株式投資

【2024年】おすすめの旅行株ランキング!高配当株や豪華株主優待付の銘柄を徹底調査

編集者:Money Theory編集部
【2024年】おすすめの旅行株ランキング!高配当株や豪華株主優待付の銘柄を徹底調査

旅行業・観光業は、地域と地域外を結び、地域外からの利益を生む日本でも重要な産業です。

しかし、コロナ禍の影響で2020年には、年々増加傾向にあった外国人観光客数がゼロに近い数字となりました。

そんな中、2022年の全国旅行支援・日本への入国規制緩和により、旅行業界は徐々に活気を取り戻しつつあります。

今回注目したいのは、業界が盛り上がることで注目が集まる旅行業の株式市場についてです。

この記事では

  • おすすめの旅行株
  • おすすめの旅行株を選ぶポイント
  • 旅行株投資での注意点

を中心に解説していきます。
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旅行株とは

旅行株とは、旅行を企画・販売する企業や、その関連事業を提供する企業の銘柄を指します。

旅行・観光に関する株式は、「消費関連株」と呼ばれ、景気の上昇とともに給与上昇などと株価が上がります。

反対に、景気が悪化すれば、株価も下落する株式です。

※消費関連株…小売・サービスなどをメインで事業展開する企業の銘柄を指す

旅行・観光業界は、コロナ禍で業績悪化していましたが、今後以下の施策によって、回復の傾向がみられるでしょう。

  • 全国旅行支援
  • 賃金の引き上げ
  • インバウンド(訪日外国人旅行)の増加

旅行株を購入するなら、今が買い時かもしれません。

旅行株のおすすめの選び方

続いて、旅行株の銘柄で悩む方のために、押さえておきたいポイントを紹介します。

  • 業績
  • 株価の水準
  • 配当
  • 株主優待

それでは、順に解説していきます。

業績

旅行に関する規制が緩くなり、業績を伸ばしつつある企業の銘柄は買い時です。

  • 市場予想を大きく覆す決算内容の銘柄
  • 決算期の最中に上方修正を発表する銘柄

上記の特徴に当てはまる銘柄は、特に買い時です。

一般的に、4〜6月までを第一四半期と呼び、この第一四半期の業績を一つの目安にしていいかもしれません。この時期に業績が良好な銘柄は、株価にも影響がみられ伸びが期待できます。
しかし反面、動向の把握をしておかないと、一時的な利益の上昇があっただけ、コストの削減に伴う影響で良くみえただけといったことも考えられます。

旅行・観光業界の銘柄は、2020・2021年の業績が伸びなかっただけに、より慎重な買い時の判断が求められるでしょう。

株価の水準

続いては、株価の水準を見極めるという点です。

こちらは、ウィーレンバレットが考案した「割安投資論」に基づく手法で、特に長期投資向きです。取引の回数が多い投資家は、チャートの動きから分析し、買い時を判断します。

