投資家の中には、株主優待や分配金を糧に株式投資を中心にした資産運用を行っている方がいます。
その中には、IPO (新規公開株)で高利益獲得のチャンスを窺っている方もいます。
IPO (新規公開株)は、今後の経済成長に期待できる企業が発行している株式の購入ができ、そこに資産を投じることで大きな利益が得られるという利点から多くの投資家から高い人気を得ています。
そこで今回は、2022年・2021年にIPO上場を果たした企業の紹介と、IPO投資の仕組み、資産運用として活用する魅力を詳しく解説します。
【2022年最新】おすすめのIPO 証券会社ランキング|IPO取扱件数・主幹事数・抽選方法を徹底比較
【2024年10月最新】
- 楽天ポイントがお得に貯まる!
- 新規口座数NO.1!
- 低コスパでお得に運用!
【2022年・2021年】IPO・新規上場した企業を紹介!
ここからは、2021年~2022年に上場した注目企業が発行している公開株数と公募株数の紹介と合わせて、サービス内容や今後の事業展開を紹介します。
株式会社クルーバー
株式会社クルーバーは、自動車やバイク関連事業に特化した求人サイトの運営、自動車用品・バイク用品の買取・販売業務などのシステム開発、グループ会社のwebサイト・アプリ制作などを行う企業です。
グループ企業にはカー&バイク用品のリユース専門店である「アップガレージ」、ITプラットフォームの提供によるカー&バイク用品の卸売販売を行う「ネクサスジャパン」があります。
人材支援サービスは掲載求人数が2万5000件以上、掲載企業数が1万2000社以上を誇っており、各事業から自動車関連業界の発展に貢献しています。
2021年12月に上場し、今後自動車やバイクに関連する事業で発展していくことが期待できる企業です。
今回は株式会社クルーバーにインタビューしてみたので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
株式会社クルーバーにインタビューしてみた!(2021年新規IPO・上場企業)
株式会社eWeLL
株式会社eWeLLは、在宅医療を担う訪問看護ステーションへ記録書類作成など日々の業務全般を支援するツール”訪問看護専用電子カルテiBow”等を提供している会社で、事務管理業務の代行サービスもおこなっています。
- 使う人の役割によって自分好みに操作画面をカスタマイズできる
- 電話対応などの細かい情報までしっかり記録し、スタッフ間でリアルタイムに共有できる
- 記録書が実績に完全連動しているので、自動的にレセプト(保険請求)書類を作成できる
2022年9月に上場し、今後も新しいサービスを展開していく予定で成長に期待できる企業です。
今回は株式会社eWeLLにインタビューしてみたので、興味がある人はチェックしてみてください!
株式会社eWeLLにインタビューしてみた!(2022年新規IPO・上場企業)
株式会社GladCube(グラッドキューブ)
株式会社GladCube(グラッドキューブ)は2022年9月28日に上場した企業です。
主な事業は、ウェブサイト解析・改善SiTest(サイテスト)等を提供するSaaS事業やマーケティングソリューション事業・スポーツデータ解析データを提供するSPAIA事業を展開しています。
サービス内容の強みや企業目標についてインタビューしたので、是非見てみてください。
株式会社GladCube(グラッドキューブ)にインタビューしてみた!(2022年新規IPO・上場企業)
株式会社マイクロアド
株式会社マイクロアドは、データ分析活用のマーケティング支援を展開している会社で、屋内外サイネージ広告配信や広告代理コンサルなども積極的に行っています。
- データプロダクト事業…消費行動データを分析してマーケティング支援を行う
- コンサルティング事業…他社製品を扱った販売代理店ビジネス
2022年6月に上場を果たし、今後も成長期待のある企業なので要チェックです。
株式会社マイクロアドは、2022年12月14日から26日まで開催されるモーニングスター主催「第10回個人投資家向けオンラインIRフェア」に参加しています。
事業説明および経済アナリスト馬渕磨理子氏と渡辺社長との対談が配信されますので、こちらも要チェックです。
詳細はコチラ!
今回は株式会社マイクロアドにインタビューしてみたので、興味がある人はチェックしてみてください!
