みずほ銀行は国内3大銀行の一つ。
国内で有名な銀行であるにも関わらず株価が安いのはおかしいと思う人もいます。
今回はみずほ銀行の株価がなぜ安いのか詳しく解説していきます。
現在の業績から今後の株価変動予想までを詳しく説明するのでぜひ目を通してみてください。
今後みずほ銀行の株を購入しようと考えている人も参考にしてみてくださいね。
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みずほ銀行の株価が安い理由
みずほ銀行の株価が安い原因は大きく分けて4つあります。
- 業績悪化
- 日本の低金利政策
- コロナショックで金利が下げられたから
- 繰り返されるシステム障害
みずほ銀行は国内でも有名な銀行ですが業績悪化が長期で続いており、リーマンショックの暴落以降完全に回復することはできていません。
規模の大きい銀行だからこそ、維持費も膨大な金額がかかってしまうので業績向上の足かせとなっています。
業績悪化の影響
みずほ銀行の純利益は右肩下がりが続いており、2021年3月では純利益も大幅に減益しました。
業績悪化は株価変動に直結する事が多く、みずほ銀行の株価が低迷しているのは業績悪化が1番大きな原因として挙げられます。
日本の低金利が続いているから
みずほ銀行の業績悪化をだしている要因の1つが日本の低金利です。
日本の債利回りは10年間連続して下落傾向にあります。
2016年には金利がマイナスとなり、みずほ銀行も同じ時期に業績がマイナスに傾いています。
以降2023年異なっても、日本の低金利は続いています。
日本の金利が下がってしまうと、運用益や利息収入が減ってしまうので、銀行は大ダメージを受けます。
日本の低金利はみずほ銀行いがいの銀行にも打撃を受けています。
コロナショックで金利が下げられたから
日本は元から金利を引き下げていましたが、2020年のコロナショックによって世界各国の金利も下げられています。
世界各国の金利も下がると、外国債でも利息収入が減ってしまうため、銀行の収益は悪化してしまいます。
上記だけでなく、コロナショックの影響によって企業の設備投資や個人の住宅購入・投資する人などが減少し、収益が大幅に下がってしまいます。
繰り返されるシステム障害
みずほ銀行では2021年、8度目のシステム障害が起き、2022年3月期第3四半期単体の純利益は33.0%減となりました。
止まらないシステム障害が顧客の不信感を高めることにも繋がっています。
2019年にみずほ銀行は6800億円の巨額損失を引き起こしている
みずほ銀行はコロナショック前に6800億円の巨額損失を発表しています。
6800億円の巨額損失は、採算の悪い店舗の閉鎖やシステム更新・処理による費用を計上したため引き起こされたものです。
本来であれば巨額損失発表後、株価は大幅下落しますがみずほ銀行の株価は大きく下落しませんでした。
株価は影響を受けていない
6800億円の損失の影響を株価が受けていない理由として、長年懸念されていたシステム更新に目処がつくことや配当金の変更がなかったことが挙げられます。
日本のマイナス金利政策によって銀行の株価が低迷している中、配当金を変更しないことは投資家にとっても安心できる内容でした。
配当金の変更は無かった
みずほ銀行は巨額損失によって、配当金の変更はしていません。
通常巨額損失が発表されると、配当金に影響が出る可能性が懸念されますが、みずほ銀行は配当金を変更していません。
高配当銘柄として人気の銘柄なので、配当金を維持することによって暴落を回避したと予想できます。
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みずほ銀行の株の魅力は?
みずほ銀行の株価は低迷していますが、魅力も勿論あります。
みずほ銀行の株は配当利回りの高さが1番の魅力で高配当利回りを取得することが出来ます。
配当利回りが高い
みずほ銀行は業績が低迷気味ですが、配当に関しては高配当を維持しています。
みずほフィナンシャルグループは、2024年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を発表しています。
これによりみずほフィナンシャルグループの配当利回り予想は4.20%⇒4.70%に上昇しました。
この配当予想が実現すれば3期連での続増配を達成することになります。
コロナショックを乗り越え、高配当を維持することが出来ればこのまま高配当銘柄として活躍できるでしょう。
みずほ銀行は株価低迷の影響で株式合併した
みずほ銀行は2020年に株式合併をおこなっています。
みずほ銀行での10株を1株にすることによって、1株単位の株価を上昇させています。
持ち株の数が変わりますが、資産的に影響はありません。
しかし、1株単位の価格が上昇するので売買にくくなるデメリットもあります。
低迷が続いている株は注意
みずほ銀行の株式合併は株価低迷が原因です。
株価が低迷してしまうと、売買単価が低くなり個人投資家の株主が増えてしまいます。
よって株主を管理するコストが上昇してしまうので株式合併をおこなった可能性があります。
株式合併はみずほ銀行だけでなく他の銘柄でもありえることなので、低迷が続いている株を購入しようと考えている人は株式合併のリスクも考えて起きましょう。
経済が安定すれば株価も上がる
日本経済の状況が安定していけば金利も上がりますし、金融業界の銘柄も比例して上昇する予想がされています。
しかし、コロナショックによって日本企業が受けたダメージは大きく、世界各国も大きな影響を受けています。
先行投資として、割安になっている時期に購入するのも1つの手段ですが、業績悪化に歯止めがかからなかった場合下落していく一方になるので注意が必要です。
みずほ銀行の業績は改善される?