割安株の銘柄を選定するときは、次の特徴を参考にしましょう。

  • PERが10倍以下
  • PBRが1倍以下
  • 配当利回り3%以上

※PER(株価収益率)…企業の株価が利益に対し、何倍の水準にあるかを示すもの。PERが高いほど割高といわれる

ある程度予測はできても、絶対安心という銘柄はないので、リスクに備えながら選んでください。

配当

続いては、配当の利回りに注目するという点です。

いくら配当利回りが大きいからといって、企業の業績悪化による配当の減額や、無配当のリスクもあります。

利回りが大きいからという理由で選ぶのではなく、現在の配当状況や、将来性にも気をつけなければなりません。

銘柄を選ぶ際は、以下の二点に気をつけましょう。

  • 過去の配当状況を確認
  • 「タコ配」と呼ばれる銘柄を避ける

高配当にみえる銘柄でも、過去のデータを確認したら、記念配当などで一時的な上昇だったということもあります。

また、「タコ配」という企業の利益が出ていないのに、過分に配当金を出している行為にも気をつけましょう。

タコ配とは、資産の売却や積立金を切り崩して配当金に回す行為です。

あくまで一時的に高額になり、業績や財務状況に問題があることも見受けらえます。

パッと見を信じるのではなく、企業がどんな状況にあるのかと精査してから、銘柄を選びましょう。

株主優待

続いては、株主優待の「優待品」を狙って銘柄を選ぶという点です。

優待品とは、企業の自社製品やサービスを株主に贈呈するもので、プライム市場の企業では多く取り入れられています。優待品としてよく贈呈される商品がこちらです。

  • お米
  • 金券
  • 優待券
  • カタログギフト

長期保有制度を導入し、長く株主に株式を保有してもらえる工夫をする企業もあります。

通常の優待品にプラスして、長期保有分のギフトも貰えるのでオススメですよ。

しかし、株主優待は、「権利確定日」までに株式を保有しておく必要があります。

株式を購入してから保有するのに、数日かかる場合があるので、「権利付け最終日」までの買い付けを心がけましょう。

旅行株のおすすめ人気銘柄

では、旅行株でも特におすすめできる銘柄を紹介します。

  • 寿スピリッツ(2222)
  • 阪急阪神ホールディングス(9042)
  • 名古屋鉄道(9048)
  • エイチ・アイ・エス(9603)
  • KNT-CTホールディングス(9726)

銘柄の特徴や、配当利回りにも注目して解説していきます。

寿スピリッツ(2222)

寿スピリッツ
名称 寿スピリッツ(2222)
株価 9,060円
配当利回り 0,33%
株主優待の有無 100株以上の保有でグループ製品などの贈呈あり

菓子業界大手の寿スピリッツは、お土産やギフト用品を取り扱い、地域限定の製版会社を多く手掛けてる企業です。

また、地域密着と独立採算により業績を伸ばし、地方企業の集合体とも呼ばれています。

高い付加価値戦略と独立採算経営の影響から、自己資本利益率(ROE)では、2020年3月期に20,8%を記録しています。

20年度の金融などを除く上場企業の平均は7%だったので、高水準の銘柄といえるでしょう。

阪急阪神ホールディングス(9042)

阪急阪神ホールディングス
名称 阪急阪神ホールディングス(9042)
株価 3,910円
配当利回り 1,28%
株主優待の有無 100株以上の保有で株主優待乗車券やグループ優待券などの贈呈あり

阪急電鉄、阪神電気鉄道など6社を主な事業内容として展開する純粋持株会社で、グループ全体の事業戦略の策定や経営管理、経営資源の最適分配を行っています。

株式優待では、100株以上の保有で阪急・阪神電車共通の株主優待乗車券や、レジャー・ホテルなどで使えるグループ優待券の贈呈があります。

名古屋鉄道(9048)

名古屋鉄道
名称 名古屋鉄道(9048)
株価 2,066
配当利回り 0,97%
株主優待の有無 保有株数に応じた乗車券やレジャー施設の割引券の贈呈あり

名古屋鉄道は、名古屋を中心に愛知、岐阜県下へ展開し、444,2kmの鉄軌道路線を有す企業です。

株主優待では、600株以上の保有で半年利用できる株主優待乗車証や、200株以上の保有で利用できる株主ご優待券が贈呈されます。

エイチ・アイ・エス(9603)

エイチ・アイ・エス
名称 エイチ・アイ・エス(9603)
株価 2,065円
配当利回り
株主優待の有無 100株以上の保有で商品券やレジャー施設割引券の贈呈あり

エイチ・アイ・エスは、旅行や格安航空券などを取り扱い、国内はもちろん国外でも事業を展開するグローバルな旅行会社です。

しかし、コロナ禍の影響もあってか2021年11月〜2022年7月期までの連結決算では、最終損益が332億の結果が出ています。

このような点を考慮して、銘柄を選びましょう。

KNT-CTホールディングス(9726)

KNT-CTホールディングス
名称 KNT-CTホールディングス(9726)
株価 1,721円
配当利回り
株主優待の有無 100株以上の保有で旅行割引に使える優待券の贈呈あり

国内、国外旅行を軸に事業を展開するKNT-CTホールディングスは、傘下に近畿日本ツーリズムやクラブツーリズムが属する大手旅行会社です。

株主優待の割引利用券では、ツアー本体の料金に応じて適用される割引券を贈呈されるのでチェックしてくださいね。

旅行株の売買におすすめの証券会社

続いて、旅行株銘柄の売買を行うのにおすすめな証券会社を紹介します。主な証券会社は、以下の3社です。

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 松井証券

では、順にみていきましょう。

楽天証券

楽天証券トップ
総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

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楽天証券は、今もなお楽天経済圏という武器を活かし、ユーザーを増やし続ける、ネット証券トップクラスの口座数を誇る証券会社です。

