「株を始めたら意外と儲かった!この機会に会社辞めようかな」と考えているサラリーマンの方、いらっしゃるのではないでしょうか。
また「将来的には会社を辞めて専業投資家になりたい」という方もいらっしゃることでしょう。
しかし、実際会社を辞めて株式投資家になることはできるのか、不安に思いますよね。
そこで今回は、株式投資のために会社を辞めようか迷っている方に向けて、株式投資家に向いてる人・向いてない人の特徴をご紹介していきます。
ご自身が当てはまっているか、ぜひ参考にしてください。
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株式投資に向いている人は会社を辞めても良い?
株式投資をやるために会社を辞めるのはおすすめしません。
なぜか。答えは簡単、安定しないからです。
株の世界は常に不安定です。安定しているときがありません。
そのため、常に勝てることは少なく、負けるときももちろん存在します。むしろ、負けるほうが多いかもしれません。
さらに、株式投資で成功するために最も大切なことは、「精神的余裕」です。なぜなら、精神的余裕がないと、余計な感情で冷静な判断ができなくなってしまうからです。
そのため、本業である程度生活費など必要経費を賄える状態で、副業として株式投資を行うのは良いことだと思いますが、生活費もすべて投資の利益で賄わなければならない状態で勝ち続けるのは大変難しいです。
このような理由から、会社を辞めて株に専念するのは正直あまりおすすめできません。
株式投資のために会社を辞めるのはリスキー
株式投資家に向いてる人向いてない人の特徴をご紹介してきましたが、正直世の中のほとんどの方は向いていません。
実際本当に収入源が投資利益だけになったら、絶対に余裕はなくなるし視野も狭くなります。
そのため、実家がめちゃくちゃお金持ちとか、お金があり余り過ぎて困っている人以外は、株式投資で生計を立てるのは非常にリスキーなので絶対にやめた方がいいです。
「それでも俺はやってみたい!」という方は、常に冷静に堅実にを心がけましょう。
この後にも紹介しますが、株式投資家に向いてる人の特徴は一言で言えば「冷静な人」です。
株式投資のために会社を辞める前の注意点
株式投資のために会社を辞用としている方は、辞める前に以下の注意点を確認しておきましょう。
- 収入が不安定になる
- 税金や保険料負担が重くなる可能性がある
- 株式投資以外の収入を確保したほうが良い
- 会社を辞めるなら住宅ローンを完済してからが良い
収入が不安定になる
会社を辞めて株式投資て生計を立てるということは、当然ながらサラリーマン時代のような安定的な収入は保証されなくなるということです。
リスクの大きい投資法を避けたり、分散投資でなるべく大きな損失が出ないように工夫することが求められます。
また投資は利益が出ることばかりではなく、時には損失を出すこともあります。
特に家族がいる方であれば、お子さんの進学や成長の過程で大きな出費が出ることもあります。
その際に株式投資でマイナス益となり、お金が必要なタイミングで資産が減ってしまうこともあり得ます。
計画的な貯蓄が難しくなるため、投資資金として使える金額等は家庭内でしっかり決めておく必要があるでしょう。
税金や保険料負担が重くなる可能性がある
会社を辞め脱サラすると、税金や保険料の負担額が大きく変化します。
サラリーマンの場合、社側が税金・保険料・年金などを差し引いて給料が支払われます。
しかし、会社を辞めた後はそれらを全て自分で支払うことになります。
また会社勤務時の税金は所得税が給料から天引きされますが、会社を辞めると所得に応じて確定申告をしなければいけません。
国民年金や国民健康保険へ加入する必要もある等、今までなかった手間が増えて負担になります。
株式投資以外の収入を確保したほうが良い
会社を辞めたとしても、株式投資以外の安定した収入源は確保しておいた方が安心です。
例えば週数日のパートや、家賃収入などの不労所得等も良いでしょう。
安定した収入があることが精神的な安定にもなりますし、これを機に今までやってみたかった仕事を非正規雇用でもやってみるという方は多いです。
投資資金を自分でまかなうこともでき、会社を辞めることに対して家族からの承諾も得やすくなります。
