日本の株式には配当利回りの他に株主優待という制度があります。
株主優待は権利確定日までに一定数の株を保有していると、投資している会社の商品やサービスをお得に利用できる特典を受け取ることができます。
しかし投資初心者の中で「権利確定日までに株を購入したのに優待特典がこない!」と焦っている人たちが居ます。
今回は株主優待がいつ届くのかについて詳しく説明します。
株主優待は会社側が提供しているものなので条件が多少異なりますが、大枠は大体同じ内容となっています。
株主優待目的で株を購入したけど優待内容が送られてこないと困っている人や、これから投資を始める人は参考にしてください。
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株主優待は権利確定日から約2~3ヶ月後に届く
株主優待は一般的に権利確定日から約2~3ヶ月後に届きます。
権利確定日は配当金や株主優待を取得する人たちを株主名簿に記載されていることが確定する日で、権利確定日までに規定の株数を保有していないと株主優待を受け取ることができません。
株主優待は権利確定日の2営業日前にある、権利付最終日までに株を購入する必要があるので注意しましょう。
株式投資初心者がよく間違える認識ですが、権利確定日に株主優待は受け取ることができません。
受取れる株主達を確定する日なので、実際に株主優待が送られてくるのは2~3ヶ月後になります。
各企業によって異なるので事前に公式サイトでチェックしよう
権利確定日から2~3ヶ月後といっても「もっと細かく知りたい!」という人がいますよね。
株主優待の発送は提供している企業によって制度が異なる為、一概に「○月○日に到着」と明記することはできません。
よって自分の受け取る予定の株主優待がいつ届くのか詳細を知りたい人は投資している企業の公式サイトを見ることをおすすめします。
公式サイトの株主優待に関する情報を開くと、株主優待発送日が書かれているので事前に把握しておきましょう。
発送日が詳しく書かれていない場合は、企業に直接お問い合わせすることができるので聞いてみましょう。
優待内容によって自分で商品を選ぶ必要があるので届くのに時間がかかる場合がある
株主優待が権利確定日から2~3ヶ月後に届くといっても、商品を自分で選ぶ形の株主優待はカタログや書類が届いてから返信する必要があります。
商品を選択してもらう場合、3ヶ月よりもっと時間がかかる場合があるので注意しましょう。
企業によって対応は異なりますが、商品選択制は返信期日があります。
期日を過ぎてしまうと株主優待を受け取れない場合もあるので、充分期日には気をつけてなるべく早めに返信しましょう。
株主優待の条件を満たしているのに届かない場合は直接お問い合わせしよう
権利確定日から2~3ヶ月経っても届いていないという人は、取引履歴や株主優待の条件を再度確認しましょう。
権利確定日までに株を購入していなかったり株の保有数が規定数より少なかったりすると対象から外れています。
全て確認して対象者であるのにも関わらず送られていない場合は企業側に問題がある可能性があります。
直前に引っ越しなどをして住所変更をおこなっていなくて届かないケースもあるので、時間が経っても届かないという人は直接企業にお問い合わせしましょう。
株主優待が届かない!貰いそこねてしまう事例
株主優待は企業側が提示している条件を権利確定日までに満たしていれば貰うことができます。
しかし実際に投資している人たちの中には「株主優待が届いていない!」・「株主優待を貰いそこねた」という人たちがいます。
これから株主優待が届かない原因と貰いそこねた事例を紹介するので、株主優待目的で投資を始めようという人は同じような間違えをしないように気をつけましょう。
購入銘柄を間違えている
株主優待目的で投資をはじめて、届いてきた株主優待が思っていたのと違っていた事例があります。
上記のような事例は、投資者が購入した銘柄が間違っていることが原因です。
日本企業の名前は似ている企業名が多数存在しているので、注意する必要があります。
例えば、飲料の製造販売がメインのダイドードリンクとアパレル企業のダイドーリミテッドは「ダイドー」が付いている企業なので見間違えてしまう人がいます。
株価状況や、業績・売上高などの情報をみて購入すると間違えにくくなりますが単純に購入してみようと気軽に取引すると間違えてしまいます。