株式会社マイクロアドにインタビューしてみた!(2022年新規IPO・上場企業)
株式会社property technologies
2022年12月から申込受付を行う株式会社property technologies(プロパティ・テクノロジーズ)が発行する「property technologies(プロパティ テクノロジーズ)(5527)」という銘柄です。
株式を発行している株式会社property technologiesは、不動産業を営んでおり、プラットフォームの「KAITRY」を通じて中古住宅の買取、リノベーション済み中古住宅・戸館住宅の販売をメインに行っています。
株式会社サイフューズ
11月24日から申し込みを開始する株式会社サイフューズが発行する「サイフューズ(4892)」という銘柄です。
株式を発行している株式会社サイフューズは、医薬品製造に力を入れている企業で、再生医療、再生製品、デバイスの3つの柱を軸とした独自の基盤技術を築く気あげて多面的な事業展開を行っています。
その中でも、サイフューズは現在、「革新的なバイオ3Dプリンティング技術の実用化を通じて医療の飛躍的な進歩に貢献」という理念に基づいて、3つの事業展開に力を入れています。
- 再生医療領域における、再生医療等製品の開発、細胞製品の開発・販売
- 創薬支援領域における、研究用細胞製品の受託や新たな臓器モデルなどの細胞製品の開発・販売
- デバイス領域における、バイオ3Dプリンタ等のデバイス機器の開発・販売及び細胞製品開発に必要となる技術応用や新技術開発等
今後はデバイス領域のバイオ3Dプリンタ技術の発達に加えて、細胞の加工技術、培養プロセスの無人化の馬術発達に合わせて、周辺産業との連携に力を入れて一体的な発展を目指しています。
ウェルプレイド・ライゼスト株式会社
ウェルプレイド・ライゼスト株式会社が発行する「ウェルプレイド・ライゼスト(9565)」という銘柄です。
株式を発行しているウェルプレイド・ライゼスト株式会社は、若年層を中心に高い注目を浴びているeスポーツの総合商社です。
主にPCやモバイル、コンソールなど、あらゆるプラットフォームに対応したイベントの企画や運営、現役で活躍されているプロゲーマーやケーム実況者のマネジメントなど、幅広い分野で活躍しています。
東京証券取引所への新規上場後は、以下のサービスを主体にeスポーツ市場の発展を目指しています。
- eスポーツイベントの企画・運営といった受託を行うクライアントワークサービス
- eスポーツ選手やクリエイターに関わるサービス展開を行うパートナーソリューションサービス
- eスポーツを通じた事業開発や市場開拓を行うビジネスデザインサービス
tripla株式会社
tripla(トリプラ)株式会社が発行している「tripla(株)(5136)」です。
株式を発行しているtripla株式会社は、独自開発したAIエンジンを搭載した「AIチャットボイス」を活用した公式サイト予約システム「tripla Book」、AIチャットボットシステム「tripla Bot」等の提供を中心に行っています。
従来の宿泊予約は、電話で施設担当者とやり取りして予約を取る方法と、公式サイトから個人情報を入力して予約を取る方法が主流でした。
しかし、「triplaチャットボットサービス」や「SaaS型の宿泊施設の予約サービス」を導入した宿泊施設からは、「施設利用予約者数が上昇した」や「使い勝手がいいシステム設計をしている」など、好評の声を頂いています。
更なる発展と貢献を遂げるため、今後も「tripla Book」を中心にした「tripla Bot」、「tripla Connect」などの提供と合わせて、宿泊業界のDX化に貢献していきます。
IPO投資とは
前節で2022年に新規上場を果たした企業の事業内容等を紹介してきました。
ここからは、IPO投資がどのような投資方法なのかを解説します。
IPO投資の仕組み
IPO投資の「IPO」とは、「Initial Public Offering」の頭文字をとった略語で、直訳で、「証券取引所に新規上場すること」を意味します。
つまり、IPO投資とは、証券取引所に新規上場した企業が発行する株式の購入・売却ができる取引方法ということです。
新規発行された株式の初値は購入者の購入額に応じて、常時上昇をし続けていきます。
初値が公募価格を上回れば、高利益獲得ができるという特徴から、株式投資を中心に起こっている投資家から高い人気と支持を得ています。
しかし、IPO投資はその人気の高さゆえ、通常販売はしておらず、各証券会社が執り行う抽選会に参加し、見事抽選会に当選しなければ株式の購入ができません。
IPO投資を始めには、抽選会に参加して当選することが絶対です。
IPOとは?おすすめネット証券の紹介や2021年に上場(IPO)した企業にインタビュー
IPOの魅力
新規上場株式の抽選会に参加して、見事当選すれば、誰にでも高利益獲得のチャンスが巡ってくるIPO投資には、利益獲得以外にも多大なる魅力があります。
- 初心者でも利益を出やすい
- 高成長企業に投資ができる
- 取引手数料が無料
初心者でも利益を出やすい
IPO投資で購入ができる新規銘柄の初値は、当初予想していた公募価格を大きく上回るケースが多く、一般的な株式投資で購入する株式よりも、利益獲得のチャンスが大きいです。
つまり、投資経験が浅い投資初心者でもIPO抽選会に参加して当選すれば、経験実績を問わず、高利益獲得のチャンスが巡ってくるということです。
昨年2021年度のIPO投資では、125社中104社の初値が公募価格を上回ったという記録があります。
このような結果になるのは、ブックビルディングが比較的抑えた価格で実施されていることと、既存株主と上場前の公募・売出で株を購入した人以外でその銘柄を持っている人がいないことの2点が絡んでいます。
高成長企業に投資ができる
日本国内には、一定規模と利益成長を有した企業が多く存在しますが、主幹事証券会社が設けた審査で上場基準を大きく上回る企業は少なく、そのラインを超えた企業しか上場ができません。
つまり、IPO投資ができる企業とは、継続的な高成長が見込める企業であるここと、ガバナンスや社内体制が整っている企業ということです。
取引手数料が無料
通常の株式投資で個別銘柄を購入した場合、購入毎に別途手数料が発生します。
IPO投資で購入する銘柄でも購入時に手数料が発生すると思う方もいますが、IPOで購入する銘柄の買い付け手数料は基本無料となっています。
つまり、買付コストをかけることなく、公募価格を買付手数料の代わりに支払うことでIPO投資が始められます。
IPO投資の抽選会に積極的に参加してみよう!
ここまで、2022年にIPO上場を果たした企業の紹介と、IPO投資の仕組み、資産運用として活用する魅力を詳しく解説してきました。
IPO投資は、通常の株式投資で利益を得るよりも短期間で利益獲得ができる特徴から投資経験が浅い投資初心者でも利益獲得のチャンスが得られます。
とはいえ、IPO投資に挑戦するには、各証券会社が実施する中選管委に参加するところから始めなければなりません。
抽選会は、投資実績を問わず、完全平等の元で当落を出しています。
IPO投資に興味がある方は、ぜひ、抽選会に参加してチャンスをものにしましょう。