また、楽天証券は、外国の株式取り扱いも豊富です。

主な外国株式は、米国株・ASEAN株・中国株で、米国株ETFだけで約360本を誇ります。

全て合計すると約400本に上り、その数は業界No,1です。米国株の積立投資も可能なので、気になる方はチェックしてくださいね。
楽天証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット

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SBI証券

SBI証券 商標
総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

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SBI証券は、証券総合口座数が900万を突破した業界最大手の証券会社です。

SBI証券の取引では、業界最低水準の売買手数料で行えます。1日の約定代金合計額で手数料が決定する「アクティブプラン」の利用で、現物株・信用取引の両方が100万円以下手数料が0円で可能です。

また、現物株・制度・信用取引でも、それぞれ最大300万円まで手数料0円で利用できるのは、大きなメリットでしょう。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説

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松井証券

松井証券
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取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 0円 0円 1,100円
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松井証券は、1日50万円以下の取引の場合、売買手数料が完全無料で利用できる証券会社です。

また、25歳以下の方は、現物・信用取引の売買手数料が無料になります。

信用取引では、制度・一般(一日・短期・短期プレミアム・無期限)の利用と、空売りも可能です。

クロス注文や精算予約注文も使用できるので、権利取りのつなぎ売りも容易に行えるでしょう。

取り扱う投資信託も1600本以上と豊富で、全銘柄が手数料無料で購入できます。

手数料無料でサービスも豊富なのが、松井証券を利用する上でのメリットといえるでしょう。
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査

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旅行株に投資する際の注意点

続いて、旅行株に投資する上で注意しなければならない点を紹介します。

  • 元本割れのリスクを考慮する
  • 分散投資を意識
  • 株主優待内容だけで選ぶのはNG

上記3点に分けて解説していきます。

元本割れのリスクを考慮する

元本割れリスクとは、手元に戻ってくる金額が、投資金額よりも減額してしまうリスクを指します。

一般的に、金融商品の価格変動により、当初の投資金額を下回り元本割れが発生します。

投資信託・株式は収益性の期待値が高いですが、元本割れするリスクも考慮しなければなりません。

その反面、元本保証されている金融商品は、収益性が低く安全性は高い特徴があります。

  • 購入する銘柄が元本保証の対象か
  • 元本割れの可能性が高い、低い

以上の点を考慮して、銘柄を選びましょう。

分散投資を意識しよう

旅行株に投資する上では、銘柄の分散を意識した投資を心がけましょう。

1社だけでなく、複数社の株式を保有することで、1社が倒産など存続の危機に陥った場合にも備えることができます。

資産は減るかもしれませんが、全くのゼロになるリスクは回避できるでしょう。

分散投資では、4社など投資対象を多数に分けておいた方が有利になります。

大金を1社に入れるのではなく、少額で分散させるのを意識してくださいね。

株主優待内容だけで選ぶのはNG

株主優待の内容が魅力的だから、という理由で銘柄を選ぶのは避けましょう。

株主優待が目当てで株式投資を行う人の特徴に、株価変動を気にしないという点が挙げられます。

優待内容が人気の銘柄は、権利取り直前に株価が大きく上昇します。

年1回だけ人気優待を贈呈する銘柄は、より株価の状況が変動するでしょう。

しかし、上がり幅も大きい分、権利取り直後の株価は下落が激しくなる傾向があります。

権利取り直前に優待内容目当てで投資した方は、この下落に巻き込まれるリスクがゼロではありません。

余裕を持って、権利取りの1〜2ヶ月前の投資を心がけましょう。

株主優待の中には、とても魅力的な商品が多くあります。しかし、リスクも潜んでいることも忘れないでくださいね。

旅行株は業績を見ての銘柄選びがおすすめ

  • 旅行株は、全国旅行支援、インバウンドなどが今後の追い風になる
  • 旅行株を選ぶ際は、業績や配当にも目を向ける
  • 分散投資や元本保証銘柄への投資で、もしものリスクに備える

コロナ禍からの回復で、今後の伸びが期待できる旅行株について解説してきました。

配当金や株主優待などで、投資家にも大きなメリットが期待できるのが旅行株の特徴です。

しかし、正しく理解しておかなければ、裏にはリスクも潜んでいます。

株式投資をする際は、定期的な株価の確認と過去のデータ確認をしっかり行ってからの銘柄選定がおすすめです。