ツールやサポート体制を確認する
カナダドルはドルやユーロと比べると取引量は少ないので、FXをするうえでの情報もやや集めにくい可能性があります。
取引するうえでの情報収集の難易度が高まるため、FX会社を選ぶ際はそ点をサポートしてくれるものを選ぶのがおすすめ。
例えばその国の政策金利・GDP・貿易収支といったニュースを配信していたり、情報提供ツールが充実していると心強いですね。
まとめ:カナダドルFX取引で成功するために
ここまで紹介した内容を踏まえ、カナダドルのFX取引で成功するためのポイントについてまとめました。
- 最適なFX会社を選び、リスク管理を行う
- 継続的な情報収集と分析を行う
最適なFX会社を選び、リスク管理を行う
お伝えしたように、FXを始める時にはまず自分の投資スタイルを決めていく必要があります。
各FX会社はそれぞれ独自の強みを持っており、言い方を変えれば得意不得意があります。
自分の投資スタイルが定まらないまま何となくFX会社を決めると、自分のやりたいこととFX会社の「得意」の部分が上手くかみ合わず、使い勝手が良くないと感じてしまうことも。
投資スタイルに合うFX会社を選んでいたら回避できたリスクもあったかもしれない、より大きな利益になっていたかもしれないという場面が出てくる可能性もあります。
そうならないためにも、「投資スタイルの絞り込み→FX会社探し」の手順を意識しましょう。
、最適なFX会社を選び、リスク管理できる環境を作ってくださいね。
継続的な情報収集と分析を行う
カナダドルはドルやユーロと比べれば取引量が少なく、取引材料にする情報を集めにくい可能性があるとおs伝えしていました。
とはいえ、カナダドルはそこまでマイナーな通貨でもないので、新興国通貨ほどは扱う難易度も高くないです。
特にカナダはアメリカとの経済的な関連性が高いので、アメリカの経済動向や金利の影響などを追うことで、カナダドルの値動きを先回りしやすくなります。
この特性を活かし、しっかりと前のめりに情報収集する姿勢があれば、リスクを回避しながら堅実な取引をしていける可能性はぐっと高まるでしょう。
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カナダドルの取引に関するQ&A
カナダドルの取引に関するQ&Aをまとめました。
- Q1.カナダドルの今後の金利見通しは?
- Q2.カナダドルのFX取引は初心者にも向いている?
- Q3.カナダドルFX取引のメリット・デメリットは?
Q1.カナダドルの今後の金利見通しは?
2023年4月時点で、カナダドルの金利は4.50%です。
ここ数年の動きも緩やかな上昇傾向です。
カナダは原油国でもありますから、原油価格の動向次第で値動きの変わってくるでしょう。
しかし原油価格はもともと高値が続いており、ウクライナ危機の発生によってさらに上昇傾向です。
現在では100ドルを超えて維持されていて、カナダにとっては追い風となっています。
Q2.カナダドルのFX取引は初心者にも向いている?
カナダドルのFX取引は、初心者から中級者向けといったところ。
カナダドルはアメリカ経済と原油価格の変動に影響を受けやすい等、注目すべきポイントがある程度明確になっています。
そのため、米ドルやユーロほどメジャーではない通貨でも、値動きの背景を読みやすく初心者にも比較的扱いやすいでしょう。
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Q3.カナダドルFX取引のメリット・デメリットは?
カナダドルFX取引の主なメリットは下記の通り。
- 原油価格上昇によりカナダドルも上昇傾向
- 値動きの背景を読みやすい
一方デメリットは下記の通りです。
- 夜遅くに値動きが生じることが多い
もともと高値が続いていた原油価格はウクライナ危機の発生によってさらに上昇。
産油国であるカナダはこの原油高の恩恵を受けることになり、カナダドルも上昇傾向が継続と予想されています。
またカナダドルはアメリカ経済や長期金利、そして原油価格の影響を受けやすい通貨です。
注目すべきポイントがある程度鮮明化されているため、値動きの背景を読みやすく市場の値動きを先回りしやすいのもメリットと言えるでしょう。
注意点としては、カナダドルが最も値動きを見せるのはNY時間であるということ。
NY時間とは、つまり日本でいう真夜中に当たります。
夜遅くに値動きが生じることが多いため、自身が干渉できないタイミングで大きく値動きするリスクがあるのがデメリットです。
特にカナダドルでの短期取引は、日本人にとってやや不利になりやすいでしょう。
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カナダドルは米ドルやユーロほどメジャーではないものの、ここ数年の動きも上昇傾向であることから、初心者も比較的手をつけやすい通貨と言えるでしょう。
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今回紹介したFX会社を候補に、長期運用からFXを始めてみてはいかがでしょうか。
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