会社を辞めるなら住宅ローンを完済してからが良い
サラリーマンを辞めて株式投資を専業にするなら、脱サラ前に住宅ローンは完済しておくのがおすすめです。
投資がうまくいっている間は問題なくとも、万が一大きな失敗をして多額の資産を失った場合、住宅ローンと投資による-をダブルで返済しなくてはいけません。
最悪の場合、住宅ローン返済のめどが立たず自宅を売却せざるを得ない状況になることも考えられます。
ただでさえ投資で生計を立てるのはリスクが大きいですから、せめて会社を辞める前にできる限りリスクを減らしておきましょう。
株式投資家に向いてる人の特徴
しかし、実際株式投資で生計を立ててみたい!と考えている方は多くいらっしゃることでしょう。そこでここからは、株式投資に向いてる人、特に専業投資家に向いてる人の特徴をご紹介していきます。
挙げればきりがないのですが、ここでは「これだけは押さえてほしい」という大切なことをご紹介していきます。
- 情報収集が苦でない
- 冷静に合理的な判断ができる
- 堅実でギャンブル嫌い
- お金に執着心がない
それぞれ詳しく解説していきます。
情報収集・勉強が苦でない
株投資家に向いてる人の特徴1つ目は、情報収集・勉強が苦でないことです。
特に株式投資においては、情報は何よりも大切になります。少ない情報や自分に都合の良い情報だけを信じていては、成功するチャンスを逃してしまうからです。
情報収集が苦でない人、つまり勉強が苦でない人は、外部からの情報を取り入れ、すぐに行動に移すことができます。そのため、有益な情報を周囲よりも早くつかむことができ、リスクを事前に回避することができるのです。
また、株式投資をするなかで、株価が自分の予想通りに動く場合も当然あります。そのような場合も、自分の間違いを素直に認め必要以上に損失を出さないように対処ができます。
つまり、勉強や情報収集がしっかりできる人は、周囲に常にアンテナを張り巡らせ、得た情報が重要かを合理的に判断できるということなのです。
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冷静に合理的な判断ができる
株投資家に向いてる人の特徴2つ目は、冷静に合理的な判断ができることです。
株式投資で確実に勝つには、冷静に合理的な判断をすることが非常に大切です。
株式投資の目的は利益を出すことです。感情に流されることなく、確実に利益を出せる行動をとり続けられるかが重要です。
しかし、株式投資では様々な「バイアス」がかかります。
つまり、冷静に考えれば損切をすべき局面なのに、確証バイアスによって「きっとまた上がるはず」と判断してしまうことにより、損失をさらに大きくしてしまうのです。
株式投資で成功する人は、このバイアス心理を無視して合理的な判断ができるため、最小限の損失で抑えることができるのです。
株投資家として生活していくには、冷静に合理的な判断ができることは必須条件と言えるでしょう。
堅実でギャンブル嫌い
株投資家に向いてる人の特徴3つ目は、堅実でギャンブル嫌いなことです。
「え、意外」と思われた方要注意です。株式投資はギャンブルではありません。
株式投資はあくまでも情報を集め勉強をし、さらに自ら勉強することで初めて利益をえることができるものなのです。
確かに1回・2回であれば、運だけで勝てることもあるかもしれません。
しかし、株式投資家として成功していくには、ずっと勝ち続けなければならないのです。
会社員として働くよりよっぽど大変です。常に知識を入れ続けなければなりません。
つまり、株式投資家に向いてる人は、堅実に勉強と知識を積み上げていけるギャンブル嫌いの人と言えるのです。
お金に執着心がない
株投資家に向いてる人の特徴4つ目は、お金に執着心がないことです。
これは、株式投資で成功するうえで最も大切であると言っても過言ではありません。
なぜなら、株式投資で大切なことは淡々とマイルールを徹底することだからです。損失に執着して冷静な判断ができなくなってしまっては、さらに損失を大きくしてしまいます。
株投資家として生活している人は、マイルールと資金管理を徹底しています。そのため、余計な感情に負けて損切ができず、大きな損失をすることもないのです。