みずほ銀行の業績は低迷が続き、株価も割安な状況が続いています。
しかし、みずほ銀行側も業績改善の為に動き始めています。
改善まで時間が必要になる見込みになりますが、長期目線で見ると今後上昇する可能性はあります。
みずほ銀行は「5年計画」を実施している
みずほ銀行は2019年から5年計画をスタートしています。
5年計画によって、2021年までに7000人の人員削減と81店舗を閉鎖する内容となっています。
5年計画が完了後、経費は大幅に圧縮されることが予想されます。
更にみずほ銀行は業績の純利益を90000億円まで引き上げる計画をしています。
大幅な構造革命をおこなっているので、2024年からどのような業績改善結果が出ているのか期待出来ます。
金利の上昇で回復する可能性もある
みずほ銀行の業績悪化の原因は日本の金利政策にもあります。
日本経済の回復が見込めれば金利も安定し、みずほ銀行の業績も比例して上昇していきます。
日本の金利上昇は長期目線でみる必要がありますが、先行投資として考えればみずほ銀行の銘柄購入も一つの手段ということがわかります。
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みずほ銀行の株価の今後の見通し
みずほ銀行は5年計画や高配当などの、株価が上昇する要素を持っています。
しかし直近で高騰するような状態ではないので、長期目線を持つ必要があります。
1ヶ月、2ヶ月程度で改善できる内容ではないので、数年単位で株保有を考えている人は検討してみるのもありです。
5年計画による業績の回復を期待できる
5年計画は2024年に終了予定なので、今後業績が計画どおりに安定すれば株価は上昇していきます。
高配当であることも魅力の1つなので、株価上昇の見込みはあります。
しかし日本金利政策によって株価が左右されることもあるので、リスク管理を徹底する必要があります。
2020年のコロナショックによって、世界各国の金利が低迷しているので慎重に判断する必要があります。
みずほ銀行の株は買うべき?
みずほ銀行の株価は低迷していますが、購入敷いておくことで得られるメリットもあります。
リスクとメリットを理解して、買うべきかどうか判断しましょう。
高配当目的に購入を考える人もいる
株価の低迷によって株式合併されたり、2018年には6800億円の巨額損失を発表したりしているみずほ銀行ですが、高配当利回りは変更されていないので、高配当目的に投資する人もいます。
銀行の業績は国内や海外情勢によって大きく変わることもあるので、低迷が終わるまで高配当利回りで稼いで株価上昇を待つ投資方法もあります。
長期間保有する必要がありますが、先行投資と考えて投資するといずれ大きな利益に変わることもあるので、1つの方法として参考にしておきましょう。
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5年計画後の業績次第で購入を考えよう
みずほ銀行は2019年頃からスタートしている5年計画が思惑通り動けば、株価低迷も一旦収まる可能性があります。
2020年時点で人員削減や店舗縮小をはじめているので、本格的に業績改善革命をおこなっている
ことがわかります。
計画が100%軌道に乗る根拠はありませんが、計画によって業績悪化を食い止めることが出来れば株価上昇に繋がります。
今後のみずほ銀行の動き次第では購入することを考えても良いでしょう。
みずほ銀行の株価に関するよくある質問
みずほ銀行の株価に関するよくある質問と回答を紹介します。
- みずほ銀行の株価が安い理由は?
- みずほ銀行の株価の今後の見通しは?
- みずほ銀行の株を買うメリットは?
みずほ銀行の株価が安い理由は?
みずほ銀行の株価が安い主な理由としては下記が考えられます。
- 業績悪化
- 日本の低金利政策
- リーマンショックから回復できていない
- 繰り返されるシステム障害
みずほ銀行の株価の今後の見通しは?
みずほ銀行は5年計画や高配当などの、株価が上昇する要素を持っています。
しかし直近で高騰するような状態ではないので、長期目線を持つ必要があります。
1ヶ月、2ヶ月程度で改善できる内容ではないので、数年単位で株保有を考えている人は検討してみるのもありです。
みずほ銀行の株を買うメリットは?
みずほ銀行は業績が低迷気味ですが、配当に関しては高配当を維持しているのが魅力。
みずほフィナンシャルグループは、2024年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を発表しています。
これによりみずほフィナンシャルグループの配当利回り予想は4.20%⇒4.70%に上昇しました。
この高配当目的にみずほ銀行の株を購入する人もいます。
みずほ銀行の株価が安いのは日本の金利政策と業績悪化が原因
みずほ銀行の株価が安い原因は金利と業績悪化のダブルパンチということがわかりました。
みずほ銀行のように国内で有名な銀行でも株価が低迷してしまうことがあるので注意しましょう。