他にも同じような企業名はあるので、株主優待目的で投資するときは銘柄を間違え無いように事前確認をしっかりおこないましょう。
保有株数を満たしていない
一般的にどの企業も100株単位で株を保有することが可能で、株主優待も100株以上の保有から提供しています。
しかし中には300株~500株~1000株~といった優待制度の内容が違う場合もあります。
投資した企業の株主優待が100株以上からの株主優待をおこなっていない場合、100株保有でも株主優待を受け取ることができないので注意しましょう。
選択制の株主優待で期日までに返信していない
株主優待には商品カタログや自社製品を選択できる株主優待があります。
権利確定日から2~3ヶ月後に選択する書類やカタログが提供されるので返信する必要があるのですが、期日までに返信しないと送られてきません。
まだ時間があると思って放置しておくと、気づけば期日が過ぎてしまったという人もいるので注意する必要があります。
各企業によって対応が異なりますが、期日までに返信を忘れてしまった人は企業が選んだ商品を提供する制度もあります。
返信しないと受け取れない株主優待は、忘れてしまうと株主優待を受けられない可能性が高くなるので充分期日に気をつけましょう。
株主優待が廃止されていた
企業情報をしっかり見ておらず、株主優待が廃止されている銘柄を購入してしまう事例があります。
特に投資初心者に多い事例なので、これから投資を始めるという人は最新の企業情報を事前に確認しておきましょう。
株主優待は毎年必ず貰えるものではなく、企業が廃止してしまうと受け取ることができません。
他にも改悪や改善といった優待内容を変更することがあるので随時チェックしておくことをおすすめします。
はせがわ(8230)の株主優待が廃止決定!復活する可能性や変更された配当利回りを解説
欲しい株主優待をしっかり受け取る方法
自分が欲しいとおもっている株主優待を安心して受け取る方法を紹介します。
上記のような間違えを頻繁に起こしてしまうと、株主優待でお得になっているのでお得感が減ってしまいます。
間違えた商品を受け取ったり受け取り損ねたりしないように、投資するときは慎重に売買判断を下しましょう。
事前に優待情報をチェックしよう
株主優待の情報は、優待内容を見るだけでなく権利確定日や優待状況・銘柄名を見ておきましょう。
株主優待の内容で投資するか決めることは良いことですが、その他の情報も株主優待目的で投資する上で重要になってきます。
安心して株主優待を期日通りに受け取る為にも、会社が提供している優待情報はしっかり隅々までチェックしておきましょう。
権利確定日ギリギリではなく余裕を持って早めに保有しよう
権利確定日ギリギリに購入しても間に合っている場合は株主優待を受け取ることができますが、万が一忘れてしまった場合は権利確定日を過ぎてしまいます。
株価変動の状況によって売買は判断する必要がありますが、なるべく時間に余裕をもって購入することをおすすめします。
場合によっては継続保有で株主優待が貰える制度を提供しているところもあります。
長期期間取引が必要なケースもあるので、株を購入するときは余裕をもって行動しましょう。
商品カタログなどの選択制の株主優待は届いた日に返信しよう
商品カタログや自社商品選択といった企業に書類を送る必要のある株主優待は、書類やカタログが届いた即日に返信できるようにしておきましょう。
期日までに間に合えば株主優待を受け取ることは可能ですが、焦ってしまったり忘れてしまったりしてしまいます。
権利確定日後に選択制の株主優待が送られてきた時は即座に対応できるような状態にしておきましょう。
株主優待は権利確定日に条件を満たしていれば約2~3ヶ月後に到着する
株主優待は権利確定日に条件を満たしていれば約2~3ヶ月後に到着することがわかりました。
条件を満たしていない場合は、株主優待は届かないので投資する時に条件をしっかり確認しておきましょう。
企業名の読み間違えや保有数の不足は、間違ってしまうと精神的に萎えてしまいます。
生活面において非常に助かる商品を手に入れられる制度なので、個人のミスで勿体ない状況を作らないようにしましょう。
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