また、ルールを明確化し徹底することで、余計な感情を持つことがなくなり余裕が生まれます。結果的に勝ちにつながるのです。
「投資で一発逆転してお金持ちになりたい!」と思う気持ちももちろん分かります。
しかし、株式投資で成功している人は、ルールを明確化し淡々と実践し続けている人であることを忘れないでください。
株式投資家に向いてない人の特徴
では、ここからは反対に「これに当てはまっていたら株式投資家に向いてない」特徴4選をご紹介していきます。
- ギャンブル好きな人
- 他人の情報を鵜呑みにしやすい人
- 感情的になりやすい性格
- お金に執着心がある人
それぞれ詳しくご紹介していきます。
ギャンブル好きな人
株式投資家に向いてない人の特徴1つ目は、株式投資をギャンブルだと思っていることです。
株式投資は利益が生じることもあれば損失が出てしまうこともあります。
しかし、株式投資はギャンブルとは異なり運だけで結果が決まることはありません。
株式投資とは、確かな知識と情報を持って取りくむことで、コツコツと着実に資金を積み上げるものです。
対策をすることである程度のリスクは低減できますし、銘柄の選び方によってはローリスクハイリターンも可能になります。
つまり、株式投資は勉強と情報収集をすることで、成功に確実に近づけるのです。
しかし、失敗する人は株式投資をギャンブルだととらえてしまっているので、感情で動いてしまい必要以上にハイリスクな行動をとってしまうことが多いです。
情報を鵜呑みにしやすい人
株式投資家に向いてない人の特徴2つ目は、ニュースや他人の情報を鵜呑みにすることです。
株式投資は株価の予測をして投資する銘柄を決めるため、情報収集はとても大切な作業です。
しかし、だからと言って流れてきたニュースや情報を鵜呑みにするのは絶対にやめましょう。
特にネット上の情報や口コミは誰でも発信者になれるため、信ぴょう性に欠けるものが多くあります。
情報収集をする際には、情報元を確認したり自分の知識と照らし合わせ、吟味してから取り入れるようにしましょう。
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感情的になりやすい性格の人
株式投資家に向いてない人の特徴3つ目は、感情的になりやすい性格の人です。
株式投資でいつも必ず勝つことはまずありません。
例えば保有している銘柄の株価が下がってしまったときに我慢できずすぐに売却したり、上がり始めたら買い戻したり…といった具合に頻繁に売買をする人は売買手数料がかさんでしまい、大きく儲けることは難しいです。
また、感情的になりやすいということは、なんども言っていますが、冷静な判断ができないということです。
そのため、常に冷静に市場を見極める器がない人は株式投資家には向いていません。
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お金に執着心がある人(経済的に余裕がない人)
株式投資家に向いてない人の特徴4つ目は、お金に執着心がある人です。
意外に思うかもしれませんが、お金に対して執着心がある人も投資家には向いていません。
また、ほぼ同じですが経済的に余裕がない人も株式投資家にならないほうがよいでしょう。
そもそも投資とは、今すぐにお金が入ってくるというものではありません。
むしろ、何年後・何十年後に向けてコツコツと資産を積み上げていくものなのです。
たとえ投資がうまくいって収入が増えたとしても、それを元手に次なる運用方法を考えていかなければならないのです。
そのため「お金がほしいから投資をやる」という考え方の方は不向きであると言えるでしょう。
また、もし資金がすべてなくなってもある程度は暮らしていける経済的余裕がない方も、冷静な判断ができなくなってしまうので、やめたほうがいいです。
株式投資に向いていても会社を辞めるのは危険
株式投資のために会社を辞めることのリスクや注意点、株式投資に向いている人の特徴について解説しました。
会社を辞めて株式投資をどうしてもはいじめたいという人は、必ず家族の同意を得て、リスクの大きい投資法には慎重になりましょう。
また会社を辞める前に住宅ローンを完済しておくなど、出来る限りリスクを減らしてから望むようにしてください。